石林を出発したのが11時30分。
昆明の方に帰るのだが、そろそろお昼ご飯の時間だ。
同じ道を帰るとすると、途中綺麗なレストランや食堂は、
無かったような気がする。
妻にどんな所で食事をするか聞いてみたら、
「食事の料金は15元(約200円)で、入る店はガイドにおまかせ、
中国の田舎では、日本のようにまともな(?)店は無いかも」
30分ほどしてから、反対車線にある食堂に入った。
1メートルほどの高さの土台に、コンクリートブロックで作られた
胸の高さぐらいの壁と、簡単な屋根だけ。
4人がけの、木のテーブルと椅子に妻と二人が案内された。
食事の時は、ガイドや運転手が一緒に食べてはいけないらしい。
出てきた料理は、茶色い陶器に入った鶏のスープ。
現地の野菜炒めが二皿と豚肉料理(雲南風?)と中国風の漬物。
プラスチックの洗面器に山のように盛られたご飯。
二人では食べきることの出来ない、凄い量である。
それに陶器のスプーンに割り箸。小さく端が少し欠けたお茶碗が二つ出てきた。
スープとご飯を入れるようなのだが、濡れたままで底には少し水が溜まっている。
日本から持っていったローン会社が配る無料のティシュで
1つひとつ拭き、食べ出した。
スープは薄味で香辛料と少しの塩味。それ以外は、すべて辛い味付け。
雲南省は隣に四川省がある為か、味付けが辛いのだ。
野菜も日本では見たことが無く、地元の人が採ってきたもので、
市場にも売っていないらしい。
ご飯は、硬く少し色が付いたようで美味しくない。
おかずを中心に、二人で半分ほど食べただけで満腹。
次の目的地、『雲南七彩』に行く為に車に乗り込んだ。
日本を出発する前にガイドブックで簡単に調べたのだが
『雲南七彩』はどこにも載っていなかった。
大きな門の中に入ると、観光バスがざっと見回しただけで20台以上。
中央に池があり、中央の小さな島には
『三国志』の登場人物の像が作られていた。
池の周りには、七つの大きな建物があった。
雲南省の特産物を集めた、「お土産物屋」の事だったのだ。
ガイドの李さんは一番奥にある『宝石・翡翠(ヒスイ)』売り場の建物に、
私たちを連れて行き、翡翠は雲南省の特産で・・・と説明を始めた。
私は男だし、宝石や翡翠など興味が無いと言うと、
妻に「これは良いですよ」とか、「安いです。お得ですよ」と薦め始めた。
ガイドとお土産物屋がグルになっているのは解かるが、
日本人はすべてがお金持ちだと思っているのだろう。
高価な翡翠ばかり薦めてくる。
妻も断り切れず、280元の翡翠のペンダントを一つ購入した。
すると李さんは、
「後は二人で廻ってください。1時間したらここに来てください」
この調子でお土産を薦められても困るので、
ふたりでゆっくり見て廻るのに賛成した。
雲南省は、翡翠のほかにお茶(プーアール茶)漢方薬。
花。山菜(キノコ)。タバコなどが有名らしい。
まだ、旅行も始まったばかりで、残りが一週間以上もあり、
早くからお土産を買うと、荷物になるので、
妻が「ハーブオイル」を一瓶だけを購入した。
昆明市内に入ると李さんが、
「無料でお茶を飲みましょう」と決め付けたように言い出した。
私が疲れているからホテルに戻る。と言うと、
「少しだけでもいいから行きましょう。すぐ近くです」
と何故か強引に誘いだした。
20分だけなら良いと言ってお茶を飲みに行くのを了解した。
大きなイベント会場のような建物の中に連れて行かれた。
そこにも観光バスが10数台止まっている。
入り口で、民族衣装を着た若い女性に名札を手渡され、
奥の個室に連れて行かれそうになった。
妻が何分ぐらいですか? と訊ねた。
「40分から1時間ぐらいです」
私は約束が違うと、引き返し建物から出て行った。
李さんも民族衣装を着た女性も慌て困った様子だったが、
無料でお茶なんて、タダほど高いものは無いのである。
帰りに無理やり、お茶を買わされるのはわかりきった事である。
それなら最初から行かない方が良いし、いい加減に疲れてきた。
あとで解かった事だが、雲南省のガイドは、
雲南省の特産品を観光客に売らなければいけないと、
条例かガイドの契約のようなもので決まっているらしい。
ガイドが案内した観光客が、特産品を買うか買わないかで、
罰金が課せられる事もあるようだ。
それならそうと最初に説明をすれば、
お茶くらい飲んであげたのだが、、、
無理やり連れて行かれたので気分を害し、
疲れてしまった。
日本でも、良くあることには違いないのだが、
観光客(特に日本人)を見ると、
お金を吸い取ることしか考えない人も
