cuminseed

ちょっとだけスパイシー

JAZZと WHISKY

2010-10-30 | 日常
最近、居酒屋や呑み屋で、
ハイボールの看板やメニューを見かけるようになった。

いまでこそ脳出血という病気をしてお酒の量が減ったが、
昔から日本酒党で、
ビールは宴会の乾杯だけで、
いつも日本酒ばかり呑んでいた。

調子に乗ったり、
付合いでスナックやラウンジに行ったときだけが、
ウイスキーやブランデーの水割りだった。

もう30年以上前になるだろう。
お酒が強いというより、
体力で酔っ払っているのをカバーしていたころだ。

早くカッコイイお酒の呑み方をしたいと思っていたころ、
近所に住むオッチャン(?)から、
ステレオを買ったから遊びに来ないかと誘われた。

JBLのスピーカにマッキントッシュのアンプ、
レコードはソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」だった記憶がある。
奥さんから、ウイスキーのロックとチーズを出され、
その時は、凄くカッコイイと思った。


あちらこちらでジャズ喫茶ができ、
それまではロックやフォークソングしか聞かなかったのが、
ジャズという音に引き込まれていった。

時間があると家にお邪魔し、
200枚あったレコードコレクション全部を借りて聴き、
半年後には、我が家にもJBLのスピーカー。
1年後には300枚のレコードが並んでいた。

しばらくは、ジャズのコンサートやライブに通ったのだが、
スナックやラウンジにカラオケが置かれだし、
いつの間にか忘れられた存在になっていた。


4か月ほど前、尼崎に「ハイボール酒場」というのがオープンした。
ちょうどジムとプール、サウナで汗を流したあとで、
覗いてみることにした。
トリスウヰスキーの年代物のポスターを張り巡らされた店内に、
小さいがJBLのスピーカーから、
アート・ブレイキーの「チュニジアの夜」が流れていた。

立飲みで、若い女の子がキャッキャ騒ぎながら男性客の相手をする。
そんな雑踏のなかで、
かすかに聴こえるJAZZが懐かしく、
気分良くウイスキーのロックを嗜んだ。

ウイスキーも、焼酎と同じで糖分が無いらしい。

晩酌をやめ、

寝る前に、
1杯だけ、
ウイスキーのロックを舐めながら、
読書かネットをするようになった。
秋の夜に、
ちょうど良いかもしれない。



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