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どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

いだてん、最高すぎて...。

2020年01月30日 20時17分00秒 | TV
本日、Twitter公式アカウントも幕となりました。

本当に素晴らしい大河ドラマでした...気持ちというか余韻が強すぎて、年を越しても引き摺ってます...(´д`)

あまりにも最高すぎたなと...新しく始まった「麒麟がくる」見ても退屈に感じて盛り上がらないという...なんだか古いフォーマットに引き戻されたみたいな感覚でね(^_^;

主人公、主に前半の朴訥な金栗四三、そして後半の狂気の塊・田畑政治...明治・大正・昭和と時代の変遷と移行の描写もスムーズでしたし、折々に登場する選手達の造形もよかった...何度も涙しました。

昭和の戦争も逃げずに取り込み、神宮競技場の学徒出陣も今までのない描き込みをしていたと思います。

ストーリーテラーとしての志ん生の扱いもバランス良かった...最終回に全ての伏線が東京オリンピックに集約され、完璧なドラマ構成を成し...群像劇としても申し分なく見事としか言いようがないです(*^o^*)

こんなに素晴らしいドラマだったのに...年間通じて視聴率は最低レベルだったと...対して「麒麟がくる」で最高レベル...戦国・幕末しか許さない空気感でバリバリですね(^_^;...こうなると今後明治以降の時代を描くドラマは望み薄なんでしょう...残念な気持ちでいっぱいです(×_×)

あぁ...でもそんなの関係ない...今は只ひたすら恋しくてしょうがないのです...(´д`)



いだてん、群像劇ゆえの辛さなのか...。

2019年11月08日 22時50分00秒 | TV
たしかに前回の冒頭に表記された説明文は重くて嫌〜な感じがしましたね...。

キャストが俳優のみならず、ミュージシャンなどのアーティスト系だったり、お笑い芸人系の人だったり多種多様ってこともあるんですが、ピエール瀧に続けて二度目の不祥事案件...不運ですよねぇ(´д`)

個人的には本人の問題と仕事の結果である映像は切り分けて良いと思うし、見ていて不快に思うことは無い(どんな事件を起こしたことによりますけどねぇ...)。

逆に削除された1分ってどんなんだったのか気になって、見たくてしかない気持ちですわ(^_^;

記事にあるとおり、まーちゃんの台詞そのまま「カットしなくて良いじゃんねぇ!?」ですよ。



朝ドラ、週6本から5本へ

2019年07月31日 20時50分00秒 | TV
今期のドラマはアニメーション業界の黎明期からを描いていて、珍しく1話欠かさず見ております(^_^)

見ていて思うのは若干間延び感があり、もうちょっとギュッと縮めても良いかなと。

制作側も努力を重ねて体制維持効率化を図っているのは感じて時に感心するんだけど、記事にもある様にエピソードが多岐にわたって、何でこの話を引っ張るの?と多々感じるんですよね(^_^;

1話あたり実質11〜12分、6話で65分程度...民放などの週1ドラマって実質45分程度だから、明らかに尺が長すぎなんですよね。こう考えると2話分削っても同じくらいの尺なワケで...。

それくらいで充分だよなぁと、日々視聴して実感してます。







セロ弾きのゴーシュ、「水」の秘密

2019年07月23日 20時10分00秒 | TV
なみきさんのTweetを見て、先週末放送の「スイッチインタビュー達人達」を視聴。


私にとってはお初なお二人の対談だったのですが、とても面白かったです。

中村さん(御年83歳!とても若々しく一回り下でも充分通用する感じで驚きました(^_^))は宮澤賢治がお好きということで、ご自分で「セロ弾きのゴーシュ」の演劇を企画して出演までされたという熱い方です。

生命学という見地から作品を捉え、その独特な着目点である「水」についてのお話しが印象に残りました。







ゴーシュは動物たち含め「自然」と調和・コミュニケーションするために(無自覚ではあるものの)一種のスイッチの役割として「水」を飲んでいるという解釈。

高畑勲版においても柄杓でガブガブ飲むシーンがありますが、原作を見返すとラストシーンに至るまで4回ほど繰り返しています。

「水」には浄化の意味があり、「自然」を象徴するものですし、確かに!なるほどなぁと(^_^)

生物学的に...そのルーツを辿る研究もなされているようですが、その志向がどこか...先日映画で観た「海獣の子供」とそこかで繋がっている感じもして、宮澤賢治の世界の深淵に触れた思いがしましたね...良い番組でした(^_^)



