近年の法改正ラッシュの概要をつかめる
手軽な本はないかなあと
書店を物色していると
ちょうど的を射た本が見つかりました。
行政不況 中森貴和著 宝島社新書
著者は日本最大手の信用調会社である
帝国データバンクの情報部情報取材課課長。
中小企業の立場からの改正法分析は多岐にわたっています。
宝島社新書らしく刺激的な言辞が飛び交いますが
それらを差し引いて読めば
各法改正の全体像をつかめるのではないかと思います。
法改正の背景をにらみながら、
その問題点を検討しているため
大変参考になりました。
資格試験の勉強方法と同じですが
大雑把に法律の概要とイメージをつかんで
細部を検討していくと
習得が速いのではと
考えています。
各法改正の流れのキーワードは
「生産者保護行政から消費者保護行政への転換」
です。
各法改正のポイントを記しておくと
改正建築基準法
→2007年6月20日施行
適合性判定の義務化
改正貸金業法
→2007年12月19日施行
グレーゾーン金利の廃止
上限金利20%以下へ
改正特定商取引法
→2004年11月11日施行
→2008年通常国会に再改正法案提出予定
訪問販売・勧誘販売の規制強化
商品の説明に不備があった場合の解約可能化
クーリングオフ行使の保障
改正割賦販売法
→2008年通常国会に再改正法案提出予定
信販会社の事前登録義務化(予定)
審査時の信用情報照会義務化(予定)
違反行為の罰則強化(予定)
改正独禁法
→2006年1月4日施行
談合行為の罰則強化
談合を内部告発した業者に対する課徴金減免制度の導入
改正風営法
→2006年5月1日施行
パチンコ店の出玉保証禁止
パチンコ店への18歳未満の入場禁止
射幸性の高いパチスロ4号機の撤去
改正薬事法 →2005年4月1日施行
大衆薬販売の規制緩和
医療機器の安全対策強化
眼科医院内でのコンタクトレンズ販売禁止の明確化
改正道路交通法
→2007年9月19日施行
飲酒運転の罰則強化
金融商品取引法
→2007年9月30日施行
内部統制の厳格化
インサイダー取引の罰則強化
ファンドの監視強化
株式公開買付けなどの法整備
(そのほか、会社法や労働契約法の制定など
まだまだ重要法律の改正・導入もありますが、
本書ではフォローできていません。)
これだけ法律が改正されるとこれに対応する行政書士も大変!
すべてを丹念にフォローすることはできないかもしれませんが、
自分の業務に関する法改正については
当然、改正法の趣旨を理解してマスターしておく必要があるでしょうね。
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書店を物色していると
ちょうど的を射た本が見つかりました。
行政不況 中森貴和著 宝島社新書
著者は日本最大手の信用調会社である
帝国データバンクの情報部情報取材課課長。
中小企業の立場からの改正法分析は多岐にわたっています。
宝島社新書らしく刺激的な言辞が飛び交いますが
それらを差し引いて読めば
各法改正の全体像をつかめるのではないかと思います。
法改正の背景をにらみながら、
その問題点を検討しているため
大変参考になりました。
資格試験の勉強方法と同じですが
大雑把に法律の概要とイメージをつかんで
細部を検討していくと
習得が速いのではと
考えています。
各法改正の流れのキーワードは
「生産者保護行政から消費者保護行政への転換」
です。
各法改正のポイントを記しておくと
改正建築基準法
→2007年6月20日施行
適合性判定の義務化
改正貸金業法
→2007年12月19日施行
グレーゾーン金利の廃止
上限金利20%以下へ
改正特定商取引法
→2004年11月11日施行
→2008年通常国会に再改正法案提出予定
訪問販売・勧誘販売の規制強化
商品の説明に不備があった場合の解約可能化
クーリングオフ行使の保障
改正割賦販売法
→2008年通常国会に再改正法案提出予定
信販会社の事前登録義務化(予定)
審査時の信用情報照会義務化(予定)
違反行為の罰則強化(予定)
改正独禁法
→2006年1月4日施行
談合行為の罰則強化
談合を内部告発した業者に対する課徴金減免制度の導入
改正風営法
→2006年5月1日施行
パチンコ店の出玉保証禁止
パチンコ店への18歳未満の入場禁止
射幸性の高いパチスロ4号機の撤去
改正薬事法 →2005年4月1日施行
大衆薬販売の規制緩和
医療機器の安全対策強化
眼科医院内でのコンタクトレンズ販売禁止の明確化
改正道路交通法
→2007年9月19日施行
飲酒運転の罰則強化
金融商品取引法
→2007年9月30日施行
内部統制の厳格化
インサイダー取引の罰則強化
ファンドの監視強化
株式公開買付けなどの法整備
(そのほか、会社法や労働契約法の制定など
まだまだ重要法律の改正・導入もありますが、
本書ではフォローできていません。)
これだけ法律が改正されるとこれに対応する行政書士も大変!
すべてを丹念にフォローすることはできないかもしれませんが、
自分の業務に関する法改正については
当然、改正法の趣旨を理解してマスターしておく必要があるでしょうね。
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