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弁護士NOBIのぶろぐ

マチ弁が暇なときに,情報提供等行います。(兵庫県川西市の弁護士井上伸のブログです。)

「第4回川西まつり」 H22.11.14(日)

2010年11月12日 | ⑫雑談
今週の日曜日、私の事務所がある川西市で、「川西まつり」というのがあります。

概要はこちら⇒川西市HP

主催は、私が入っている川西市商工会とJA六甲さんです。
私は、商工会の青年部のメンバーとして、参加します。

このブログは一人2,300人くらいしか見られていませんが、見られた方はぜひいらしてください。

見どころは、シンガーソングライターの植村花菜さんのステージと、豪華賞品が当たるスタンプラリーです。
オフィシャルサイトオフィシャルブログ

植村さんは、川西出身ということで来ていただくことになりました。
「トイレの神様」という超泣ける10分以上ある歌で有名です。
当日は2回ステージをされます。

(第1次ステージ)
 場所:三角広場(阪急川西能勢口駅のすぐ東)
 時間:13:00~

(第2次ステージ)
 場所:アステ2階広場(阪急百貨店があるビル)
 時間:15:30~

(どちらも30分程度を予定)

私も、「トイレの神様」を初めて聞いた時は不覚にも泣いちゃいました。日曜日も泣いちゃいそうです。


スタンプラリーは、東京ディズニーリゾートペア1泊2日旅行、液晶40型TV、マウンテンバイク24型、任天堂DSiなど豪華商品が多数あたるそうです。


その他、いろいろなイベント、出店があります。
ぜひぜひお越しください。


ブログをやってて嬉しかった話

2010年03月15日 | ⑫雑談
珍しく連日の投稿になりました。あまりにうれしかったのでついつい今日も書いちゃいました(明日までに確定申告をやらんとあかんのに大丈夫か・・・)

私は今年の1月からブログに本名を公表しました。
その甲斐もあって,10年以上ぶりの友人からメールが来ました。

彼は大学の同期で,同じテニスサークルに所属していました。
といっても,私はサークルはほとんど幽霊部員で,どちらかというと,サークルにはテニス以外のときだけ遊びに行っていました。
あと,私の法学部同じクラスのメンバーを中心として御所(京都御苑)で毎週土曜日の午前中にソフトボールをやっていたのですが,確か,彼はそれにも参加していたと思います。

私は司法浪人で長年京都にいて,工学部だった彼は大学院に行ってと京都に残っていました。
お互い約10年前に京都を離れ,いつの間に音信不通になってしまっていました。

彼は,このブログを見つけて,思いっきって私に連絡をしてきたようでした。彼の結婚という報告もいただけました。
本当にうれしい限りです。

今はこのようにブログやHPもあって,このようなことをしていれば,容易に昔の友だちを探すことができるようになりました。本当に便利になりましたね。

こんなやり取りの中,私は,大学時代好きだった歌,槙原敬之さんの「遠く遠く」*という歌をつい思いだしました。

私が,この歌の歌詞にあるように,阪神間で力いっぱい輝いているか,今後夢がかなえられるか,大事な何かを変わらず持っていながら進歩して行っているか,正直よくわかりません。

しかし,微力ながらもこうしてブログをしながら頑張っていると,応援してくれる方も多少なりに増えてきましたし,今回のように旧友からはメールが来るようになりました。

前も新聞に載ったとブログに乗せた直後に,高校時代の親友が「一緒にバカなことばかりしていたお前が本当に立派になったもんや。」といった感じのメールをくれました。

なんか本当にうれしくて,ブログしててよかったなあと心から思います。

今,子どもも小さくて大変ですし,事務所も水浸しになるという災難にあいましたし,その他諸々のアクシデントが私に起っていて,本当に大変なんですけど,ちょっぴり勇気が出ました。
といっても,私は精神的にタフなのだけがとりえなので,精神的にはまだ全然大丈夫ですけどね。

とにかく本当にうれしかったです。


出世?!

