明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



野外でたった一人、ボロ小屋で大根を煮て一日を過ごしたとしても、自分とは何かを明らかにする者こそが私の弟子である“ 『大燈国師遺誡』 人間も草木同様自然物、肝心なことはあらかじめ備わっていると思っていた。考えるな感じろで打ち込むことさえ出来れば、自動的に自分とは何か?解明に向かうことになるのではないか。そんなところに、己の中にこそ仏はある。という禅宗モチーフに至るべくして至ったと感じていた。 そもそも他人と自分を比較することなく、需要も関係なく、やって来たが、野外でたった一人、ボロ小屋で大根を煮て過ごしたとしても〜。七百年前の禅師の表現が妙にリアルで言い得て妙と笑って良いものかどうかよく判らない。

 



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