多いのだなと感心した。
昆明の方に帰るのだが、そろそろお昼ご飯の時間だ。
同じ道を帰るとすると、途中綺麗なレストランや食堂は、
無かったような気がする。
妻にどんな所で食事をするか聞いてみたら、
「食事の料金は15元(約200円)で、入る店はガイドにおまかせ、
中国の田舎では、日本のようにまともな(?)店は無いかも」
30分ほどしてから、反対車線にある食堂に入った。
1メートルほどの高さの土台に、コンクリートブロックで作られた
胸の高さぐらいの壁と、簡単な屋根だけ。
4人がけの、木のテーブルと椅子に妻と二人が案内された。
食事の時は、ガイドや運転手が一緒に食べてはいけないらしい。
出てきた料理は、茶色い陶器に入った鶏のスープ。
現地の野菜炒めが二皿と豚肉料理(雲南風?)と中国風の漬物。
プラスチックの洗面器に山のように盛られたご飯。
二人では食べきることの出来ない、凄い量である。
それに陶器のスプーンに割り箸。小さく端が少し欠けたお茶碗が二つ出てきた。
スープとご飯を入れるようなのだが、濡れたままで底には少し水が溜まっている。
日本から持っていったローン会社が配る無料のティシュで
1つひとつ拭き、食べ出した。
スープは薄味で香辛料と少しの塩味。それ以外は、すべて辛い味付け。
雲南省は隣に四川省がある為か、味付けが辛いのだ。
野菜も日本では見たことが無く、地元の人が採ってきたもので、
市場にも売っていないらしい。
ご飯は、硬く少し色が付いたようで美味しくない。
おかずを中心に、二人で半分ほど食べただけで満腹。
次の目的地、『雲南七彩』に行く為に車に乗り込んだ。
日本を出発する前にガイドブックで簡単に調べたのだが
『雲南七彩』はどこにも載っていなかった。
大きな門の中に入ると、観光バスがざっと見回しただけで20台以上。
中央に池があり、中央の小さな島には
『三国志』の登場人物の像が作られていた。
池の周りには、七つの大きな建物があった。
雲南省の特産物を集めた、「お土産物屋」の事だったのだ。
ガイドの李さんは一番奥にある『宝石・翡翠(ヒスイ)』売り場の建物に、
私たちを連れて行き、翡翠は雲南省の特産で・・・と説明を始めた。
私は男だし、宝石や翡翠など興味が無いと言うと、
妻に「これは良いですよ」とか、「安いです。お得ですよ」と薦め始めた。
ガイドとお土産物屋がグルになっているのは解かるが、
日本人はすべてがお金持ちだと思っているのだろう。
高価な翡翠ばかり薦めてくる。
妻も断り切れず、280元の翡翠のペンダントを一つ購入した。
すると李さんは、
「後は二人で廻ってください。1時間したらここに来てください」
この調子でお土産を薦められても困るので、
ふたりでゆっくり見て廻るのに賛成した。
雲南省は、翡翠のほかにお茶(プーアール茶)漢方薬。
花。山菜(キノコ)。タバコなどが有名らしい。
まだ、旅行も始まったばかりで、残りが一週間以上もあり、
早くからお土産を買うと、荷物になるので、
妻が「ハーブオイル」を一瓶だけを購入した。
昆明市内に入ると李さんが、
「無料でお茶を飲みましょう」と決め付けたように言い出した。
私が疲れているからホテルに戻る。と言うと、
「少しだけでもいいから行きましょう。すぐ近くです」
と何故か強引に誘いだした。
20分だけなら良いと言ってお茶を飲みに行くのを了解した。
大きなイベント会場のような建物の中に連れて行かれた。
そこにも観光バスが10数台止まっている。
入り口で、民族衣装を着た若い女性に名札を手渡され、
奥の個室に連れて行かれそうになった。
妻が何分ぐらいですか? と訊ねた。
「40分から1時間ぐらいです」
私は約束が違うと、引き返し建物から出て行った。
李さんも民族衣装を着た女性も慌て困った様子だったが、
無料でお茶なんて、タダほど高いものは無いのである。
帰りに無理やり、お茶を買わされるのはわかりきった事である。
それなら最初から行かない方が良いし、いい加減に疲れてきた。
あとで解かった事だが、雲南省のガイドは、
雲南省の特産品を観光客に売らなければいけないと、
条例かガイドの契約のようなもので決まっているらしい。
ガイドが案内した観光客が、特産品を買うか買わないかで、
罰金が課せられる事もあるようだ。
それならそうと最初に説明をすれば、
お茶くらい飲んであげたのだが、、、
無理やり連れて行かれたので気分を害し、
疲れてしまった。
日本でも、良くあることには違いないのだが、
観光客(特に日本人)を見ると、
お金を吸い取ることしか考えない人も
多いのだなと感心した。