2010年02月20日 | ⑫雑談
先日,移籍したばかりの兵庫県弁護士会伊丹支部の支部総会がありました。

そこで,なんと支部に登録して間もない,弁護士経験わずか3年強の私が,次期(今年の4月から)副支部長に選任されてしまいました。

肩書き的には偉そうに見えますが,実際にはあまりやることもないそうです。
支部の規則も確認してないので,実は大変な役務と責任があるってことだったら,笑っちゃいますね。
いずれにせよ,新しい支部のため何かお手伝いはしようと思っていましたので,多分,副支部長になろうがなるまいがやることは一緒だったと思います。

名前だけをみると,出世したかのように見えて,実はあまり出世してないわけです。
(まあ弁護士会で出世したいとあまり思わないんですけどね。ただ,事件処理の関係で,他の弁護士や裁判官に一目置かれるような弁護士にはなりたいとは思いますけど・・・なかなか険しい道のりです。)

ちなみに,総会の前に,次期支部長からの打診があったときは,「福祉部長」と一瞬勘違いしてしまってました。
支部に福祉部なんてないし,話の流れからすぐ副支部長とわかりましたが。
支部総会まで,本当に私でいいのか,支部総会で否決されないか心配になっちゃいました。


新聞に載っちゃいました。

2010年01月26日 | ⑫雑談
昨日,私のことが朝日新聞阪神版の朝刊に載っちゃいました。
昨日の晩は,弁護士同士の飲み会があったのですが,さっそく多くの方々にそのことを指摘されました。
阪神版だけではなく,神戸版にも載っていたと前の事務所の後輩弁護士から聞きました。

記事では,私が9回も司法試験を受けたことまで書かれちゃいました。つまり,8回落ちたことが載ったということです。
とても恥ずかしかったです。
一応記者さんには辞めてくださいと言ったんですが,「先生,まあいいじゃないですか。こういう風に書いた方が好感もてますよ」と言われ,そんなものかなと思いつつ,普段はあっけらかんと言っちゃってたことだったので,まあいいかという気持ちになって,それ以上拒否はしませんでした。

でも,実際に,知らない人も大勢見る日本有数の大新聞に載ってしまうと,やっぱりたくさん司法試験落ちたことを書かれて少し恥ずかしかったです。


この記事のおかげで,高齢者等が一生をかけて貯めたお金を狙う悪徳業者撲滅のためには,いい宣伝になったかなと少し喜んでいます。

ただ,予想と反して,新聞見て相談のため電話しましたという電話が昨日と今日で1件もなかったのが残念でした。
やはり司法試験9回受験がきいているのかな(笑)。

写真が実際より若くやさしそうなやつを選んでいただけたことに満足しています。
ただ,少し頼りなさそうにうつってる気がするので,少し気になりました。

いずれにせよ,新聞に記事にしてもらいたくてもなかなか載らないことから考えると,記事を書いて頂いた朝日新聞の記者の方には感謝,感謝です。

まあ,いろいろありますが,ぼちぼち頑張っていきます。


本の紹介~小説「半落ち」

2008年07月26日 | ⑫雑談
大変ご無沙汰しておりました。
とりあえず元気に頑張っております。

久々の更新ですが、本の紹介をしたいと思います。
横山秀夫著「半落ち」(講談社)です。

たまたま入った本屋で見つけ、数ページ読んで面白かったので、つい買ってしまいました。
読んでみるとやはり面白く、かつラストは感動しました。
お陰で移動時間ですぐに読み終りました。

少し内容に入りますが、表紙に書かれているストーリーの概要は、「『妻を殺しました』。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に゛落ち゛ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは─。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。」です。

もう少し踏み込んで感想を書くと(内容を知りたくない方はここから先は読まないで下さい。)、この殺人事件に絡む、捜査警察官、検察官、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官が、それぞれの立場から、事件の真相に迫ろうとし、それぞれの職業的立場からの悩みがリアルっぽく描写されています。
私は弁護士なので、一番よくわかるのは、弁護士ですが、弁護士の事件処理や人間関係や仕事の取り方選び方等の悩みが、よく出てると思います。
ただ、この弁護士の事件処理には問題がある所がかなりあり、同じ弁護士として共感できない部分が多いです。
というか、他の登場人物もやり過ぎじゃないかと思える部分が多々ありましたが、それはそれでこの小説のスパイスになっていると思います。

