オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

おじさんが愛しくなる…「STILL CRAZY」

2006-01-17 04:57:05 | 映画・DVD【さ】
ビル・ナイ好きの友達がまた「見て~」とDVDを貸してくれました。
正直「またか~」って感じだったのですが…。
甘かった…あなどっていましたこれがすごくいい映画なのです

   

伝説のロックグループ『ストレンジ・フルーツ』が解散して20年。
ただのオヤジとなったメンバーが再結成をもくろむが、メンバー同士の衝突やら何やらでなかなか事はうまく運ばない。
おまけにカリスマギタリストだったブライアンはすでに亡き人となっていた…。
さてオヤジバンドは再起できるのか?

もう初めのロックフェスティバルのシーンからやられました
若い頃の「ストレンジ・フルーツ」のメンバーがかっこいいんですもの~
でも20年後のバンドはてんでバラバラ。全く冴えないし、ボーカルとベースがことあるごとに衝突ばかりしています。

それが欧州を移動しながら演奏をしている間に、バンドは昔のような自信をとり戻し、段々とまとまっていきます。

バンドのメンバーはジミー・ネイル、スティーブン・レイ、ティモシー・スポール、ビル・ナイという芸達者な役者ばかり

レス(ジミー・ネイル)とレイ(ビル・ナイ)が対立する場面は見物です。
レスは、かっこばかり気にするレイを受け入れることができないのです。
常にレイに対する怒りを抱いている寡黙な男レスを、ジミー・ネイルが巧く演じています。
人はいいけどちょっとおバカなレス役のビル・ナイもカリスマ性があっていい感じ。

またこの二人の歌は驚きの巧さなのです(ジミー・ネイルは昔歌手だったと聞いて納得)。
ジミー・ネイルのかすれ気味の声は本当に素晴らしいです。
ビル・ナイはギブソン監督曰く「ロックでも食っていける」くらいの巧さです。

最後に二人で歌う「炎は消えず」はハートのあるとてもいい歌です。
そして歌う彼等のなんとかっこいいこと
若いヤツらなんて目じゃありません
聴いていたらちょっぴり涙ぐんでしまったdimでした。

笑いあり、涙ありのおじさん映画はいかがでしょう?
これを見たらおじさんが愛しくなりますよん(注:この映画に出ているおじさんです。念の為)
コメント (10)
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