弁護士NOBIのぶろぐ

マチ弁が暇なときに,情報提供等行います。(兵庫県川西市の弁護士井上伸のブログです。)

出世?!

2010年02月20日 | ⑫雑談
先日,移籍したばかりの兵庫県弁護士会伊丹支部の支部総会がありました。

そこで,なんと支部に登録して間もない,弁護士経験わずか3年強の私が,次期(今年の4月から)副支部長に選任されてしまいました。

肩書き的には偉そうに見えますが,実際にはあまりやることもないそうです。
支部の規則も確認してないので,実は大変な役務と責任があるってことだったら,笑っちゃいますね。
いずれにせよ,新しい支部のため何かお手伝いはしようと思っていましたので,多分,副支部長になろうがなるまいがやることは一緒だったと思います。

名前だけをみると,出世したかのように見えて,実はあまり出世してないわけです。
(まあ弁護士会で出世したいとあまり思わないんですけどね。ただ,事件処理の関係で,他の弁護士や裁判官に一目置かれるような弁護士にはなりたいとは思いますけど・・・なかなか険しい道のりです。)

ちなみに,総会の前に,次期支部長からの打診があったときは,「福祉部長」と一瞬勘違いしてしまってました。
支部に福祉部なんてないし,話の流れからすぐ副支部長とわかりましたが。
支部総会まで,本当に私でいいのか,支部総会で否決されないか心配になっちゃいました。


弁護士の事件処理についてのご相談について

2010年02月13日 | ⑤法律問題について
よくこのブログのコメント欄や私のgooメールにご自分が委任している弁護士の事件処理(その弁護士がおかしいんじゃないかなど)についての質問や相談があります(いわゆる弁護士の「セカンドオピニオン」です。)


その際,いつもお答えしているのが,

「まずは,ご自分の弁護士にきちんとした説明を求めて下さい。」

ということです。


説明の際には,できるだけ弁護士に書面を出してもらうことが肝心です。
書面とは,弁護士が独自に入手した資料,裁判所や相手方等とのやり取りの書面です。
また,本来は,弁護士に渡した原本等も本当はコピーを取って控えてしてもらっておくべきです。

弁護士が説明のために報告書や表などを出していれば,望ましいことですが,それがない場合は,きちんと弁護士が言ったことメモしておくべきでしょう。

それだけの資料があれば,別の弁護士にセカンドオピニオンに行って,十分な説明を聞くことができる可能性が高いです。


私としましては,知っている範囲で,一般論をお教えすることはできますが,弁護士と依頼者がもめるのは例外的なことですし,いろんな事情もあるので,少しお話を聞いただけでは,一概にその弁護士に問題があるとは断定することはできません。

そして,上述のとおり,担当弁護士に説明を求めた上,不満や不信等がある場合には,セカンドオピニオンに行ってくださいと申し上げるほかありません。

最近この手の相談が多いので,概括的な回答として,この記事を書いた次第です。


セカンドオピニオンについては,最寄りの弁護士か,あまりに不信感が強い場合は,弁護士会の苦情窓口等にご相談ください。
弁護士には,守秘義務がありますので,口止め際きちんとしておけば,依頼している弁護士に伝わる可能性はありません。セカンドオピニオン弁護士に,「この話は先生にしか,お話したことがありません。」と言っておけば,本人に伝わった自分が言ったことになることは確実ですので,その弁護士は守秘義務違反を恐れて漏らすことはないでしょう。