読んでいない方には、是非お薦めしたい一冊です。



更新する暇なくてすみません

2008年02月25日 | ⑫雑談
NOBIです。
気付けば,ブログを2か月も放置することになっております。
こんなブログでも毎日100人の方に見て頂き,更新を早よせいというご催促も何個か頂いておりますが,なかなか更新する時間がありませんでした。

年末から急ぎの仕事がたくさん入り,しかも,そんな中4日間ほど事前に予約していた旅行に行った関係で,この1月2月休みなく働いております(とほほ)。

ちなみに,年末年始のお休みは,12/30,1/1,1/2だけでした。

また,年始から私の直属のボスが替わり,私が密かにブログをやっていることを知っている人になったので,書面もできてないのに,のんきにブログの更新をするなどとてもできない状況です。

私が仕事が遅いのがすべての原因ですけど・・・

ブログ(日記)という感じではなくなってきたので,タイトルを変えようかななんて思っている今日この頃です。


弁護士生活1年間の反省と2年目の抱負

2007年10月01日 | ⑫雑談
この9月末をもって,私が弁護士になってから1年が経ちました(正確には,10月3日で丁度1年。業務開始は10月5日で1年)。

今回はこの1年の反省と2年目の抱負を述べていきたいと思います。

この1年とてもいろいろなことがありました。
最初はびくびくしながらしていた法律相談,国選弁護,被疑者・被告人の接見,法廷も,自信をもってできるようになりました。
我ながら,とても成長した1年だなあと思います。

その反面,油断もだいぶ増えてきたようにも思いました。

この2ヶ月ほとんど,ブログも更新する間もなく働いていたのですが,たくさん仕事がある中,ボスに出した書面を何回も徹底的に直され,何回も文章や調査のやり直しを命ぜられるなどの苦労もしました。
どうもボスを頼りすぎていて,ボスがいるからきっとなんとかしてくれると緊張感が欠け,油断していたなと反省させられました。

やはり,こんなもので何とかやっていけるという慢心やボスがいるからなんとかないるという依存心は,いつか足下をすくわれる結果になりあます。

自分の得意な部分を伸び伸びと伸ばすのも当然ですが,きちんとやるべきことはきちんとやり,ボスに手間をなるべく取らせないようにし,スキルや職業倫理の向上という初心を常に忘れないようにしないといけません。

今のところは,大きな失敗はないですが,大きな失敗をした後では,取り返しがつきませんからね。この仕事は。
せっかく裁判所や他の弁護士に信用されている事務所に入れたのに,自分がその信用をぶちこわすわけにはいきませんし。
私自身,事務所の信用におんぶするだけでなく,依頼者,裁判所,相手方にもあの弁護士なら一人で任せても大丈夫と信頼されるようになければいけないことを1年目の最後に改めて認識しました。

弁護士2年目の目標は,「初心を忘れず目標を高く持ち日々精進し,日々の業務も常にいい意味での緊張感をもって行う。そして,宿題はギリギリでなく,早めに終わらす。ボスに一刻も早く一人前の弁護士と認められる。」という感じでしょうか(結局1年目とほぼ同じ内容のような気がするなあ。スキル以上の成長がない?)。

最後に更新が大幅に遅れましたこと,お詫び申し上げます。

平成19年10月1日 弁護士NOBI 弁護士満1歳を望んで。


原爆の日を知らない若者たち

2007年08月06日 | ⑫雑談
今日は,広島の原爆の日でした。

今朝,フジテレビの「目覚ましテレビ」を見ていて,街頭で若者に「8月6日」は何の日ですかという質問に対し,「知らない」と答えている若者が数人いました。

全体で何パーセントの人が「原爆の日」を知らないのか,そこら辺は明らかになっていないので,よくわかりませんが,非常に驚きました。

1945年8月6日は,人類史上初めて原爆を人を殺す目的(大量虐殺目的)として投下した日です。
人類史上,とても重要な意味のある日です。
日本史的にも世界史的にももっと重要視されていいはずです。

そういう意味では,終戦記念日より重要だと私は思っています。
また,そういう意味で,日本のどの祝日より重要な日と思っています。

私は,若者たちが絶対に原爆が投下された日を忘れないように,8月6日(広島),8月9日(長崎)を,国民の休日にすべきだと思います。
(悲しい過去なので,お祝いはできないので,「祝日」にはできません。)

