お聞かせ願いたく候―。
…えー、時代がかった台詞ではありますが、今回は「ある意味」時代劇なもので…
( ̄― ̄)
『モノノ怪』
原作/~ayamkashi~製作委員会
作画/蜷川ヤエコ
スクエア・エニックス刊
で、ございまする。
この作品、元々はアニメ作品「~ayamkashi~」から始まり、それがシリーズ化。
去年の夏、フジテレビ系列の深夜時間帯で「モノノ怪」として放送されていた作品を、きっちりと漫画化したもの。
ワタシ、「モノノ怪」は観ていたんですけどね、その始まりとなった「~ayamkashi~」は観てなかったんですな。
そこにきて、スクエア・エニックスさんが、アニメ「天保異聞 妖奇士(てんぽういぶん あやかしあやし)」に続き、蜷川ヤエコさんを起用して漫画化したっつうことで…
「おお、これは買いだ」と。
てなわけで、二巻にて完結いたしました、「~ayamkashi~」もとい「化猫」もとい「モノノ怪」。
( ̄▽ ̄)
すごいわ、蜷川さん。
ホントに、貴女はすごい。
つうか、貴女のホントの「画風」「作風」がわからない。
…という位、見事に「モノノ怪」の世界が再現されております。
えー、簡単に内容を申しますと…
曰くありげな武家屋敷にて祝言が執り行われるその日、花嫁が頓死。
それを予期するように現れた、謎の「薬売り」。
彼は屋敷の者達に、「これは化猫の仕業」と言う。
「モノノ怪を斬りに来た」と。
その後次々起こる怪異に、彼は更に言う。
「モノノ怪が『形』を為すは人の因果と縁。
―よって皆々様の『真(まこと)』と『理(ことわり)』、お聞かせ願いたく候―」
そして、かつて坂井家に起きたおぞましき「真」と、悲しき「理」が明らかになる時――
要するに、「怪談」であります。
ホラーではなく、怪談。
アニメ「モノノ怪」では、謎の薬売りが、時代(平安・鎌倉?~江戸~昭和)を超えて現れては、人が隠してきた「真と理」を暴いてモノノ怪を斬ってゆく、という、…正直、毎度「救いのない、後味の悪い」結末。
無論、この漫画版でもそうなんですが、何が圧巻って…
アニメで話題となった「おどろおどろしくも美しく、そして滑稽な映像(まかり間違うと、『まんが日本むかしばなし』になりそうな)」がですね、モノクロとコマ割りの世界で、見事に再現されております。
…なんかですね、見事に「テレビ」観てる感じ。
いや、フィルムコミックじゃないですよ。
ちゃんと、漫画です。
久々に「画力」で「ゾクっ」と来ましたね。
話自体はですね、元々「モノノ怪」という作品が、「内容を理解しようとすると頭痛がしそうな」作品でして、映像で「うぉーっすげー」とか、演出で「こえーっ」てな感じで十分楽しめる。
この漫画も同様。
逆に言えば、漫画版を読む前に、必ず「アニメ版をDVDで観る」ことをお奨めします。
…ホント、「小気味悪い」ですよー、この話。
( ̄▽ ̄)V
…えー、時代がかった台詞ではありますが、今回は「ある意味」時代劇なもので…
( ̄― ̄)
『モノノ怪』
原作/~ayamkashi~製作委員会
作画/蜷川ヤエコ
スクエア・エニックス刊
で、ございまする。
この作品、元々はアニメ作品「~ayamkashi~」から始まり、それがシリーズ化。
去年の夏、フジテレビ系列の深夜時間帯で「モノノ怪」として放送されていた作品を、きっちりと漫画化したもの。
ワタシ、「モノノ怪」は観ていたんですけどね、その始まりとなった「~ayamkashi~」は観てなかったんですな。
そこにきて、スクエア・エニックスさんが、アニメ「天保異聞 妖奇士(てんぽういぶん あやかしあやし)」に続き、蜷川ヤエコさんを起用して漫画化したっつうことで…
「おお、これは買いだ」と。
てなわけで、二巻にて完結いたしました、「~ayamkashi~」もとい「化猫」もとい「モノノ怪」。
( ̄▽ ̄)
すごいわ、蜷川さん。
ホントに、貴女はすごい。
つうか、貴女のホントの「画風」「作風」がわからない。
…という位、見事に「モノノ怪」の世界が再現されております。
えー、簡単に内容を申しますと…
曰くありげな武家屋敷にて祝言が執り行われるその日、花嫁が頓死。
それを予期するように現れた、謎の「薬売り」。
彼は屋敷の者達に、「これは化猫の仕業」と言う。
「モノノ怪を斬りに来た」と。
その後次々起こる怪異に、彼は更に言う。
「モノノ怪が『形』を為すは人の因果と縁。
―よって皆々様の『真(まこと)』と『理(ことわり)』、お聞かせ願いたく候―」
そして、かつて坂井家に起きたおぞましき「真」と、悲しき「理」が明らかになる時――
要するに、「怪談」であります。
ホラーではなく、怪談。
アニメ「モノノ怪」では、謎の薬売りが、時代(平安・鎌倉?~江戸~昭和)を超えて現れては、人が隠してきた「真と理」を暴いてモノノ怪を斬ってゆく、という、…正直、毎度「救いのない、後味の悪い」結末。
無論、この漫画版でもそうなんですが、何が圧巻って…
アニメで話題となった「おどろおどろしくも美しく、そして滑稽な映像(まかり間違うと、『まんが日本むかしばなし』になりそうな)」がですね、モノクロとコマ割りの世界で、見事に再現されております。
…なんかですね、見事に「テレビ」観てる感じ。
いや、フィルムコミックじゃないですよ。
ちゃんと、漫画です。
久々に「画力」で「ゾクっ」と来ましたね。
話自体はですね、元々「モノノ怪」という作品が、「内容を理解しようとすると頭痛がしそうな」作品でして、映像で「うぉーっすげー」とか、演出で「こえーっ」てな感じで十分楽しめる。
この漫画も同様。
逆に言えば、漫画版を読む前に、必ず「アニメ版をDVDで観る」ことをお奨めします。
…ホント、「小気味悪い」ですよー、この話。
( ̄▽ ̄)V
ワシは「化猫」、観てないんですがね、「座敷童死子」「海坊主」「のっぺらぼう」「鵺」…どれも恐ろしくも哀しい、「怪談」の世界。
…ただ、DVDも高いですからね、TSUTAYAで借りるとか、ね。
たぶん、かーなーり、気に入るかと。
ただ、地獄少女は…アニメは見てたが、漫画は表紙絵だけで拒否反応。