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エスペラント(17) 感嘆文と疑問詞

2015-09-19 16:50:08 | エスペラント
  エスペラントはヨーロッパの言語が元になっているので、感嘆文というものもありそうである。
 「Web版 エスペラントの鍵」によると、やっぱり、英語やスペイン語と同様、感嘆文には疑問詞が使われている。
 語順は「疑問詞+形容詞(副詞)+主語+述語!」が一般的のようだ。
 さて、疑問詞というと、英語では5W1Hを習ったが、エスペラントの疑問詞はすべて ki- ではじまる。詳しくは「ネットワーカーに贈るエスペラント語入門講座 第19課」をごらんいただきたい。
 ウィキペディア「エスペラント」によると、語彙の75%はロマンス諸語由来のものだが、疑問詞もやはりそれらがヒントになっているものと思われる。
 スペイン語とエスペラントを対比してみよう(左がスペイン語)。
 quién - kiu (だれ)
  qué - kio (何)
  cuál - kiu (どれ、どの)
 cuándo - kiam (いつ)
 cómo - kiel (どのように)
 dónde - kie  (どこ)
 スペイン語は「どこ」以外はすべて語頭に[k]音が現れている。「どこ」だけが違うが、ご先祖様のラテン語の「どこへ」は“Quo vadis”「何処へ」(現代のスペイン語に訳すと、“¿Adónde vais?”)に出てくる quo で、語頭に[k]音がある。
 ちなみに、「どこ」はイタリア語では dove、フランス語では où で、やはり語頭に[k]音は出てこない。
 何にしても、やっぱり、エスペラント習得にはロマンス諸語話者が有利ということは否めない。


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