ついでに,終戦記念日も,自国民,他国民の命を奪った,あの忌まわしい戦争を二度と繰り返さない意味を込めて,国民の休日にすべきだと思います。

まあ62年も放置して来て,政府も今さらそんなのできないですかね。

でも,8月6日を知らない若者がいるということなので,改めてこういう休日を作ってもいいかなと思いました。

なお,私は日本が敗戦国として卑下し続けるべきという考えはないですし,天皇誕生日等を特に軽視しているわけでもありませんので,反対意見の方も賛成意見の方もコメント欄を荒らさないようにご配慮下さい。
(荒れるほどのブログではないとは思いますが,念のため。)


結構あるんだな~

2007年06月08日 | ⑫雑談
先日,うちの事務所にボスの元依頼者の方からお電話がありました。
息子が逮捕されたので,どうしたらいいか相談にのって欲しいと。
ボスがいないのでとりあえず私が対応することになりました。


【以下,会話】
相談者「息子がちかんということで逮捕されたんですが,どうしたらいいでしょうか?息子は絶対そんなことをするはずないんです。」

(え~!!とうとう私のところにも映画「それでも僕はやってない」と同じ,痴漢えん罪事件が来た~!!どうしよう!!)

私「やったか。やっていないかは実際本人に聞いてみないとわからないと思いますが,とりあえず当番弁護士を一度呼ばれたらどうでしょうか。当番弁護士なら,とりあえず1回目はタダですし,24時間以内に来てくれるので,一番早いですよ。」

(う~。当番弁護士に振っちゃった。でも本人のためには,そっちの方が早くていいかもしれないから,仕方ないね。)

相談者「これからどうなるのでしょうか?どうしたらいいのでしょうか?」

私「とりあえず逮捕されて48時間で,検察に送られ,それから勾留ということになれば,さらに最高20日の身柄拘束を受けます。どちらにせよ,当番弁護士を呼んで下さい。警察行って本人に会えれば本人に呼ばせればいいでしょうが,会えないようなら,親族でも呼べますので,弁護士会に頼めば来てくれます。」

相談者「ちょっと待って下さい。妻に代わります。」

相談者の妻「警察の対応に腹が立っているので聞いて下さい。」

私「はい。」

相談者の妻「警察が,息子の携帯番号を教えろと言うんです。息子の携帯は押収して別のところにあるので,今わからないし,息子に聞いても教えないので,早く教えろというんです。しかし,私は,息子が教えないものは教えられませんと言ったんです。そしたら,そんな態度取っていたら息子がどうなってもしらんぞ。刑事事件になるぞと言って脅すようなことをいうんです。警察がそんなことを言っていいのですか?」

(警察は変なことをいうんだなあ。実際に押収しているなら,それを見たら仕舞だし,別に本人捕まえているなら,携帯番号を聞く必要ないじゃん。)

私「いいとはいえないですが,実際にそういうことを言う警察官もいるかもしれませんね。ところで,息子さんにお会いに警察に行きましたか。」

相談者の妻「まだ,行ってません。しかし,息子が電話口に出てきて,泣いてました。」

私「?!」

(それって・・・・・もしかして・・・例のアレちゃうん?)

私「あの~,それってもしかして『振り込め詐欺』ってことないですか?一度警察署に電話して,息子さんが本当に捕まっているか確認した方がいいのではないですか。」

相談者の妻「え!!一応確認してみます。」

数時間後・・・

相談者の妻「先生。警察に電話したら,『それは振り込め詐欺ですな』と言われました。どうもありがとうございました。」
【会話終了】


とりあえず,一件落着。よかった,よかった。
それにしても,こういうことって本当に結構起きてるんですね。
私もワンクリック詐欺に遭ってますしね。

皆さんも,こういうときは,すぐに冷静に判断できるだれかに相談したほうがいいと思います。
知人などでは恥ずかしい場合には,弁護士に相談すべきでしょうね。弁護士なら守秘義務があるので,他に漏れることないです。
また,普通は,弁護士はこのように電話で簡単に対応することはまずないです。
そういうときのためにも,弁護士を知り合いに持っておいたり,かかりつけのホームドクター的な弁護士(ホームローヤー)を一人でも持っておくことは,ひとつの人生の保険として,大事なことかなと思います。

