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どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

ウルトラマンの流れ

2022年07月30日 19時55分00秒 | TV
歩調を合わせるかのように、朝日新聞とNHKがそれぞれシリーズのランキングを含めた特集を。


まぁ新聞読者層は年齢層高いし、Q・マン・セブンは鉄板なんだろうなと。

昭和・平成・令和と時代を経るごとにエフェクトも進化して、映像もど派手になっていくのを実感したけど、そんなの見慣れた若い層に「シン・ウルトラマン」はどう写ったんだろうか...。

記事でインタビューに答える切通理作さんも仰るように、「シン・ウルトラマン」の鑑賞した小学生以下の子供らの感想CMを見て...あぁ...ウルトラマンは年寄りのものだけにしちゃイケナイなぁと実感させられた。



アップデート感ある大河ドラマ

2022年07月20日 19時55分00秒 | TV
「鎌倉殿の13人」を比較するように見ている。

「草燃える」は1979(昭和54)年か...高校生の頃なので、比較的しっかり見ていた印象。確かシリーズ初の試みとして、セリフは平易な現代語を使っていた。「父上」「兄上」を「お父様」「お兄様」みたいな感じ。

そのため親しみやすかったし、安達盛長を演じた武田鉄矢さんが熱血キャラだったのが印象深く記憶に残っている。同年開始の「金八先生」に繋がるイメージで、彼の個性はほぼこの年に確立されたと言っていいだろう。

北条政子を演じた岩下志麻さんも熱演、後に「極道の妻たち」に繋がる姐御的な迫力と怖さの源泉になった感も(^_^;

対して今回の「鎌倉殿の13人」はかなり親しみやすく、脚本・三谷幸喜さんの手腕も冴えて、毎回楽しみに視聴。

シリーズ前半の尺を使い、源家一族の興亡と、板東武者たちを丁寧に描き、後半主役となっていく13人それぞれのキャラがすっかり馴染んでいて、感情移入しやすい構成にしているのはお見事。

安達盛長はまるで優しい爺やとして頼朝に寄り添っているし、政子演じる小池栄子さんは最初どうかなぁ...と不安だったが、怖さを弱め、実弟・義時との間柄に温かいものを感じさせ、とても好感がもてている。

寧ろ、こんなに可愛いと感じさせる小池栄子さんは初めてかも(^_^)

物議を醸しつつ、退場あいなった大泉洋さん演じる源頼朝もとても良かった...存在感が大きく前半の主役でもあったので、後半のトーンは確実に変わっていく。

メフィラスのイメージが強くなった山本耕史さん演じる三浦義村もどんな風に動くのかも楽しみで、こんなにもワクワクした大河は初めてかも(*^o^*)

今回の大河はいろんな意味でアップデートしたなと感じている。



刑事ドラマと言えば

2022年07月09日 19時20分00秒 | TV
やはり圧倒的に「太陽にほえろ」になりますな。

松田優作さん演じるジーパンは凄くカッコ良かった(^_^)

再放送の後追いで見た萩原健一さんのマカロニも素晴らしい...黄金期はこの二人の出ていた時代だった。

二人の殉職シーンは今も焼き付いていて、脳内再生も容易に可能(*^o^*)

当時のプロデューサー岡田さんによれば、マカロニ殉職は萩原さんからの降板希望があったためだったと。

人気はあったのに役柄...というかドラマに出ていること自体に疑問だったようで、窮余の一策が殉職と新人の登場...以後これが本シリーズの特色となり、他の刑事ものと一線を画した要素に結びつく金鉱となったワケなんだなと。

「太陽にほえろ」には個人的な思い出があって...舞台の七曲署は通っていた高校の隣接地だったという(*^o^*)

そこは世田谷にある自衛隊の施設、知った時は新宿じゃなかったんかい!?とビックリした。

なので、撮影しているところを校舎から何度も目撃していたし、なんだか不思議な気持ちになったもんです(^_^;



みんな、間違うんです

2022年04月03日 16時55分00秒 | TV

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」劇中で...。

病床の雪衣が、安子と幼少期のるいへの悔恨を述べ詫びる...それに対するるいの言葉。

「みんな...みんな間違うんです...みんな」

脳が大きく知能が発達した人間だけが、その知恵ゆえに生物としての本来の役割から反れる行動ばかりしていく。

そこに正解はなく、時々の判断は間違うことばかりだ。

自分の人生だって...振り返れば、間違いだらけだったとも...。

そんな全てを包み込み諦念に満ちた素晴らしいセリフだと感じた。

 


予測不能エンターテインメントな歴史劇

2022年04月02日 21時21分00秒 | TV

毎回おもしろくて楽しい!こんな大河ドラマは初めてかも(^_^)

