明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先日書いた『一休和尚雨宿り図』。橋の下辺りで、一休と横並びに乞食や夜鷹、当時なら遊女、白拍子というところか、と野良犬など横並びに並べたいと考えているが、昨日書いた、一休が尊敬した二十年橋の下で乞食をしたという禅師、そのメンバーにどうか、と調べると、一休は禅師の没後の生まれであった。以前制作した古来より画題となって来た、三教一致の禅の精神を表したという『虎溪三笑図』も仏教の慧遠、道教の陸修静、儒教の陶淵明の時代は合っていない。 ここに居るマクワウリを食ってる乞食はあのお方では?なんていうのが洒落ているかもしれない。その場合、禅師の頂相はふくよかだが、乞食らしく、なんて余計なことをすると誰だか分からなくなってしまう。ここまで来ると某禅師の制作はすでに決めているようだし、どうせ私のことだから、完成まで内緒のまま作るなんてことはあり得ないだろう。



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