脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

農薬空散の無人ヘリで死亡事故

2013年07月20日 | 農薬

18日午前8時35分ごろ、無線操縦のヘリコプターが、操縦していた人の頭部に衝突して、死亡させるという事故が起きた。

場所は千葉県君津市大戸見の路上、死亡したのは農業尾板芳郎さん(60)。無線のヘリは田んぼに農薬を散布していた。離陸後電線を避けようと高度を下げて、回天翼が当たる。回天翼の直径は3メートルもある。

無線操縦のヘリコプターは全国で2400機稼働中で、昨年は電線に触れるなどの事故が24件起きているという。

 

ところで、この無線操縦ヘリによる農薬空散では、住民や生徒への被害が続出している。

 

6月12日、13日、群馬県の小中学生らが頭痛、吐き気、めまい、不整脈、頻脈、手足の震えなどの症状を訴え、前橋市の青山内科小児科医院の青山美子医師のもとへ駆け込んだ。そのあと、12日に高崎市、13日は甘楽町で無線操縦のヘリによる農薬空散が行われていたことが分かった。散布したのはゴルフ場会社で、6日に県に届出を出したが、県が市町村、医師会へ連絡をすぐにしなかったため、小中学校などに十分な広報がされなかった。青山医師のもとへは、14日午後2時になってから、医師会から12日、13日の空散通知がファクスできたという。(参照:週刊朝日2013年7月12日号)

 

人々の生活している直近で、空中から農薬がふりまかれるという事態を放置していいのだろうか。