還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

九州キャンピング旅行記4

2010-05-11 21:11:23 | 旅行
4月29日 鹿児島~宮崎

寂しくてスリリングな一夜も明けて朝からよく晴れている。
真っ青な海の向こうにきれいに見えている開聞岳を写真におさめて0715に道の駅「根占」を出発。


==佐多岬(0800-0910)==

本州最南端になる岬でソテツの自生地である。
ちょっと想像し難いがインドのニューデリーやエジプトのカイロと同緯度になるらしい。

トンネル手前の駐車場に車を止めて、入園料一人300円也を払って岬の先まで歩くことになる。


岬の先端までの山道を歩いて御崎神社を過ぎて少しすると視界が開け、開聞岳がきれいに見える。
富士山に負けずとも劣らず、この山はどこから見ても美しく感動的である。


御崎神社を少し過ぎたあたりで、何やらゴソゴソ音がする。
山の整備でもしているのかと思ったら、いきなり猪2頭と猿が一匹姿を現した。
驚いたが観光地で人馴れしているのだろうと勝手に思い込んでカメラを向けたら
低いうなり声をあげて向かってきそうだったので足早に立ち去る。

帰りしなに受付の人に聞いたら「今まで被害にあった人はいないけど、人馴れしているわけでもないので
これからはわからない」ような事を言われた。
それなら入口に注意書きでもしておいてほしいものだ。

灯台は岬の先端から少し離れた島に設置されているのでそこまでは行けない。




佐多岬からR269への途中に「↑稚内」の標識があった、最南端から最北端へのユーモアに思わず苦笑。



ここから内之浦経由で都井岬方面にゆっくりと走りたかったが、今後の行程の関係で
鹿屋まで引き返して、一路R220で都井岬を目指した。
ラジオニュースでは早朝に桜島が爆発的小噴火を起こし、噴煙が数百mの高さまで上がっているらしい。
R220からでも高く上げっている噴煙が見えた。
昨日行っておいてよかったという気持ちと、今日の噴火を見てみたかったという気持ちが交錯していた。



==都井岬(1340-1410)==

今までの岬とは趣きが違って、なだらかな丘陵という感じだ。
有名な野生馬がのんびりと草を食んでいた。


ここの灯台は登って見学ができるので登ってみた。


さすがに人気の観光地、道も環境もよく整備されていて通行料的に取られる協賛金400円也は気持ちよく支払えた。



==道の駅「なんごう」(1450-1510)==
休憩がてらここでマンゴーアイスを食す。
この道の駅も眺望が抜群でいい所だ。
ここから鞍埼灯台を写真におさめる。


==飫肥(1545-1700)==
九州の小京都といわれるだけあって、江戸時代の絵図に描かれた街路がそのまま使用されている美しい町並みだ。
飫肥城大手門から東のほうへ延びている武家屋敷通りは平均900坪の広い邸宅が並んでいる。
出水や知覧の武家屋敷群と同様に住民が生活しながら景観を維持されているのだが、
前2者の中間的なたたずまいで、生活しながら商売にも活かして生活と観光の調和がとれているように感じた。



そこから南のほうの商人通りも風情があって良かった。




飫肥城の旧本丸跡には樹齢100年以上の杉が林立しており二人でヒーリングスポットと名づけた


昨夜、車中でガイドブックを見るまでは名前も知らなかった飫肥だが、休日ということもあってか
思ったより観光客も多く静かで良いところであった。
こんなふうに予定外のところが意外と良かったりするのが自由きままなキャンピング旅行のいいところ。


==道の駅「フェニックス」(1750-1830)==
今晩の宿泊地をここに決めてきたが、景色が良すぎてバイクや若者が多い。
昨年の四国旅行のさいの道の駅「やす」と「風和里」(両方とも海岸沿いにあり景色も抜群の所)で
遅くまで暴走族に悩まされた経験から妻が怖がるので、別の道の駅を探すことにした。


==道の駅「高岡」(1920着)==
明日は綾町へ行く予定なので、綾町に近いここで宿泊することにした。