明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



背景撮影のため、予め申請していた某庭園に出かける。昨日の予定が雨のため一日ずれたのだが、本日は程よい光線状態である。私はここがこれ程広いとは思わず、入り口でパンフレットを貰わなかったのを後悔した。高低差もあり、なかなか素晴らしい庭園である。携帯プレイヤーで、ピンクフロイドの『エコーズ』を聴きながら撮影する。ほんの一部が紅葉していたが、配布が年末で、実質新春号なので特に必要はない。そう思うと『谷崎潤一郎と人形町を歩く』から一年経ったことになる。早いにも程がある。  そういえば、あの頃から、特にここ数体、最重要である頭部の制作に使う粘土の量が、あきらかに少なくなっている。早合点はいけないが、私は少々腕が上がったのではないか、と密かに考えている。写真資料を漠然と眺めるのではなく、そこから立ち上ってくる何かを捕まえなければならないが、一たび捕まえれば完成は早まる。アダージョの制作では、私のほとんど知らない人物、時には嫌いな人物を作らなければならない。よってその人となりを早急に把握しなければならない。そんな繰り返しが、何かをもたらせたのではないかと考えている。  庭園には出口が何ヶ所かあるようだが、腕章を返さなければならないので、入園口に戻らなければならないが、例によって強度の方向音痴で迷ってしまい、行ったり来たりで、なかなかたどり着けなかった。  
帰宅後、10日で繋がると聞いていたインターネット、そろそろ10日は経っているのでは、とプロバイダのインター○に連絡してみると、どういう手違いなのか、放ったらかしになっていたことが発覚。なのでさらにあと10日だという。ふざけるな!ということで、卓袱台ひっくり返して他のプロバイダに代えてやる!といいたいところであったが、また再設定の作業をするのか、と思うとそういう気にならずに飲み込む。先方はひたすら謝るが、そうこうしているやり取りも、何秒いくらで料金が先方に行くと思うとさらに腹が立つ。

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