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表現の自由の行使

2007年04月30日 | ⑫雑談
日本国憲法21条1項は,「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 」と規定しており,表現の自由を保障しています。

このブログでいろいろ記事を書くことも表現の自由のひとつでしょうが,やはり公権力に対して文句を言うことが一番「表現の自由」を行使していると実感できるときではないないでしょうか。


先日,私は自分の所属している弁護団の活動で,デモ行進とシュプレヒコールをし,相手方となっている官庁の建物に向かって,思いっきり文句を言ってきました。
こんなことが許されるなんて,やはり日本は不完全ながらも自由国家・民主国家なんでしょうね。
憲法の授業でならったことをまさに自分がやるなんて,弁護団事件の解決の使命感だけでなく,何か不思議な感動を覚えました。

私は,正直あまり人前でしゃべることは得意ではないです。マイクパフォーマンスをしているときも,緊張で体はガタガタ震え,頭の中も真っ白になって,何を言っているのかわからない状態でした。
しかし,自分のマイクパフォーマンスが霞ヶ関の官庁街に響き渡っている状況に,脳内麻薬が出まくり,変な快感を覚えました。
つい最近の選挙活動を見ていると,政治家の方々が街頭でマイクパフォーマンスをしていますが,皆さん本当にうまくしゃべりますね。


ところで,話が少し変わりますが,弁護士の私がこのように言うのはどうかなと思いますが,テレビやインターネットを見ていて表現の自由について少し思うことがあります。

というのは,公共に対し表現を行う者は,一定以上の品位やモラルが必要ではないのでしょうか。
見ている人が,不快に思う表現とか,表現したことの影響をあまりに考えないものが多いです。
ただ,何も考えず「垂れ流す」かのような品のない表現があまりに多すぎます。

某●ちゃんねるとかは,差別や人の誹謗中傷等の「便所の落書き」以下の表現が多すぎます。
何回か本当に気分を悪くなったこともあります。

テレビや政治家は,自分たちの無責任な表現が世の中にどんだけ悪影響を与えているかよく考えるべきかと思います。
テレビに出て来る人の非常識な行動は,これが悪いものだと茶化している分には反面教師でいいのですが,ドラマとかで何気ない非常識な行動を登場人物が取っているのとか見ると,多くの人はこのようなことをしてもOKだと思わないことが少なくないと思います。
私のような元テレビっ子はこのようなことが多くて,社会に出て恥を書くことが多ったし,町で若者を見ていると酷いななんて思うことが少ないないです。
もちろん親のしつけが悪いのがすべて悪いのですが,世の中にはきちんとしつけのできない親も多いので,その点は配慮してほしいものです。
あと,政治家の方々ですが,自分が政治責任を問われたときの,言い訳というか言い逃れがあまりに潔くないというか「美しく」ないです。
国民の見本となるべき政治家ですら,こんな言い訳が許されるのだからと多くの子どもたちが思っても仕方ないと思います。
自己保身だけではなく,将来の日本を担う子どもたちもたくさん見ているということを強く自覚して,しゃべってほしいのものです。

このように品のない無自覚な表現は,表現の自由自体を滅ぼすのではないかと危惧しています。
表現の自由の本来の規制は,自主規制や他の表現による批判などによって行うべきで,法規制をすべきものではないと思います。
自主規制できない人に対しては,批判によって訂正をしていかなければならないでしょうが,テレビ・政治家・ネットの酷い発言やサイトは,そのような批判により修正することが事実上非常に困難になっている気がします。
そうすると,法規制をしなければならないってことにならないでしょうかね。
みんな言いたい放題言って,その結果,必要なことも言えなくなってしまう。どうかみなさん表現の自由の自殺行為のような表現をやめて下さい。