史実ドラマは実在の人物を事実に則してドラマを構築していくワケで、「予測不能」は矛盾する言葉なのだが、このドラマ「鎌倉殿の13人」は確かに文字通り、ビックリな展開の連続だ。

源頼朝の妾・亀の前なんかもその代表格だ。

演じているのはアクの強さで最近人気の女優・江口のりこさん。

同じテーマの過去作「草燃える」において、亀の存在は薄く、ちょっとしたエピソード扱いだったのだが、江口亀は物凄い存在感でドラマを動かしている(笑)

ほっといたら政子さえも凌駕しそうな勢いで、どうなっちゃうの??とワクワクが止まらないのだ(*^o^*)

 


カムカムエヴリバディに...。

2022年03月21日 18時56分00秒 | TV
小津安二郎のニオイがチョイチョイ感じられて。

稔・勇の兄弟は多くの小津作品に登場する子どもの名前。

そして、ジョーのライバル、トミー北沢は

なんと富夫だ(*^o^*)

こりゃ青木富夫からでしょ。これもまた子どもの名前だし。

そう言われてみれば、彼の雰囲気は突貫小僧っぽいね(*^o^*)

脚本の藤本有紀さん、小津ファンとみた\(^o^)/



大河大河ドラマのナレーション

2022年02月15日 20時05分00秒 | TV
今期の「鎌倉殿の13人」の脚本担当もしている三谷幸喜さんもコラムで取り上げているが、

別の意味で苦手だ。

朝ドラなんかもそうなのだが、特にNHKは局アナを起用する場合が多い。

これがなんだか興をそいでしまうのだ...「これはNHKが仕切っているのだぞ」と押しつけられている感じがしてね。

「鎌倉殿の13人」は俳優・長澤まさみさんを起用していて、これがとても良い(^_^)

オープニング(これ自体も尺が短くなってとても良い!)の締め部分で簡潔に。

抑揚を抑えた淡々とした口調がとても心地良い...それだけに壮大な物語が進行しているのだなと、見ているこちら側をフォローしてくれている。

三谷さんもコラム文中で例に上げている「坂の上の雲」での渡辺謙さんの力感を伴ったナレーションも好きだ(^_^)

つくづくナレーションというのは地味な存在だが、作品の下地なのだなぁと思う。



カムカムエヴリバディ、ひなた編

2022年02月13日 19時58分00秒 | TV
三代目の時代は自分の若い頃と重なるので、小ネタについつい引っかかってしまう(^_^;

「WALKING MEN」ね(笑)

初代機発売は1979(昭和54)年7月なので、ひなたが店先でジーッと見つめているのはその辺りなのかと。

高校生だった私にとっても3万円は厳しく、ようやく買えたのは「WM-2」1981(昭和56)年でしたね。

通学とかで好きな音楽をBGMに歩くと、見慣れた風景が別世界に感じたものだった。

それだけ大きなインパクトがある商品だったなと。



カムカムエヴリバディ、ひなた編は...。

2022年02月08日 20時10分00秒 | TV
今のところ昭和あるあるオンパレード、3歳違いの自分としてはニヤリとさせられることも多いのですが...。

ネタ元は木スペあたりかなって感じの雰囲気ですが、こんなしょ〜もない計算はやったし

40代まで届かないうちに...って99年まで何とな〜く思い続けていたもんです(^_^;

今回のドラマ内では土曜日の「8時だよ!全員集合」、日曜日の「サザエさん」「母をたずねて三千里」など、音声のみではあるものの他局番組をクロスオーバーしてて、やるじゃんNHKと(^_^)

これで「笑点」もやれば完璧だけど、お笑い番組は関西でやってなかったのかな?



昭和の勢い感じるドラマ作り

2022年01月15日 21時00分00秒 | TV
「マー姉ちゃん」を毎回欠かさず見ています(^_^)

長谷川町子さんの師匠でもある田河水泡師...時折あらわれては含蓄のある良い言葉を遺していて感動...個人的に編集版まで作っているという...(^_^)

並行して朝ドラ最新作「カムカムエヴリバディ」も見てますが、今のドラマ作りと随分違って、すごくライブ感があるなと...。

長く朝ドラ制作に携わってきた土屋勝裕・編成センター副部長は「丁寧に撮り、労働時間にも気を配る今と比べ、当時は朝から深夜まで現場スタッフが走り回り、勢いのまま撮影していた。そのパワーが画面からあふれていますね」と話す。
なるほど、確かにそんな雰囲気が伝わってくる。

キャストも少々セリフを噛むくらいじゃ取り直しもせず、そのまま使ってたりするんですよね(^_^;

なんだか舞台劇を生で見ているようなライブ感があるんです。

悪く言えば雑なんだけど、良い味出ているなぁと毎回そういうのも込みで楽しんでます(*^o^*)