どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

ひそねとまそたん、プレスコの意義が感じ取れた第4話

2018年05月04日 19時50分00秒 | アニメ
長年実写映画をやってきただけあって、役者の芝居を大切にしたい...作品の総監督をつとめる樋口真嗣さん。

こちらから強くお願いしたのは、収録はプレスコでやらせてほしいということ。これは絵のない状態で先にお芝居してもらって、あとから作画する現場にはすごく負担のかかるやり方なんですが、ボンズさんの底力を信じてお願いさせていただきました(笑)<<中略>>先に絵を上げてしまうと、声優さんがへんに可愛く演じてしまうと思ったわけです。こういう微妙な人物を演じるケースでは、映像で役者の芝居を縛ることをいちばんやっちゃいけない。目の前にビジュアルがあると、役者って大胆な演技ができなくなるんですよ。(TVBros. 6月号インタビューより抜粋)

プレスコというと印象深い作品は高畑勲監督作品「おもひでぽろぽろ」ですね。

10分33秒あたりで、主演の今井美樹さんと柳葉敏郎さんの収録の様子が写されています。

2人の掛け合いはアニメ作品の収録という感じが全くなくて、普段のお芝居そのままという雰囲気です。役者の感情表現やアドリブを活かして、それをベースに絵を起こしていく...手間も時間もコストも非常にかかる作業ですが、実写畑の樋口さんとしては自分が本腰入れてアニメ作品作るならと、そこにコダワリたかったポイントでもあるんでしょうね(^_^)...しかし映画作品ならともかく、TVアニメでよく実現できたものだと思います(^_^;


主人公・甘粕ひそねを演じている久野美咲さんの暴走気味な台詞まわしや、曽々田指令のマッタリ感、幾島さんのセクスィーっぷりで、プレスコの特性を感じとってはいましたが、今週放映の第4話に初登場のキャラでさらにその面白みが強くなっていました(^_^)

特にこの2人が良い感じ(^_^)

日登美真弓役の名塚佳織さん。ホンワカふっくら感のある中で、時折激昂する様に心震えました...。


そして絹番莉々子役の新井里美さん。

物凄いローテンションボイスで、ネガティブっぷりがハンパないのですが...。

いきなり赤塚調ギャグをかましたりして、油断ならないキャラですね(^_^;

普段...というか他作品での声の張り方が生々しくて、いわゆるアニメ声とはまるで違う感じだし、かなりアドリブも効かせていて役者の表現力が発揮されていると感じました。あまり変化を感じない人もいますけど、今後の展開で面白い芝居を見せ(聴かせ)てくれるのではないかと期待です(*^o^*)




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