北野武監督がモスクワ映画祭で功労賞

2008年06月20日 | Weblog
産経ニュースによりますと、次のように出ています。
「第30回モスクワ国際映画祭が19日に開幕し、日本の北野武監督に映画界への貢献をたたえる「特別功労賞」が贈られた。授賞式で組織委員長のニキータ・ミハルコフ監督は「(北野氏は)その心を揺さぶる文化の息吹を世界映画にもたらした」と功績を称賛。北野監督は、自身が学生時代からドストエフスキーやソルジェニーツィンらのロシア文学に親しんできたことを紹介し、「賞に値するよう頑張りたい」と述べた」
コメディアン・ビートたけしとしての活躍もさることながら、映画監督として世界に認められていることは、素晴らしいですね。
私は、雑誌「フライデー」に抗議して、出版社に乗り込んだときのイメージが印象的で、世界に認められた一流映画監督として「名士」の仲間入りしている姿とはどうも重ならないのですが、実際は非常に人に対する細かな配慮、優しさのある人だといいます。
以前、と申しましても1年か1年半前くらいですが、新聞にある記事が出ていました。それは、北野監督のお兄さん、北野大氏の自宅にある仏壇について取りあげられていました。
仏壇というより、その上の方に換気扇をつけているという写真です。その写真を見ましたら、何と佛立第四世講有・日教上人の御本尊が奉安されていました。
時間差があり、分かりにくいものですが教育やしつけ、身体の鍛練、精神的な鍛錬、信仰など、その効果は遅れてやってきます。親が筋の通った教育方針を以て子どもを育て、また、真っ当なご信心をして孜々営々と功徳を積んでおきますと、やがてめぐりめぐって果報と繁栄を子孫にもたらすということがあります。
もちろん、中心は本人で、本人がだらしなくては話になりませんが。
しかし、成功した人というのは、本人の努力以上に、何かに後押しをされたようだったとか、幸運がめぐってきてとか、時のめぐり合わせとか、ある人との出会いがあってとか、プラスαの力、不思議な縁によって今日を築いたという例が多いのです。
これを仏教では、増上縁といいますが、その家の信仰とか精神的なものの影響が大きいですね。家の中心に、仏壇(私たちは「御戒壇・ごかいだん」と言っています)を据えて、御本尊を奉安することはもっとも大事で、風水、風水と騒ぐ人がありますが、それどころじゃありません。狐や狸などの類を拝むなどもってのほかで、正しい御本尊の安置が何より大切です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする