オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「トリスタンとイゾルデ」

2006-11-19 20:36:37 | 映画・DVD【た】
映画館で映画を観るの…ほぼ2ケ月ぶり…。
大きいスクリーンで映画を観れるのって幸せっす(感涙)。
さまざまな理由から、観に行くのが最終日になってしまいました。

開演10分前に会場に到着。
結構空席があったので「う~む。人気ないのかな~」と思っていたら、予告の合間に人がぱらぱらと入場してきて満席に近い状態になってしまいました(ちなみにレディスデイは満員だったとか)。
意外だったのは、一人で観に来ている男性客が結構多かったこと。
もしかして女性よりも男性の方がロマンチックな恋愛にあこがれているのかにゃ~なんて思ってしまいまいした。
(相変わらず前置きが長いdim)



監督:ケヴィン・レイノルズ
出演:ジェームズ・フランコ、ソフィア・マイルズ、ルーファス・シーウェル他


イングランドの若き騎士トリスタンと、敵対するアイルランド王の娘イゾルデの「禁じられた愛」の物語。
戦闘で瀕死の重傷を負い、敵国アイルランドの海岸に流れ着いたトリスタンは、イゾルデによって献身的な介護をうける。
やがて二人は愛し合うようになるが、過酷な運命が彼らを待ち受けていた。



ワタシ、こういう歴史劇大好きです。
まあつっこみを入れたくなる場面もありましたが、細かいことは抜きにして、スペクタクル感あふれるラブストーリーを素直に楽しんでまいりました。
ちょっと難を言わせてもらえば、イゾルデは気丈で高貴な感じがしてよかったと思うけど、トリスタン…ちょっと軟弱じゃないか~~?
うるうるの涙顔も悪かないけど、どちらかというと「心で泣いて」欲しかったなあ。
トリスタンが繊細過ぎる分、マークの落ち着いた大人の魅力が生かされていて、それはそれでよかったけれど。

しかしいつもこういう映画を観て思うのは「男ってなんでそんなに戦いたいの?」ということ。
男が戦わない時代ってないですよね。必ず何処かで血を流している。
そして女はいつも男の勝手によって泣かされるハメになるのですよね。
自分の野望のために、娘イゾルデを犠牲にしようとするドナカーには怒りを覚えました。
人間って、ある意味進歩してないんだな~なんて思ったりして…。



ルーファス・シーウェルはコーンウォールの領主のマーク役。両親をアイルランド人に殺されたトリスタンの育ての親とも言うべき存在。
トリスタンとイゾルデが愛し合っていることを知らず、イゾルデを妻にむかえ、献身的につくす健気な王様なのだ。
イゾルデを愛しながらも、最後にはトリスタンと結ばせてあげようとするところに、愛の深さが感じられて泣けるんだな…。
でもこれ↑王様っていうより「マタギ」って感じ…。



イゾルデを深く愛し、彼女を心から幸せにしてあげたいと思うマーク。
だがこの写真を見る限り、若い娘をくどいている単なる「スケベオヤジ」にしか見えない…。


ちょっと最近「悪役ルーファス」に慣れてしまっていたので、たまに「いい人」だったりすると違和感を覚えたりして(笑)。
でもルーファス、やっぱりうまいですよね~。
イギリスの俳優ってはずれが少ないって言うか、ほんとにうまい人が多い。
マークの失脚を願うウィトレッド役のマーク・ストロングとか、イゾルデの乳母のブラーニャ役のブロナー・ギャラガーとかもいい味出してました。


コメント (12)
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