オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「厨房で逢いましょう」

2007-10-12 10:10:40 | 映画・DVD【た】
実はこの映画、「パンズ・ラビリンズ」の後に観たのだけど、あちらのインパクトがかなりキョーレツだったもので、記憶からすっぽり抜けおちていた。
なんかね、自分のイメージしていた映画とはちょっと違っていたのだよね。



2006年、ドイツ/スイス作品

監督・脚本:ミヒャエル・ホーフマン

出演:ヨーゼフ・オステンドルフ、シャルロット・ロシュ、デヴィット・シュトリーゾフ、マックス・リュートリンガー 他

南ドイツで小さなレストランを営むシェフ、グレゴアは、天才的な腕を持っていたが、口下手で人前に出るのが苦手な男。
そんなグレゴアがひょんなことから、カフェで働くウエイトレス、エデンと知り合いになる。
エデンには家庭があったが、グレゴアの料理にすっかり魅せられた彼女は、夫がうちをあける火曜日になると、彼の料理を試食するために厨房に訪れるようになる。

幸せそうに料理を平らげていくエデンに、いつしか惹かれていくグレゴア。
だが、エデンは訪れる度に「あなたは大切なお友達だわ」と無邪気に(なのか故意になのかは知らないが)言い、グレゴアを失望させる。

そんな二人の仲を疑い、嫉妬するエデンの夫クサヴァー。
クサヴァーはなんとかグレゴアを街から追い出そうとさまざまな嫌がらせをするが、グレゴアがそれに立ち向かおうとしたことから、事態はおかしな方向へと進んでいく・・・。


「大切なお友達」。
これは微妙な言葉である。
言われて嬉しくない人間はいないだろうが、相手に好意を抱いていた場合、これは結構残酷な言葉とも言える。
エデンの場合は、彼の人間性というよりは天才的な腕前に惹かれて友達よばわりしているわけで、こんなおデブちゃん相手に、誰も浮気をしているとは疑わないだろうという計算高さを、ワタシはちょっと感じるワケなのよ。(←悪意に満ちた解釈)
本当の友達だったら、いっくら試食とは言え、無銭飲食のような真似(というより完全にただ食いなのだが)をするわけがないと思うし。
「ほっぺが落ちるほど美味しいものが食べたい」という己の欲望を満たすために、猪突猛進するエデン。
天真爛漫とか天然とかいうと聞こえがいいが、周りに対する気配りのようなものが全く感じられない単なる自己チュー女にしか見えなかった。

ところが男はそーゆー女がお好みなようで、グレゴアは料理でなんとかエデンを振り向かせようとし、クサヴァーはそんな二人を引き離そうとする。
劇中ではクサヴァーはグレゴアに対して許せない行為を働くのだけれど、ワタシは彼を責める気にはならなかった。
彼は加害者ではあるけれど、被害者でもあるからだ。
と言いながらも、最後にとんでもない目にあうクサヴァーを大笑いしてしまったのだが・・・(ゴメン、クサヴァー・・・)。

まあ男と女の関係なんて、色んな形があるのだろうから、あんなラストでよかったのかもな・・・と思う。
何より、エデンと再会したグレゴアの顔が、とっても自信に満ちて、幸せそうに見えたから。


よく見ると、結構可愛いグレゴアおぢさん


ああ、ワタシの前にもすっごい美味しい料理を作ってくれる人が現れないかしら~~~ん???
勿論イケメンに限りますが(笑)。



イケメンシェフと言えばこちら。
 
恋人を捨てて都会へ行った女性が、不治の病に侵されたため、生まれ故郷に戻ってくる。
そしてすでに結婚していた元恋人に「残された時間をあなたと一緒にすごしたい」と言い、彼の家庭をめちゃめちゃにしてしまう・・・という話(かなり悪意に満ちた解釈だけど、まっいーか)。
この女もどうにも許せない自己チュー女である。
こんなふうに昔の女にほいほいついて行く夫がいたら、妻はやりきれないだろーと思う。
ジェリー自体は可愛かったけど、あの夫もどーかと思ったな。


そして只今公開中のこちら。
 
こちらのシェフも可愛いですね♪性格も申し分なし。
自分としてはこちらのシェフに、オペラなんぞ歌いつつ毎日美味しい料理を作ってもらいたいにゃぁぁぁ~~~~~
「はい、あ~~~~ん♪」とか言って・・・うきゃぁぁぁぁぁ←バカ?
コメント (15)
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