「面白い映画だったよ」と言われると「う~む、じゃあ見てみるか」と思い、忘れなけばレンタルしてみるわたくし。
しかし「面白くなかった」とか「○○・○○が最悪だった」と言われると「え?何が最悪なの?」とこちらの最悪度にも興味を示してしまうわたくし。
某Jesterさん(某でもなんでもないじゃんか)が「このロマン・デュリスを見た時はがっくりきた」というニュアンスのことを、言っておられたので「むむ!これはいつか見ねばなるまい!」と思っておりましたですよ。
して、この「ルパン」。
2004年作品。出演: ロマン・デュリス, クリスティン・スコット・トーマス, パスカル・グレゴリー, エヴァ・グリーンなどなど。
父親の盗みの才能を受け継いだアルセーヌ・ルパンは、怪盗ルパンとして、その名を轟かせていた。ところが謎めいたカリオストロ伯爵夫人を助けたことから、フランス王家の財宝をめぐる争いに巻き込まれていく……というお話。
ルパンといえば「ルパン ザ サ~~~ド♪」という歌が頭の中をぐるぐるめぐるのですが(ちなみに私は五右衛門派)、でも私のイメージとしては、クラーク・ゲーブルをもっと面長にした感じというか、「オペラ座の怪人」のこのお方のこの姿が近いかもしれません。
いや、これはちょっと目立ち過ぎです。こんななりで泥棒したら、すぐ捕まりそうです。
イメージとしては間違ってもマントをひるがえしたら、マントの重みによろけてしまいそうな、ロマン・デュリスではございません。
そう、ロマン・デュリスは線が細すぎるんですよね。それと気品があまり感じられない。。。
という訳で、映画を見ている間「これはルパンではなく、ネズミ小僧だ」と思うことにしました。
ロマンくんは「大胆不敵」って感じでもないし、完全にクリスティン・スコット・トーマスおばさまにくわれていましたので、まあネズミ小僧が妥当なところでしょう。
で、このネズミ小僧。
名を轟かせていたというわりには、結構ドジなんかふんじゃいます。
おまけにカリオストロ伯爵夫人にふりまわされたりなんかして、意外と女性に弱かったりします。まあいうなればかなり人間的というか(私としてはルパンの父親の方が、悪の匂いぷんぷんで魅力的だったような気もしました)。
そんな人間的なネズミ小僧の、全く深みのないサスペンス・アクション(ロマンくん、動き鈍いです)。つっこみどころ満載で結構楽しめました(でもオススメはしません…)。
それから初老にさしかかったルパンは、もうネズミ小僧なんて呼べない雰囲気があってダンディでよかったと思います。
成人してからの、ルパンの息子、ジャンもかっこよかったですね~。
オーストリアの皇帝、フランツ・ヨーゼフの暗殺(未遂に終わるが)に、カリオストロ伯爵夫人が関わっていたというのは「そりゃーないだろう」と笑ってしまいましたが。
カルティエが全面協力したとあって、高級ジュエリーの輝きには目がくらみます。ゴージャスな衣装も見ていて楽しいです。
そしてクリスティン・スコット・トーマスおばさま。謎めいた雰囲気、妖しいまでの美しさはまさにカリオストロ伯爵夫人にぴったりでした。
みよ!このウエストの細さ。。。
。。。ハイ。何も言うことはございません。。。
しかし「面白くなかった」とか「○○・○○が最悪だった」と言われると「え?何が最悪なの?」とこちらの最悪度にも興味を示してしまうわたくし。
某Jesterさん(某でもなんでもないじゃんか)が「このロマン・デュリスを見た時はがっくりきた」というニュアンスのことを、言っておられたので「むむ!これはいつか見ねばなるまい!」と思っておりましたですよ。
して、この「ルパン」。
2004年作品。出演: ロマン・デュリス, クリスティン・スコット・トーマス, パスカル・グレゴリー, エヴァ・グリーンなどなど。
父親の盗みの才能を受け継いだアルセーヌ・ルパンは、怪盗ルパンとして、その名を轟かせていた。ところが謎めいたカリオストロ伯爵夫人を助けたことから、フランス王家の財宝をめぐる争いに巻き込まれていく……というお話。
ルパンといえば「ルパン ザ サ~~~ド♪」という歌が頭の中をぐるぐるめぐるのですが(ちなみに私は五右衛門派)、でも私のイメージとしては、クラーク・ゲーブルをもっと面長にした感じというか、「オペラ座の怪人」のこのお方のこの姿が近いかもしれません。
いや、これはちょっと目立ち過ぎです。こんななりで泥棒したら、すぐ捕まりそうです。
イメージとしては間違ってもマントをひるがえしたら、マントの重みによろけてしまいそうな、ロマン・デュリスではございません。
そう、ロマン・デュリスは線が細すぎるんですよね。それと気品があまり感じられない。。。
という訳で、映画を見ている間「これはルパンではなく、ネズミ小僧だ」と思うことにしました。
ロマンくんは「大胆不敵」って感じでもないし、完全にクリスティン・スコット・トーマスおばさまにくわれていましたので、まあネズミ小僧が妥当なところでしょう。
で、このネズミ小僧。
名を轟かせていたというわりには、結構ドジなんかふんじゃいます。
おまけにカリオストロ伯爵夫人にふりまわされたりなんかして、意外と女性に弱かったりします。まあいうなればかなり人間的というか(私としてはルパンの父親の方が、悪の匂いぷんぷんで魅力的だったような気もしました)。
