弁護士NOBIのぶろぐ

マチ弁が暇なときに,情報提供等行います。(兵庫県川西市の弁護士井上伸のブログです。)

弁護士生活1年間の反省と2年目の抱負

2007年10月01日 | ⑫雑談
この9月末をもって,私が弁護士になってから1年が経ちました(正確には,10月3日で丁度1年。業務開始は10月5日で1年)。

今回はこの1年の反省と2年目の抱負を述べていきたいと思います。

この1年とてもいろいろなことがありました。
最初はびくびくしながらしていた法律相談,国選弁護,被疑者・被告人の接見,法廷も,自信をもってできるようになりました。
我ながら,とても成長した1年だなあと思います。

その反面,油断もだいぶ増えてきたようにも思いました。

この2ヶ月ほとんど,ブログも更新する間もなく働いていたのですが,たくさん仕事がある中,ボスに出した書面を何回も徹底的に直され,何回も文章や調査のやり直しを命ぜられるなどの苦労もしました。
どうもボスを頼りすぎていて,ボスがいるからきっとなんとかしてくれると緊張感が欠け,油断していたなと反省させられました。

やはり,こんなもので何とかやっていけるという慢心やボスがいるからなんとかないるという依存心は,いつか足下をすくわれる結果になりあます。

自分の得意な部分を伸び伸びと伸ばすのも当然ですが,きちんとやるべきことはきちんとやり,ボスに手間をなるべく取らせないようにし,スキルや職業倫理の向上という初心を常に忘れないようにしないといけません。

今のところは,大きな失敗はないですが,大きな失敗をした後では,取り返しがつきませんからね。この仕事は。
せっかく裁判所や他の弁護士に信用されている事務所に入れたのに,自分がその信用をぶちこわすわけにはいきませんし。
私自身,事務所の信用におんぶするだけでなく,依頼者,裁判所,相手方にもあの弁護士なら一人で任せても大丈夫と信頼されるようになければいけないことを1年目の最後に改めて認識しました。

弁護士2年目の目標は,「初心を忘れず目標を高く持ち日々精進し,日々の業務も常にいい意味での緊張感をもって行う。そして,宿題はギリギリでなく,早めに終わらす。ボスに一刻も早く一人前の弁護士と認められる。」という感じでしょうか(結局1年目とほぼ同じ内容のような気がするなあ。スキル以上の成長がない?)。

最後に更新が大幅に遅れましたこと,お詫び申し上げます。

平成19年10月1日 弁護士NOBI 弁護士満1歳を望んで。