80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

三浦しをん著「まほろ駅前多田便利軒」を読みました

2010年10月22日 | 本の情報
私は読む本を選定する時、ついxxx賞入選作とか、
xx賞受賞作と宣伝されたものを、
中身も碌に見ずに買ってしまう、悪い?癖があります。

この本も同様で直木賞に選ばれているのなら、きっと良い本だろうと、
勝手に想像してしまうのです。処が時々自分の性に合わないものもありますナ。
(この本がそうだと言うのではありませんが・・・最初はそれに近かったです))

さて、東京近郊の「まほろ駅」は京浜地方に土地勘のある人なら、
直ぐに何処をモデルにしているか判ります。


その東京衛星都市の駅前に店(便利屋)を構えた中年の男と、
其処に招かれずして転がりこんだ居候、同窓生でチャランポランな男の物語。


実に様々な仕事(犬の世話やら、即席恋人やら、正に千差万別)の依頼に
てんやわんやの二人の様が描かれています。やくざの絡んだ怖い依頼もあります。

友達でもない、と言って上司部下でもない、変な関係で気の合わない二人なのですが・・・・。

最初はどうもこのストーリーに馴染めなかったのですが、
後半になるにつれ、面白さが出て来て、

そこそこにユーモラスでもあり、考えさせられるものもありました。

やはり受賞作品だけの事はあるナと、感じた次第です。

少しミステリー風の処もありますので、ストーリーの説明はしません。


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