チック・コリアというと、1972年に発表された“Return To Forever”があまりにも有名で、その他のアルバムがかすんでしまっているような印象がある。
その中の一つに1976年に発表された“My Spanish Heart”がある。
アルバム・タイトルから作品名にスペイン語のものがあるのではないかと予想されるが、やっぱりあるのである。
それは“El Bozo”である。意味は「(上唇の上に生える)薄ひげ、口のまわり、(馬の)端綱」であるが、形容詞形は“bozal”で、「未熟な、間抜け、野生の、荒い、スペイン語のできない(下手な)」という意味である。
“bozo”は英語にも取り入れられているが、「奴,野郎、とんま」という意味になっている。形容詞の方の“bozal”は米国南西部の英語に“bosal”「(馬の)端綱」という形で入っている。
さて、この曲のタイトルの“bozo”はどんな意味だろうか。
まず、ジャケット写真はチック・コリアの1976年当時の若い時のものだろうが、上唇の上に生えているのは、薄ひげではなく、立派な口髭である。それとも、これは付け髭で、実は「薄ひげ」なのだろうか。「馬の端綱」か、はたまた、「とんま」なのだろうか。
チック・コリアはスペインの血を引くと入っても、ご先祖様がアメリカに来て、何世代もたっていれば、チック・コリア自身、スペイン語ができなくなっているということも十分考えられる。そうすると、“bozo”は「スペイン語ができない(下手な)」という意味かもしれない。
ともかく、この曲は歌詞がないので、“bozo”の意味が何かは想像の域を出ないのである。
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チック・コリアはスペインの血を引くと入っても、ご先祖様がアメリカに来て、何世代もたっていれば、チック・コリア自身、スペイン語ができなくなっているということも十分考えられる。そうすると、“bozo”は「スペイン語ができない(下手な)」という意味かもしれない。
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