少しジジくさい発言になりましたが,最近の表現物を見ていてどうして黙っておれなくなりました。
匿名で書きたいこと書いている癖に,生意気な発言でしたかね。

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映画って本当にすばらしいですね

2007年03月11日 | ⑫雑談
めずらしく2週間続けて,映画館に行き,映画を観ました。
両方ともたまたまタダ券を手に入れたので,いっただけですが。

先週見たのは,「幸せのちから」です。
前情報なくなんの先入観もなく見たのでですが,映画館に入ったときから眠かったので当然寝るかなと思っていたら,おもしろくて全然眠れませんでした。
実話を元にした,親子愛と努力の話でした。
司法試験受験時代で,勉強をやりまくったり,人に頭を下げまくっていた苦労時代を思い出してしまうなど,泣けました。

とにかく,これは超オススメです。


今週見たのは,周防監督の我々の業界の話題作
「それでもボクはやってない」です(ごくごく一部ネタばれ注意!!)。

ほんとにリアルで,全く映画を見ているような気がしませんでした。
刑事裁判における法曹界の問題や悩みがよく出ていたように思います。
そこから類推すると,おそらく我々があまり見ることがない警察署や検察庁の中の出来事,取調べや監獄の中のこともきっとリアルに再現されているのでしょうね。

特に裁判劇の方は,ごくごく普通に行われていることで司法研修所の作った教材用のビデオを見ているような雰囲気でした。

この映画のいいところは,
①リアルであること,
②刑事司法の問題点や悩みをよく出していること(無罪推定原則の形骸化,裁判所・検察・警察・弁護士の理想と現実のギャップなど),
③主人公が本当にやっているかいないかがはっきりあえてさせず,とにかくやっていないと言い張っている被告人の目を中心に刑事裁判をとらえていることでしょうか。

個人的に一番印象に残ったシーンは,
主人公の友人が居酒屋で,保釈の要件を自慢げに話しているのですが,見事に間違っていたことでしょうか。
(刑事訴訟法60条では「逃亡のおそれ」があることが勾留の要件とされていますが,刑事訴訟法89条では,保釈には「逃亡のおそれ」があるかどうかは関係ないとされています。)
多分わざとなんでしょうね。
しかも弁護士ではなく素人に言わせ,同席している弁護士役の役所さんや瀬戸さんは何も突っ込ませていないのも,微妙な感じがリアルで,面白かったです。

話が変な方向に行きましたが,とにかく
これも是非一度ご覧になる価値がある映画かと思います。

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法律相談の醍醐味?!

2007年02月22日 | ⑫雑談
みなさまご無沙汰しております。
本当はブログで書きたいネタはたくさんあるのですが,進行中の事件につきなかなか書くことができません。
無事解決して,ほとぼりが冷めましたら,いろいろ書いて行きたいと思います。

ところで,最近事務所で法律相談をしまくっていまして,いろいろな方のお話を聞く機会がとても多いです。
おもしろいっていうと,悩んで相談に来られた方にはとても申し訳ないのですが,法律相談というのは実におもしろいものです。
まさに人間対人間のぶつかり合いです。
いかにうまく法的に重要な事実を相談者から引き出すか,
いかに相談者の悩みの核心やその事件の核心を見いだすか,
話をどう整理するか,
相談者に満足して帰っていただくため,何をお話していただいたり,どういうアドバイス(法律の理屈的なことや実務的なこと,その他カウンセリング的なこと)をするか,
相談者の主張する事実をどう法的に構成できて,どういう法的請求ができて,どういう法的手段ができるか,
などなどいろいろなことを考え(実際にはもっといろいろなことを考えながらやっています),頭をフル回転しつつ,受け答えをし,その反応がすぐに返ってくる。
法律相談は奥が深いです。

やりまくっているうちに,知的好奇心が刺激されまくり,とても勉強になり,経験値が貯まって行っているのが実感できるなど,最近ちょっとはまりつつあります。

こんなことだったら,大学時代ちゃんと法律相談部の活動をしておくのだったと非常に後悔しています。

法律相談を極めるにはもっと経験を積んだり勉強したりする必要があるなあと思います。

今日もボスの法律相談を横で見ていたのですが,いやーほんまうまいなとほれぼれしていました。
さりげない話のもって行き方や,説得の仕方など・・・。とても勉強になりました。
私なんかよりいろいろ細かいことを考えながらやっておられるんでしょうね。