そんな人間的なネズミ小僧の、全く深みのないサスペンス・アクション(ロマンくん、動き鈍いです)。つっこみどころ満載で結構楽しめました(でもオススメはしません…)。
それから初老にさしかかったルパンは、もうネズミ小僧なんて呼べない雰囲気があってダンディでよかったと思います。
成人してからの、ルパンの息子、ジャンもかっこよかったですね~。
オーストリアの皇帝、フランツ・ヨーゼフの暗殺(未遂に終わるが)に、カリオストロ伯爵夫人が関わっていたというのは「そりゃーないだろう」と笑ってしまいましたが。
カルティエが全面協力したとあって、高級ジュエリーの輝きには目がくらみます。ゴージャスな衣装も見ていて楽しいです。
そしてクリスティン・スコット・トーマスおばさま。謎めいた雰囲気、妖しいまでの美しさはまさにカリオストロ伯爵夫人にぴったりでした。
みよ!このウエストの細さ。。。
。。。ハイ。何も言うことはございません。。。
彼はオディアール監督の「真夜中のピアニスト」ではどんぴしゃのハマり役でした。悪に手を染めてはいるけど、そこから逃れようと苦悩する青年。小柄できゃしゃな身体が役柄とよくマッチしてました。
でもこの手の作品の主役を張るタイプではないかもね。まだ若いしカリスマを求めるのはちょっと無理か。
でもどんくさいルパンも観てみたいかも。モンキーパンチの「ふ~じこちゃ~ん♪」では、私も五右衛門派です。
デュリスは豆酢さんもおっしゃってますけど、「真夜中のピアニスト」とか「スパニッシュアパートメント」は良かったんですけどね~
ルパンっていうとわたしの中のイメージはクラークゲーブル(古)みたいなにやけた2枚目なんで、キンちゃんバシリのデュリスはかなり違和感があったのでございました・・・
でもフランスでは大人気で、トップスターらしいけど・・・・
「海辺の家」ではあまり印象の残らなかったクリスティン・スコット・トーマス、「ルパン」ではステキでございました~~っていうかこの人のための映画でしたわさ。
・・・でも、ネズミ小僧って・・・言い得てます♪ぷぷぷ
うあああ~~、この真っ赤っかファントムが階段をデン、デン、デンと降りてくるシーン、好きだったです~~♪オペラ座、また大画面で観たいにゃ~~
>フランスでは大人気で、トップスターらしいけど・・・・
の「けど・・・・」とはどういう意味なのでございましょうか?
確かにネー、ルパンはロマン君の雰囲気ではないですよね。私は観ませんでした、このルパン。
つまんなそーって感じだったし。
けど、なるほど。がははー。ネズミ小僧でしたか。キンちゃん走りは観てもよかったかも(爆)。
当時のご本人のインタビューによると、「ついにここまで来たか」と思えるような大役とのことでしたけどね・・・。
私は大作に出るよりやっぱりちょっと地味目の作品に出てる彼が好きですねぇ。パリではロマン君の新作、昨日から公開になってますよん。
私は何故か一番評判のいい「真夜中のピアニスト」だけ見ていまへんん。。。買ってはあるのですが。
なんか見るのがもったいないというか、見ようとおもってDVDを手に取ると、ちょっとドキドキしちゃうというか。まあ見る暇が今はあんまりないということもありますが。
豆酢さんも「五右衛門」好きですか~~。うれすいいいい~~♪
クールなくせして、あのなりで時々ボケかましてくれるのがいいですよね。
お越しいただいて、嬉しいです。
>キンちゃんバシリのデュリスはかなり違和感があったのでございました・・・
うはははは!!キンちゃんバシリ!!
うんうん、あれは私も笑っいました~(爆)。でもすごい速かったよね~。
ルパンって「余裕しゃくしゃく」ってイメージがあるから、結構必死な感じのキンちゃんバシリは本当におかしかったですね。
クリスティン・スコット・トーマスおばさまは「イングリッシュ・ペイシェント」が一番印象的だったのですが、「ルパン」を見たら、こちらの方のインパクトの方が強くて「悪女」というイメージがインプットされてしまいました~。これはまさにクリスティン・スコット・トーマスおばさまの映画でしたよね。
真っ赤っかのファントムもよいですが、あのふりふりのブラウス姿もよいですね。それに黒いマントを翻す姿も素敵だわ~~♪
まあジェリーならブリーフいっちょでもトランクスいっちょでも、すっぽんぽんでもなんでもいいんですけどね~、へへへ。
私も某jesterさんの
>フランスでは大人気で、トップスターらしいけど・・・・
という言葉が、ちょっとひっかかりました(爆)。・・・・の先にはどんな言葉が続くのでしょうかね~?
キンちゃん走りには私も笑いました。なんか必死で走ってましたよ、一刻一秒を争う感じがあの走りに凝縮されておりましたね。私は何故かあの走りを見て「ハイスクルール!鬼面組」の零くんを思い出しましたが。。。
私もロマンくんは「地味路線」でいって欲しと思います。「ロシアンドールズ」は終わっちゃったし、日本では当分ロマン君の映画はやらないようです。
強烈なあの走りもさることながら、あの顔が私の頭いっぱいに広がりました・・・。夢見そう。
ロマンくんの走り、言葉にすると
「しゅたたたたたっ」って感じでしたよ(爆)。