西寧空港には甥が迎えに来てくれていた。
タクシーに乗り、
青海大学付属病院に向かった。
西寧市は青海省の省都ではあるのだが、
小さな町で、文化や経済などの生活レベルが、
北京や上海に比べ、30年は遅れているという。
今回の旅行は、妻の姉のお見舞いが第一の目的だ。
2年前に北京で会ったときには凄く元気で、
母共々、大変お世話になった。
その義姉が、昨年の春に腎臓癌と診断された。
転移が進み、今では歩くことも出来なくなっている。
担当医から、あと数ヶ月の命と宣告され、
少しでも元気なうちに会ったほうが、辛いかもしれないが、
お互いに悔いが残らないだろうという判断で、
寒い時期ではあるが、青海省への渡航となった。
お見舞いと簡単な挨拶を済ませ、
近くのホテルにチェックインした。
夕御飯が飛行機の機内食だけでは足らないだろうと、
甥が青海省の名物でもある、
羊肉の美味しい店に連れて行ってくれた。
青海省は、仏教や道教の他に回教徒(イスラム教徒)が多く、
その人達のなかで評判の良いという店に連れて行ってもらった。
寒い玄関の横で、練炭の火を使い、
羊肉を長い鉄の串に刺し焼いている。
店の中は混雑していて、
一つだけ空いていた、入り口近くの窓側の席に座った。
甥に注文を任せたので料理名は分からないが、
羊肉の串焼きと、
豚肉で言うとスペアリブ(骨付き肋肉(あばらにく)の煮込み、
ビールを頼んだ。
すぐに若い女性の店員がお茶を持ってきてくれたのだが、
プーアール茶に塩が入っている。
寒い気候で、羊肉のような脂っこい物を食べると、
塩の入ったお茶の方が身体に良く、後味がすっきりする為だそうだ。
すぐにビールも持ってきたのだが、
テーブル近くで立ち止まってしまった。
どうかしたのかな?
と注意して見て見ると、
ホールの責任者らしい男性がやってきて、
割り箸の柄を使って上手くビールの栓を抜いた。
たくさんのお客がいるのに、
ビールを飲んでいるのは、私たちだけである。
イスラム教徒は、アルコールは飲まないのだ。
それに寒いこの地方で、わざわざ冷たいビールを飲む人も
少ないのだろう。
小さなガラスコップに小さなヤカンで透明な液体を注ぎ
飲んでいるグループもある。
白酒(パイ酒=マオタイ酒)を暖めた(燗)ものだそうだ。
確かにその方が身体も温もると思うのだが、
50度を越えるアルコールはきつ過ぎる。
串焼きと、骨付き肉が運ばれてきた。
日本で食べた羊肉は少しクセ(臭味)があるような印象があったのだが、
青海省の羊肉は、軟らかく美味しい。
串焼きを1本、すぐにまた1本と食べ、
次にあばら骨を手でつかみ、口の中に頬張る。
ビールでノドを潤し、再度羊肉の串焼きを口に入れたら、、、
時間にして2~3分しか立っていないのに、
冷めて冷たいのである。
コートやジャンバーを脱いで椅子にかけているのは、
私たち夫婦だけで、みんな厚いコートを着たままだ。
店には暖房が付いているのだが、
急激な温度変化に追いついていないようだ。
我慢できなくなり、コートを着る。
窓に、ハッと息を吹きかけたら、
吹きかけた部分が、たちまち白く凍ってしまった。
ここは中国の青海省なんだ。
塩の入った熱いお茶が、凄く美味しく感じられた。
タクシーに乗り、
青海大学付属病院に向かった。
西寧市は青海省の省都ではあるのだが、
小さな町で、文化や経済などの生活レベルが、
北京や上海に比べ、30年は遅れているという。
今回の旅行は、妻の姉のお見舞いが第一の目的だ。
2年前に北京で会ったときには凄く元気で、
母共々、大変お世話になった。
その義姉が、昨年の春に腎臓癌と診断された。
転移が進み、今では歩くことも出来なくなっている。
担当医から、あと数ヶ月の命と宣告され、
少しでも元気なうちに会ったほうが、辛いかもしれないが、
お互いに悔いが残らないだろうという判断で、
寒い時期ではあるが、青海省への渡航となった。
お見舞いと簡単な挨拶を済ませ、
近くのホテルにチェックインした。
夕御飯が飛行機の機内食だけでは足らないだろうと、
甥が青海省の名物でもある、
羊肉の美味しい店に連れて行ってくれた。
青海省は、仏教や道教の他に回教徒(イスラム教徒)が多く、
その人達のなかで評判の良いという店に連れて行ってもらった。
寒い玄関の横で、練炭の火を使い、
羊肉を長い鉄の串に刺し焼いている。
店の中は混雑していて、
一つだけ空いていた、入り口近くの窓側の席に座った。
甥に注文を任せたので料理名は分からないが、
羊肉の串焼きと、
豚肉で言うとスペアリブ(骨付き肋肉(あばらにく)の煮込み、
ビールを頼んだ。
すぐに若い女性の店員がお茶を持ってきてくれたのだが、
プーアール茶に塩が入っている。
寒い気候で、羊肉のような脂っこい物を食べると、
塩の入ったお茶の方が身体に良く、後味がすっきりする為だそうだ。
すぐにビールも持ってきたのだが、
テーブル近くで立ち止まってしまった。
どうかしたのかな?
と注意して見て見ると、
ホールの責任者らしい男性がやってきて、
割り箸の柄を使って上手くビールの栓を抜いた。
たくさんのお客がいるのに、
ビールを飲んでいるのは、私たちだけである。
イスラム教徒は、アルコールは飲まないのだ。
それに寒いこの地方で、わざわざ冷たいビールを飲む人も
少ないのだろう。
小さなガラスコップに小さなヤカンで透明な液体を注ぎ
飲んでいるグループもある。
白酒(パイ酒=マオタイ酒)を暖めた(燗)ものだそうだ。
確かにその方が身体も温もると思うのだが、
50度を越えるアルコールはきつ過ぎる。
串焼きと、骨付き肉が運ばれてきた。
日本で食べた羊肉は少しクセ(臭味)があるような印象があったのだが、
青海省の羊肉は、軟らかく美味しい。
串焼きを1本、すぐにまた1本と食べ、
次にあばら骨を手でつかみ、口の中に頬張る。
ビールでノドを潤し、再度羊肉の串焼きを口に入れたら、、、
時間にして2~3分しか立っていないのに、
冷めて冷たいのである。
コートやジャンバーを脱いで椅子にかけているのは、
私たち夫婦だけで、みんな厚いコートを着たままだ。
店には暖房が付いているのだが、
急激な温度変化に追いついていないようだ。
我慢できなくなり、コートを着る。
窓に、ハッと息を吹きかけたら、
吹きかけた部分が、たちまち白く凍ってしまった。
ここは中国の青海省なんだ。
塩の入った熱いお茶が、凄く美味しく感じられた。
私も是非一度は行ってみたいと思います!
もし行く機会があれば夏ですね。
飛行機が上海で乗り換え(?)だったので
上海蟹を食べることも出来ました