法曹を目指される方は,是非生の弁護士の法律相談をたくさん見る機会をもつべきでしょうね。
また,実際に大学の法律相談部などに所属して,その無料法律相談で,生の相談者とやりとりをされることをお薦めします。
もちろんそのためには,たくさん法律を勉強しないといかんでしょうが。

なお,皆さんご存じかと思いますが,弁護士でないものが,有料で法律相談をすると罰せられますので(弁護士法77条3号,72条),ご注意下さい(お金じゃない謝礼をもらうこともこれにひっかかります。)。

あと,心理学や精神医学的なことはよくわからないので,相談者を励ましたりするときに,どう励ましたらいいのか困るときがときどきあります。
これは法律家の仕事ではないような気がしますが,私の良心としては,全く励まさなくてもいいというわけにもいかないような気もしてます。
ベテランの法律相談を極めている先生方はその点どうしているのでしょうかね。
少しこの点についてリサーチしていきたいと思っている今日この頃です。

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久々の更新~やっと一息

2007年02月03日 | ⑫雑談
1月の仕事始めから(といってもフライングで事務所の仕事始めより数日早かった)今日まで,ほんま休みなく働きづめでした。
おかげで,ブログ更新する間がほとんどありませんでした。
しかし,やっと仕事がひと山超えてゆっくりすることができたので,久々に更新することにしました。

これまでは,
刑事の被告人国選弁護事件が雪崩のようにやってくるわ,
ボスから膨大な記録を読んで,期限までにまとめたメモを作るように言われ泣きそうになるわ,
無罪を争っている事件の弁論要旨の一部の起案を弁護団でやるように言われ,一回出したがダメだしされ再提出させられるわ,
法律相談(弁護士会,市役所,事務所)をたくさんやらなければなくなるわ,
などなど,この1か月とにかく突っ走りました。
何回も責任とハードスケジュールのため胃がキリキリしたり,ため息ばかりついていたりでしたが,ひと山超えてみると,とてもスッキリし,すがすがしい充実感でいっぱいです。

同期の弁護士で一般民事の事務所で働いている中では,私はかなり多くの時間働いている方ではないでしょうか。

ところで,
私は,法律相談でよく「弁護士ってもっと恐い人かと思った」とか「意外に弁護士って話しやすんですね」と言われます。
敷居の低いマチ弁を目指している私にとってはほめ言葉と勝手にいいようにとっています。
もっとも依頼者の信頼を損ねるようなことがあっては,本末転倒なので,やるべきことはシッカリやって,言うべきことはキッパリいうように注意しています。

他方私も,受任しようと思った相談では,「私が頼りないと思われるなら,他の弁護士を探して下さっても結構です。」と依頼者に依頼するかどうか委ねるようにしています。
他の弁護士を探すのがめんどくさい方とか,だれでもいいから藁をもつかむ気持ちで来られた方とか,面と向かって頼りないと言うのを遠慮される方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが,
今のところ全部「NOBIさんにお願いします」とおっしゃるので,
一応は信頼されているのかなと勝手に思っています。

これは一般的な注意ですが,信頼できない弁護士には絶対に頼まない方がいいです。
トラブルや弁護過誤など二次被害の元となりますからね。

あと,
その他の近況ですが,今度弁護団事件の関係で講演をするようになりましたし,新聞の法律相談欄の記事を執筆することにもなりました。
弁護士として少しずつではありますが社会進出をするようにもなり,少しうれしいです。

以上のように,とりあえず充実してきている今日この頃です。

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今週は大忙し

2007年01月14日 | ⑫雑談
今週(1/15~1/20)は,特に大忙しです。

今週は,初めての国選弁護事件の裁判期日(1回結審),所属している弁護士会の委員会の定例会が2つ,弁護士会の研修会が2つ,民事訴訟の裁判期日が3つ,弁護団会議,依頼者との打ち合わせも何件か入っていたり,受験生をしている友人に会ったり,内容証明の起案,ボスとやっている私選の刑事事件の弁論要旨の起案,交通事故事件のカルテの検討,他の国選事件(現在上のものを合わせて4件国選事件やっています)の接見と記録閲覧などなど,いつもの週より予定がテンコ盛りです。

