徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

「男の子の宝物」

2009年11月21日 22時39分33秒 | 日記
女の子(あるいは女性)から見るとゴミ程度の価値しかなさそうながらくたを男の子(あるいは男性)は大切にする傾向があります。私の内緒の宝物をいくつか紹介します。

■ メンコ:
 子どもの頃は「ペタン」と呼んでいました。負けず嫌いの私は夢中になりましたが、弱かった(苦笑)。いつも負けて巻き上げられ、泣いて帰ってきたそうです。勢い余って自分の手を自分のふくらはぎにぶつけるクセがあり、私の右ふくらはぎにはいつも青あざがありました。
 それでも集めに集めて1000枚くらいたまりました。20歳の頃、物置にしまっておいたペタンを久しぶりに拝もうとおもって探したところ見あたりません・・・なんと父がゴミとして燃やしてしまったのです(涙)。

■ 土器:
 建築工事などがあると、その基礎工事の際に土器が出土することがあります。家から遠からぬ場所で土器が出たことが子どもの頃2回ありました。
 一つは「足利問屋団地」とその脇の国道50号の開発時。今は建物だらけの問屋団地も昔は田んぼで、私の遊び場でした。友達と連れだって発掘作業を見に行き、調査員の動きを固唾をのんで見守りました。土器のかけらをもらったものなら、もう有頂天です。
 二つ目は足利の街中の裁判所の裏の工事。高校生だった私の通学路でした。ある時、調査が終了したらしく機材を片づけている場面に出くわしました。「チャンス!」と思い物欲しそうに眺めていると・・・「調査は終わったから、その辺の土器のかけらをもっていっていいよ」と言われ、雨の中数時間粘って夢中で拾いまくりました。今でも大切に保存してあります。なにせ、1000年以上前の足利に住んでいた人達が使った食器を手に取ることができるのですから、たまりません(え、どうでもいいって?)。

■ 隕石:
 これは子ども時代には手に入りにくいものでしたが、大人になりインターネットが普及すると通販で購入できるようになり、いくつか集めました。今手元に2つあります。
 一つは「カンポ・デル・シェーロ」という名前がついており、1576年にアルゼンチンに落下した鉄隕石(オクタヘドライト)。
 もう一つは中国に落ちた隕石で直径10cmの球状に加工され磨き上げられたものです。すごく重い。
 夜空に見かける流れ星は数gの宇宙のチリですが、もっと大きくて大気圏で燃え尽きずに地上に落下したものが隕石。手に取ると遙か彼方の宇宙を感じることができます(スリスリ)。

■ 化石:
 定番の三葉虫やアンモナイトの化石などいくつも持ってます。鑑賞して古代に夢を馳せるのはいいのですが、これが実際に動いているのを想像すると、ちょっと気持ち悪いかなあ。

 なぜ、これらのものに惹かれるのでしょうねえ。
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2020-10-26 09:04:35
十年前の記事にコメントするのもお恥ずかしいですが。

>女の子(あるいは女性)から見るとゴミ程度の価値しかなさそうながらくたを男の子(あるいは男性)は大切にする傾向があります。

小学生の頃を思い出して懐かしくなりました。
女性も同じで、男性にとってはゴミにしか見えないものを宝物にしているものですよね。私の世代の女の子たちだと、匂いのする消しゴムや紙切れとか、綺麗な石を拾って持っていたり、どう見ても使いにくい変な文房具を使っていました。
女性は大人になったら香水や宝石を持つので、やっぱりいい匂いとかキラキラしたものに惹かれるものなのかも知れませんね。
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