弁護士NOBIのぶろぐ

マチ弁が暇なときに,情報提供等行います。(兵庫県川西市の弁護士井上伸のブログです。)

土曜日の法律相談

2007年07月28日 | ⑥弁護士等法曹情報
よく事務所に電話帳を見て土日祝や早朝夜間の法律相談をしてほしいという電話があります。
平日日中仕事していて忙しい方からすれば,当然の要望かと思います。

しかし,弁護士も,平日の日中は,法律相談,電話対応,書面作成,裁判所・弁護士会等への外出等何かと忙しく,土日祝日早朝夜間は,プライベートの時間だったり,ゆっくり書面を作成する時間だったり,勉強する時間だったりして,ほとんどそれらの要望に応えることができません。

自分の権利を守るために法律相談するのだから,人に無理される前に自分が仕事を都合つけたり無理してほしいと思うことはよくありますが,私は,土日に事務所出るときはなるべくその要望に応えるようにしています。
今は,弁護士業界は,売り手市場なのでこのようなサービスは特別な場合を除きほとんどやっていないのが現状かと思います。
しかし,司法制度改革で弁護士を急増させている中,将来弁護士が世に溢れかえってしまうと,買い手市場に変わり,多くの弁護士がこのような要望を聞くようになるのも時間の問題かと思います。

この売り手市場の現在でも,実は,弁護士会や市役所等で土曜法律相談をしているところはあるのです。
私の最寄りの弁護士会も確か隔週で土曜法律相談をしていますし,一度どこかの市役所の土曜相談に行ったこともあります。
私が行った,市役所の土曜相談は,結構盛況だったのですが,弁護士会の方は,6人分の枠がありながら2人しか相談に来ませんでした。
これは市役所の方は,せっかく予算を組んで弁護士を呼んでいるので,宣伝をしているが,弁護士会の方は,弁護士や事務局の負担がかかるので,宣伝に及び腰になっている感じがします。
しかし,弁護士会の方も,せっかく需要が多いはずの土曜相談をしているのに宝の持ち腐れにするのはもったいないので,もっと宣伝をするべきだと思います。
弁護士の方も,早く帰れるのはうれしいが,前もってわざわざ前もって予定を開けているのだから,さして負担はないはずです。

皆さんも,土曜法律相談がないか,一度最寄りの弁護士会の相談センターや市役所の法律相談の係に問い合わせて見てはいかがでしょうか。

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ワンクリック詐欺の最終報告

2007年07月21日 | ⑤法律問題について
私が引っかかったワンクリック詐欺ですが,結局その後何のアクションもなくなりました。
現時点において,ワンクリック詐欺に引っかかっても,あわてず騒がず,無視をしていれば,大したことはないということがわかりました。

結局,不当請求に対する対応手段とは以下のとおりまとめられると思います。

①原則無視する。但し,裁判所からの特別送達(書留)があったときは無視をしてはいけない。
②裁判所からの特別送達があっても,あわてず相手にすぐに連絡はせず,市役所や弁護士会等の法律相談に行ってから,連絡するかどうか決める。
③間違って,連絡してしまって,相手から金銭要求を受けても,無視する。
④無視した結果,相手から執拗に請求されたり,嫌がらせや,脅迫じみたことを言われたときは,警察や弁護士に相談する。

という感じでしょうか。

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