オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

正月早々『レイフ・ファインズ』祭り

2006-01-06 21:53:57 | 映画つれづれ、祭りとか
大晦日の夜遊びがたたったのか正月早々熱が38度近く出ました。
親にうつしたら大変なので、飯炊きと母のトイレの時以外はベッドに横になりながら大人しくDVDを見てました。これぞまさに「寝正月」。
ある意味贅沢な正月とも言えましょう。

数日かけて久々にレイフ祭りを決行いたしました。


『ストレンジ・デイズ』

レイフが見たくて買ったんですが、何よりアンジェラ・バセットがかっこよくて強くて…でも女らしくて…一発で惚れました(笑)。

レイフはまたちょっと情けない役ですが、彼にしてはハードボイルドです。
結構ちゃらちゃらしたかっこをしていますが意外と似合っています。
今まで色々なレイフの映画を見てきたのに、初めて「あら、レイフって意外とつぶらな瞳なのね♪」と思いました。今まで何処を見ていたんでしょー?愛が足りなかったのかしら(^_^;)?

犯人の動機が少し安直というか浅い気がしたし、ストーリーのわりには緊迫感に欠けていたような気もしますが、結構楽しめました。

これは1995年の作品で「2000年を間近にひかえた、モラルの崩壊した犯罪都市ロス」での出来事を描いているんですが、今の世界はこれよりひどいんじゃないかなーなんて思ってしまいました。


『メイド・イン・マンハッタン』

ジェニロペが嫌いなんでずっと避けていた映画なのですが…よかったぜ!チクショー!
あ、よかったのはレイフです。

世の中こんなにうまく物事が進む訳ないダロ!こんなにいい人ばっかりな訳ないダロ!と思うけど、レイフが可愛いからいーのいーの。許されるの。

この映画のレイフはいいとこのボンボンで上院議員候補という役どころ。遊び人風もかっこいいけど…スーツにキリリとネクタイ姿のレイフはジェントルマンでこれまた素敵♪
それにジェニロペの息子役のタイラー・ガルシア・ポジー君がすごく可愛いんです♪
選挙参謀ジェリー役のスタンリー・トゥッチもいい味出してます。

映画としては「イマイチ」と「まあまあ」の間くらいでしょうか?
ヒロインに同調できなくて、単なる身勝手女にしか思えないのです。魅力も感じられないしなぁ。顔でかいし…(人のこと言えるか)。

おまけのNGシーン集のレイフがおちゃめで可愛くてしかも笑わせてくれますよん♪映画より面白いかも。


『イングリッシュ・ペイシェント』

これは…涙なしでは語れません。いや、語っているけど。
もうね~、みんなうまいんですよ、とにかく!
アカデミー賞9部門受賞というのもうなずけます。
戦争の悲惨さや傷跡を物語る場面もあるんですが、あくまで人間のドラマとしてそれぞれの関わりを、丁寧にかつ愛情を込めて描いているところに好感がもてます。
悪い人はいないのに(ドイツの将校は別だけど)何故こんなにも過酷な運命なんでしょう!
キャサリンがアルマシーからもらった指ぬきを首からさげていた場面から泣きっぱなしでした。
レイフの泣き顔を見ていたら涙が「ダーッ!」鼻水が「ズーッ!(これは風邪のせい?)」。

押し付けがましい恋愛ものは嫌いな私ですが…これは押し付けがましいんだけど、純愛なんて安っぽい言葉では片付けられない、人の魂を揺さぶる何かがあるように思います。

とってもほほえましかったハナとキップには幸せになって欲しいなぁ。
カラヴァッジョも復讐心が消えたのだから、新たな気持ちで人生を歩みだして欲しいなぁ。
みんな幸せになれよ~と心から願わずにはおれません。

正月早々いい映画に出会えてよかったわ!
これで「CUBE」や「ショーン・オブ・ザ・デッド」を払拭できるといいんだけど。
コメント (6)
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