オリンピックの開催まであと僅か・・
無観客での開催が決定したが何故だか地方からの観光客で賑わっている
最近は他県からのナンバーの車を良く見かけるようになった
オリンピックの関係車両なども良く見かける
議論がないままの開催に違和感を感じるが・・・
日本国民として無事に閉会を迎えることを祈りたい
自転車競技なども楽しみにしていたが沿道での観戦は禁止なのだ
どれだけの人々が約束を守ることできるだろうか?
最近はルールや約束を破ることがカッコいいという風潮が蔓延している
日本人の美徳が失われていくことをとても残念に思うのだ
それだけが取り柄だったはずなのだ
残念だが現状で誇れるものは何もない
新しい何かを創造することも出来ない
何かを精巧にコピーする技術も負けている
数十年前に先輩達が築いた物が音を立てて崩れていく気がしている
という前置きはこの辺で・・・
ギターを弾く人、ギターを好む人も様変わりした
私がギターを始めた頃と比較すると何かが違っているように思える
何だろう?
上手い言葉が見つからないが・・・
何となく浅いように感じる
本気でギターと向き合っている人が減ったような気がする
私がギターを始めた頃には三度の飯よりギターが好きな人が多々いた
一日中ギターばかり弾いている友達も沢山いたような気がする
携帯もパソコンもゲームも無かった時代なのだ
時代背景が変わったのだと思う
5Gの時代になってもギターは相変わらずなのだ
車のワイパーとギターの構造は大きく変わらない
良い意味で進歩がないのだ
エレキもアコギも私がギターを始めた頃と変わらない
むしろ、そんな古い時代に作られたギターが好まれるという不思議な現象が起こっているのだ
ギターだけではない
車もバイクも古いモデルが人気なのだ
人気が故にその値段も尋常ではないほど高騰している
私が大学生の頃に乗っていた車が驚くような値段で取引されている
ヴィンテージ人気は世界的な流れではあるが特に日本人は傾倒し易い
そういう部分は日本人的だと思える
ブログのタイトルにもあるが・・
楽器屋さんが好むお客さんとはどんな感じだろうか?
一言で表現するならば・・
”買ってくれるお客さん・・”
もっと言うならば・・・
”購入単価が高いお客さん・・”
ということになると思う
楽器屋さんも商売であり商人なのだ
ギターが上手いとか知識が豊富ということはあまり関係ない
ゴチャゴチャと理屈を並べるお客さんも大歓迎なのだ
楽器屋さんはお客扱いのプロなのだ
とにかくお金を使ってくれるお客さんが大好きなのだ
場末の楽器店でもまぐれのホームランのように高単価な楽器が売れることがある
そういうお客さんに好かれるということが大事なのだ
その辺りは楽器屋さんも熟知している
値段が高いギターを買う人は僅かな値段の差など気にしない
「ネットの方が安いからさ・・」
にはならないところが興味深い
自分の話を聞いてくれる人が好きなのだ
自分に興味を持ってくれる楽器屋さんが好きなのだ
伝わっているだろうか?
相手にされるということが最大の目的なのだ
私には何となく気持ちが分かる
私は値段が高い楽器は買わないが・・
私のギター談義に耳を傾けて欲しいと思っているのだ
そういう読者が増えれば嬉しいと思う
誰も聴かない曲、誰も読まないブログを書くほどの徒労はないと思う
相手にされないということは人間の尊厳を否定されたことに等しい
値段が高いギターを好む人の気持ちが何となく理解できる
家庭や職場では趣味の話も盛り上がらない
でも話したいのだ
自分話を聞いてほしいのだ
「ギター買うから俺の話を聞いてよ・・」
という切なる思いが伝わってくる
愚痴や自慢話をしたいが為にキレイなお姉さんがいるお店に通い詰めるおじさんも少なくない
酒が飲みたいのではないと思う
自分の存在を認めてほしいのだ
『俺はここにいるよ・・』
そんな心の声が聞こえてくるのだ
値段が高いギターはネットでは買わない
理由は上記の通りなのだ
「ギターは実際に触れてみないとね・・」
は建前なのだ
最近はネットのギターの品質管理もかなり向上しているという
良心的なお店ならば、不具合には快く対応してくれると思う
楽器屋さんが近くにない
楽器屋さんの応対が面倒臭い
という人には良いかもしれない
当たりハズレ?
言葉は悪いが・・
私を含む素人には分からない
一人前な事を言うほどギターの事が分からない
そんなものなのだ
ギターを選ぶよりはお店を選ぶような感覚の方が成功する
信頼できるお店選びが良いギター購入の第一歩
ギター選びは楽器屋さんに任せておけば良いのだ
良い楽器屋さんは推しのギターを勧めてくる
悪い楽器屋さんは売れ残りを勧めてくる
初心者や不慣れな人には見極めが難しいと思うが・・
この辺りが分かってくると楽器屋さん選びも楽しくなってくる
来店するが何も買わないお客さんは嫌われる
そんなお客さんに限って蘊蓄(うんちく)が長いのだ
ネットや雑誌などで蓄えた知識を披露したがるものなのだ
相手はプロなのだ
お客さんの話に塩対応で耳を傾けているが・・
素人のお客さんにマウントを取られることを快く思っていないことも事実
世間話や自慢話はほどほどなのだ
楽器屋さんでの『会話』は演奏なのだ
上手い人は一音で認めてもらえる
楽器屋さんも基本的にはギター好きなのだ
ギターが嫌いなら他の仕事を選んでいる
誰かに憧れてギターを始めたのは皆さんと一緒
上手い人には心惹かれる
私も同様なのだ
YouTubeなどでも解説ばかりで一向に弾かない人は信用できない
チャンネル登録する気にもならない
ギター弾きにとっての言語は『音』なのだ
そこそこ良いトーンが出せるだけで認めてもらえる
売り物のギターをダラダラと長く弾くのは嫌われる
あくまでも『試奏』であることを忘れてはならないと思う
正直な話、リアルショップには良いギターが並んでいる
実物を見れば気持ちも上がってくるのだ
連休を利用して楽器店を廻ってみるのも楽しいと思う