オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

アメリカのハイウェイは怖いのだ②。「ブレーキ・ダウン」&「ハイウェイマン」

2007-12-15 21:42:41 | 映画つれづれ、祭りとか
師走ですねー。
仕事がめちゃくちゃ忙しかったので、ここんとこブログをサボり気味でございます。
それでも映画及びDVDは結構見てますね。
「ヘアスプレー」「ブレーキ・ダウン」「ハイウェイマン」「クライングドール」「ブレイカウェイ」・・・と2週間で5作品ですから、自分にしてはまあまあのペースだと思います。
それにしてもこのラインアップ・・・だんだんんshitちゃん化しているような・・・(汗)。
まあ忙しい時って変にじめじめしたのは見たくないし、かといってお気楽な恋愛ものは見たくないし(ある意味「ヘアスプレー」はお気楽かも知れませんが)・・・で、どうしてもこーゆーラインアップになってしまうのですよね。


『ブレーキ・ダウン』


これは盟友shitちゃんが「おもろい!ハンパない!見ろ!」と教えてくれた作品。
いや~これ、すっごく面白かった。shitちゃんに感謝!!!


1997年、アメリカ作品

監督:ジョナサン・モストウ

出演:カート・ラッセル、ジェイ・ティー・ウォルシュ、キャスリーン・クインラン、エム・シー・ゲイニー 他

新車でハイウェイをドライブ中のジェフとエミー夫婦。
途中で車が故障してしまったため、一台の長距離トラックに助けを求めたことから、二人が悪夢に巻き込まれていくさまを描く。

隣町のレストランから電話をかけレッカー車を呼ぶために、長距離トラックに便乗した妻が、誘拐されてしまうのだ。
トラックの運転手とその仲間たちは身代金を要求してくる。
「新車に乗って都会から来たやつはいいカモなんだよ」

激しいカーアクションも勿論見ものなのだが、妻を誘拐された夫の緻密な心理描写が実にうまい。
初めは犯人に振り回されていた夫が、妻を奪回するために奮起し、犯人を追う立場になるくだりはスリリングで、思わず手に汗握ってしまった。
ワタシの中で、カート・ラッセルは「強い男」というイメージがあったためか、普通の夫役が新鮮でよかった。

この作品のようにアメリカのハイウェイで誘拐される事件は、恐ろしいことだが実際によくあることなのだろう。
でもこの映画で一番怖いのは・・・実はラストのエミーかも知れない・・・。


犯人役はJ・ティー・ウォルシュ。



「交渉人」を見てなかなか印象深い演技をする人だなと思っていたのだけれど、1998年に心臓発作で54歳という若さで亡くなっていたのね。
今更なんだけど、惜しい人が亡くなったな・・・。




『ハイウェイマン』


こちらはDDさんとshitちゃんが「意外と楽しめた」とのたもうた作品。
教えてくれた二人に愛をこめたハグを♪



2004年、アメリカ作品

監督:ロバート・ハーモン

出演:ジム・カヴィーゼル、ローラ・ミトラ、コルム・フィオーレ 他


ハイウェイで妻をひき逃げされたレニーが亡き妻に復讐を誓ってから、5年の歳月が過ぎていた。
レニーは全米中を駆け回り犯人を追っていたが、犯人の次の標的がモリーという女性だということを知り、彼女を利用して犯人に復讐しようとする。


ショッキングな映像で始まるこの映画、「ヒッチャー」のロバート・ハーモン監督が18年ぶりに挑んだ作品だそうな。
作品自体は「ヒッチャー」には勿論及ばないけれど、主人公の(犯人に対する)粘着性は「ヒッチャー」のジムに対するジョン・ライダーの粘着性と共通のものがあるかも知れない。

スピードを感じさせるカーアクションシーンはなかなか楽しめた。
復讐だけを生きがいにしているような孤独な(というか暗い)男の役は、ジム・カヴィーゼルにぴったりだ。
セリフがほとんどなくても、画面から圧倒的な存在感を感じさせるのだから、やっぱりうまいのだろう。
彼は実生活でもカーマニアだそうな。なんだかイメージがわかないのだが。

レニーに車をぶつけられ、機械仕掛けの身体になってしまった殺人犯の役に、コルム・フィオーレ。
この作品で一つ残念なのは、彼の使い方が中途半端だということ(涙)。
自分としては最後まで姿を見せない謎めいた存在で終わらすか(だったらコルムじゃなくてもいーんだが)、もしくはもっと姿を見せて犯人の不気味さや異常性を前面に押し出すようにして欲しかった。
あれだとね、車が殺人鬼みたいなんだよね。
まあ車と一体の機械人間だから、それもありなのかも知れないけれど。
コメント (17)
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