cuminseed

ちょっとだけスパイシー

ヤン・リーピンのシャングリラ

2010-02-18 | 本・映画・芸術





ダイナミズム、湧き立つ生命力、あふれ出る叙情は、世界を震撼させた。
中国の至宝ヤン・リーピンが、雲南少数民族の村々からスカウトした総勢100 名の若者で
される、大自然と生命を謳歌する究極のステージ。その舞台は伝統的かつ、スタイリッシュ。
壮大な自然からイメージされたステージを、手づくりの色鮮やかな民族衣装をまとった
名手たちが、圧倒的なダンスと、エモーショナルな歌とコーラスで、
「太陽」「大地」「故郷」「聖地」などの多彩なパートを、まさに疾走する。
そしてエピローグで演じられるヤン・リーピンのソロ「孔雀の精霊」。
彼女の指先には精霊が宿ると言われている。その美しさは、すべての人の魂を締めつける。
少数民族の貴重な舞踏の歴史をヤン・リーピンが強烈な魂で
現代によみがえらせた踊る万華鏡。究極再び!




●ギネスに挑戦!「世界一長い竹笛」演奏を本邦初公開!!
2010 年シャングリラは更なる進化を遂げる。
今回一番の見所は、現在中国でシャングリラの姉妹編として中国全土を揺る
がせ話題を呼んでいるヤン・リーピンの新作「雲南響声」から、本邦初公開さ
れる「竹子笛」。
四川省や雲南省という南方地方特産の「竹」を独自の技法で演奏し、
水音、風音、雷音など、大地の豊かさや自然の素晴らしさを表現する。
ギネスブックにも申請中という10mの竹を使ったオリジナル奏法は、
ヤン・リーピン自らが開発したという、まさにここでしか見ることの出
来ない究極の技である。



●色鮮やかに描き出された少数民族文化の世界
『シャングリラ』はイ族、チベット族、ワ族、ハニ族をはじめとする26 もの民族
たちを描いた世界であり、劇中には色とりどりの民族衣装で身をまとった者たちが、
歌と踊りで民族文化の世界を表現している。
約70 名のパフォーマーのほとんどが普通の村人たちである。
彼らが本来の自分をさらけ出し、労働や愛情、信仰を表現してゆくその姿は、
まるで26 枚の花びらが集まり、一輪の花をステージに咲かせているようだ。





●ヤン・リーピンの伝説の名演「孔雀の舞い」
場面は5つの自然を主題としたシーンとプロローグ、エピローグの7つから成る。
その最後を飾るのが、ヤン・リーピンによる「孔雀の舞い」である。
雲南省の人々にとって孔雀は神聖であり幸運の象徴とされている。
指の爪先にまで精神を宿したかのような印象深いこの叙情詩的なダンスは、
華やかな羽を持つ鳥の美しさと優雅さを表現したもの。
その夢幻的な美しさはまるで、
魂の化身を目にするかのような神々しさと厳かな感動をもたらす。
中国の国民的スター、ヤン・リーピンの孔雀の舞は地元中国では決して見られない稀少なもの。
そんな彼女が日本公演では全ステージに出演すると意気込みをみせる。
まさに幻のステージがこの日本で実現するのだ。
そしてあの「千手観音」で知られている
「中国障害者芸術団」のタイ・リーファに踊りを教えたのもヤン・リーピンである。


<シャングリラとは>
“シャングリラ”は神秘的な場所を指し、言葉の意味は“桃源郷”である。
チベット語での意味は“心の日月”である。
1993 年イギリスの小説家ジェームス・ヒルトン氏が書いた小説「失われた地平線」には
東方の山の奥にとても静かな場所“シャングリラ”が登場する。
そこに記されているのは、周りを雪で囲まれ、青い空と青い湖、
そして広大な草原がとても幻想的かつ魅力的な桃源郷であった。
そこで、各分野の専門家たちがこの文献を研究し,
1997 年9 月、小説「失われた地平線」に記されている
“シャングリラ”の元は中国雲南省の迪慶チベット族自州の境であることを正式に発表した。

大阪公演は
20103月25日(木)~28日(日)
梅田芸術劇場メインホール
お問合せ
キョードーインフォメーション 
06-7732-8888
http://www.kyodo-osaka.co.jp
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2010 謹賀春節祭1 | トップ | いつもといっしょ64 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (イチロー)
2010-02-19 01:11:21
これ、めっちゃ気になってました。
タイ・リーファさんが踊られている『孔雀の舞』もヤン・リーピンさんのオリジナルだそうですね。
返信する
芸術性では・・・ (た~や♪)
2010-02-19 08:19:55
ヤン・リーピンは、
中国では、
舞踊の国宝と言われているほど、
凄い人だそうです。
(私はまだ見てないケド^^;)
雲南省シーサンバーナーで、
観光客用の公演を観たのですが、
それでも凄く良かった。
その劇団みんなが、
ヤン・リーピンに憧れ、
目標に頑張っているのです。
もちろんタイ・リーファもネ!
返信する
今日行ってきました。 (イチロー)
2010-03-26 23:57:24
とても素晴らしかったです。
返信する

コメントを投稿

本・映画・芸術」カテゴリの最新記事