こんなのは,弁護士としてはまだまだ忙しいうちには入らないかもしれません。
しかし,わからないことばかりの状態で,失敗が許されない以上,いちいち全部調べてから行くので,準備にとても時間がかかります。
だから予定の数以上の忙しさになっています。

また,上の裁判期日はすべて,一人で法廷に立つことになっています。
まだあまり一人で法廷に立つことがないので,どうしても緊張してしまいます。
これを機に法廷に慣れようと思います。
でも,こんな緊張して法廷に立つのも,長くてもあと半年くらいの話なんでしょうね。

上で書いた事件もおもしろい事件が多いので,このブログで紹介したいのですが,守秘義務の関係上あまり書けないのが非常に残念です。
依頼者に承諾を取れば書けるのでしょうが,どうも恥ずかしくてブログをやっていることを依頼者には言えません。

あと,話は変わりますが,うちの事務所はホームページを持っているので,私が新人弁護士であることがすぐわかってしまうんです。
だから,私は,開き直って,自分が新人であることは隠しません。
その代わり,依頼者の方に無用な心配をかけないために,「うちは経験豊富な弁護士が何人もいて,いつも相談しながらやってますので,心配ご無用です。」と,本当のことを正直にいうようにしています。

いつもわからないことや自信のないことは,まず自分で調べて,その後ボスや先輩弁護士に確認したりしてます。
スピードはまだ遅いけど仕事は確実にやっているつもりです。
スピードの遅い分は,朝早く行ったり,夜遅く帰ったり,土日も結構出たりと,労働時間(勉強時間か)を増やしてカバーしているつもりです。
新人と言っても依頼者からすれば一人前の弁護士ですからね。
仕事内容では甘えられません。

とはいえ,ときどき「新人なのでわかりませ~ん。後で調べてご報告しま~す。」と甘えたことも言ったりしています(もちろん信頼をしてもらっている人にしかこんな甘えたことは言えませんが)。

まあ弁護士だからといって知ったかぶりして間違った答えをしてしまうのが,一番恐いですからね。
これは一人前になっても同じことでしょうね。
いくら経験の多い弁護士でも全ての法律と判例を知っているわけではないですからね。
わからないことをわからないということも,ときには必要かなと思います。

それにしても最近話の脱線が多いなあ。

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あけましておめでとうございます(平成19年1月)

2007年01月05日 | ⑫雑談
皆様,あけましておめでとうございます。
あまり更新しないせいか,読者もどんどん減ってきて,少し寂しい今日この頃ですが,皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私は今日(1/5),仕事始めです。
と言っても,事務所自体の仕事始めは来週からで,フライング気味でありますが。
私は,年末にたまった仕事(主に記録読み)と再来週期日のある国選弁護事件の準備のため(記録閲覧,接見,情状証人や受入先の依頼など),今日から出勤せざるを得ませんでした。
私のボスたちは,正月中も結構仕事しに来ていたようで(今日も),経営者は大変やなと思う次第です。
ちなみに,弁護士が忙しいかどうかは,各弁護士や事務所によります(平均的にはみな忙しいようです。)。

私は,今日だけでなく,この3連休全部仕事が入っており,少し悲しさを感じてしまいますが,好きでこの仕事をしている以上,仕方ありません。
まあ,私の場合,ボスが伸び伸び仕事をさせてくれているのもあって,仕事がおもしろくて仕方がなく(おもしろいと言っても重い事件もありますので,遊びのように楽しんでいるわけではもちろんありません。興味深いとか,勉強になるとか,やりがいがあるという意味です。),あまり精神的には苦にはなりません。

さすがに三連休全部出ると体力的にはきついでしょうが。

今年の目標は,まず第一は,スポーツジムと整体に毎週必ず通い,健康な体を作ることです。
仕事面は,昨年同様(目標は特にここではあげてませんでしたが),依頼者の利益保護と自分なりの社会正義の実現のため,日々勉強・研鑽を積み,丁寧かつ迅速かつ心のこめた仕事をすることです。

いつも口だけは大きなことを言っているような気がしますが,実も伴うよう頑張って行きたいと思います。

法律問題,司法試験受験関係,法曹関係の相談・ご質問は,現在も広く受け付けております。
また,応援のお言葉やきついツッコミも大歓迎です。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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