水缶

2019年07月13日 16時31分00秒 | TV
今年5月、95歳で亡くなった京マチ子さんが「徹子の部屋」に生前(24年前)出演されていた時の映像なのですが...。

戦前からの物で遺してあるのはコレだけ...として紹介されたもの。「すいかん」と読むのだそうです。





使い方は字幕の通りみたいで、セルロイド製。割れたり凹んだりしやすい脆い素材ですが、そんな感じは見当たらない...かなり大切にされているようですね。

話しを聞いていた徹子さんもご存じないようで、戦前世代までの人にしか知られていないものなのか...花柳界に生まれ育った母に聞いても知らないと。

ん?...ひょっとして...と、唯一の小津作品出演の「浮草」に映ってないかなと...小津さん好みの赤いものだし(^_^)

旅芸人の話しですので、楽屋で化粧するシーンがいくつかあるのですが、それらしいのは見当たらない...唯一コレ?というのが画面左下の赤くて平べったいもの。

明らかに京さん私物とは別ものだし、コレを使って化粧する仕草もないのでなんとも言えず...。

白粉をハケでポンポン塗りつけているカットはあるけど、その手の先に水缶があったのかな?...と想像するしかありませんが(^_^;

検索しても...それっぽいものは見当たらない...戦前・戦後の境目で消えてしまった物なんでしょうね。



いだてん、相変わらずなのか〜(´・ω・`)

2019年07月05日 20時07分00秒 | TV
視聴率の折れ線グラフを見れば確かに右肩下がり...。

金栗四三編とも言える前半終了、震災復興後の運動会であんなに盛り上がって、現代に向けてのメッセージ性も多く含んでいて最高のフィナーレにも関わらず...届いていないとは。

まぁ確かに、記事見出しにあるとおり「歴史好きよりドラマ好き」に受け入れられているとは感じるけど、私は寧ろ前者なのだけれどな。

それでもねぇ...毎年毎タイトルは幕末・戦国の繰り返しってどうよ?と感じてて、近現代を舞台にするという新味だけでも、やっとこのスパイラルから抜け出るのかと嬉しかったんだけどな。

今の時代、趣味趣向も多用だし、いわゆる「時代劇」をどうやったとしても視聴率歴代ベスト3が遺した3〜4割の領域に届くとは思えない。

そのクオリティも扱う時代ももはや関係ないのではないかと感じます。

以前BSプレミアムで放送していた「坂の上の雲」だって本来は大河ドラマとして企画されていたというし、もっと近現代を描いて欲しい。

幕末・維新もあまりに遠く、今の世代にとって、かの時代との繋がりがかなり薄い...明治・大正・昭和の前期が空白状態に置かれすぎているんです。

その時代に真っ向から勝負に挑んだ製作陣に賞賛の気持ちで一杯なんですよ(*^o^*)

その「いだてん」、次回はトンデモナイ神回になりそうです。

1928年のオリンピック・アムステルダム大会に日本人女性として初めて選手として参加、メダルも獲得した人見絹枝さん。

彼女の役を俳優ではない菅原小春さんがとてもリアルに演じていて、素晴らしいんですが、7日(日)の第26回「明日なき暴走」はほぼ人見さんが主人公の1話にもなりそうですし、演出が映画監督の大根仁さんときて、コリャもうスピンアウトな独立した作品になりそうな気配!

大根さんご自身も熱弁しております(*^o^*)

食わず嫌いせず、敬遠していた方もこの機会に是非見てほしいと思います!!



いだてん、時代の繋がりを感じたシーン

2019年06月03日 21時39分00秒 | TV
あまりにも異色で、従来の大河ドラマらしからぬ内容で視聴者も困惑しているのか、視聴率も振るわないらしいですけど、私は毎回欠かさず大変楽しく見ております(*^o^*)

で昨日放送の第21回「櫻の園」で、ストーリーとは別に個人的に非常に興味深いシーンがありまして。

三島家の女給だった杉咲花さん演じるシマちゃんが、主人公金栗四三に出会うことで覚醒し、東京府女子師範学校の先生にまでなっちゃってるんですが(^_^;、彼女が結婚するってことになったんですね。

お相手は日本橋の百貨店社員...まぁ三越とかでしょうけど、大正デモクラシーの自由な気風で非常に理解のある人で、迷った挙げ句に結婚を決意すると。

で、その結婚式での記念撮影シーンでハッとなりました。

明らかに現在のウェディングドレスとは違いますよね。ストンとしたスカート丈も身近いワンピースで、こういうデザインのドレスがドラマや映画に出てくるのは非常に珍しいのではないでしょうか?

