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ちょっとだけスパイシー

中国青海省お見舞記(6)

2007-01-21 | 中国青海省お見舞記
チベット料理で昼食を食べ、
通訳の女性を青海大学内の学生寮に送り、
義姉の入院する病院に戻った。

妻と義姉の夫と二人で、介護をしていた。
最近は朝食も取らず、眠ってばかりいたのが、
今日は朝食を食べ、
昼食も、日本から持って行った
「ズワイガニ」を、日本のお鍋のダシで煮た足の身を3本と
日本から持って行った「おでん」を少し食べたそうだ。
義姉は来日したことがあり、日本食が大好きだ。
妻がチャットで、食べたいもの、欲しいものを聞いていたらしい。
2つ持って行ったスーツケースの大きな方ひとつは、
義姉のおみやげばかりが入っている。

病室にはネットが繋がれ、気分の良いときは、
パソコンで北京や上海、日本などチャットで顔を見ながら、
話をするのだ。中国の田舎も進んでいる。

私は言葉も分からないし、病室にあまり長くいても、
「お茶を飲みますか?」
「お菓子、食べませんか?」
などと気を使われるので、1階から9階まで階段を登るなど、
時間をつぶしていた。

2時間ほどして、
昨年に買ったという甥のマンションに行ってから、
夕食を食べることになった。
病院からタクシーで10分ほどにマンションがあった。
6階建ての4階なのだがエレベーターが無い。
部屋は広く、とても綺麗な内装だ。
ローンで買ったのだが、
義姉が癌だと診断される前に買った為、
入院代や治療代を支払うと、
給料だけではローンの支払が出来ず、
困っているという。

中国の医療事情と、日本とでは違う。
兄弟や親戚が助け合って、入院費を捻出しているのだ。
中国は日本より遅れていると思う人もいるかもしれない。
ある面では遅れているかもしれないが、
ある面では、
良いところが、
残っているのだ。

今回のお見舞いも、
僅かながら私たち夫婦も、
協力するための渡航だ。

マンションを出て、
病院近くの中華料理のお店で夕食を食べ、
ホテルに戻った。


コメント
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