でも個人的に見覚えがあったんです。それがこの写真。

これは昭和初期のころ、祖父が船会社に勤務、米国シアトル支店に赴任していた時のもの。

とは言っても祖母の?とかではなく、写真の裏書きに「知人」とあるだけで、誰なのかは不明なのですが...。

でも...全体的な雰囲気がソックリでしょう!?(*^m^*)

恐らくドラマとは10年前後の違いはあると思うのですが、とても時代考証が行き届いているなぁと感心してしまいました。

ちょっとしたことなんですが、やはり大河ドラマのクオリティを再認識した次第です!



水戸黄門...

2019年05月26日 18時55分00秒 | TV
今は武田鉄矢さんが演じてるのかぁ...。

知らなかった。金八先生みたいな説教たれるキャラなのかしら(^_^;

武田さんと言えば彼が私淑とする坂本龍馬のイメージも重なりますが、黄門様とは反体制の立場となるワケで、ちょっと皮肉を感じるキャスティングですねw



ガンダム誕生秘話

2019年04月02日 22時18分00秒 | TV
NHK総合、50分枠のドキュメンタリー。

登場するのはいずれも濃ゆ〜い面々です(^_^;




コリャさながら「ガンダム者 ガンダムを創った男たち」のTV版じゃあないかと(*^o^*)

この本が出たのは2002年、放送から23年経ったところでの証言集。

そして2019年の今年でさらに17年に...。

その間に脚本チーフの星山さんが鬼籍に入ってしまわれたのが、非常に哀しく寂しいです。年に一度は黒澤明監督作「七人の侍」を観るのだというお話しも印象深い。

今回の番組は当時のアニメ業界の事情、ロボットアニメの立ち位置、スポンサーとの格闘、番組の途中打ち切り、安彦さんの病気降板...そして危機を乗り越えた上での映画化と物凄く劇的で、当事者のお話は迫るものがあって素晴らしい内容です。

ただ惜しいのは50分枠という尺の短さね...かなりの部分をカットされている、ホンの一部分、まるでダイジェストのような感じがしました。

これはBSスペシャル2時間枠で完全版を是非お願いしたい次第!

このパターン(地上波でコンパクトにやって、後日BSで再放送)、NHKさんはよくやる手なんで期待してますわ(*^o^*)



大河ドラマ、歴代作で好きなもの

2019年02月03日 19時25分00秒 | TV
基本一年を通じて歴史絵巻を綴る大河ドラマ...一作目「花の生涯」でスタートしたのは1963(昭和38)年...私が生まれた次の年か...。

老若男女で好みが変わると思うのですが、人気ランキング第一位は「篤姫」でしたか...個人的には途中で挫折した作品です(^_^;

ベスト10の中で初回から最終回までキッチリ見たのは第二位「真田丸」、第三位「独眼竜正宗」、第四位「龍馬伝」、第六位「八重の桜」、第七位「新撰組!」。

この中では「独眼竜正宗」と「龍馬伝」は素晴らしい作品だと思っています。両作とも主役が活き活きとしていたし、世界の片隅から中心に向かって行くダイナミックさとスリリングな展開が堪りませんでした(^_^)

ランキング外になりますが、個人的なベスト1は「獅子の時代」です。

山田太一さんによる明治維新の軋轢と矛盾を抉りっぷりが容赦なく、綺麗事を排して泥臭く描いて見せてくれた。劇伴も斬新で、宇崎竜童さんを起用しロックサウンドを前面に響かせたのも18歳の私に強いインパクトで刺さりました(*^o^*)

主役が維新の勝者側(薩摩)と敗者側(会津)の二人で、両側からの視点でバランス良く展開したのも良いところです。

そしてポイントはその主役二人が架空の人物だったこと...大河ドラマとしては異例なんですけど、もうちょっとそんな要素があっても良いんじゃないかなと思います。

最新作「いだてん」は明治以降の近代日本という点で面白い。戦国や幕末維新がシリーズのほとんどを閉めますが、もっと他の時代を描いていいと思うんです。要は脚本の視点と演出の展開さがキモになるワケですしね(^_^)