還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

九州キャンピング旅行記1

2010-05-06 21:05:45 | 旅行
4月25日 九州キャンピング旅行一日目
九州はやっぱり遠い。
今日はただひたすら高速道を西へ走るのみ。
朝8時に家を出て夕方7時過ぎに熊本の宮原SAに到着。
連休前なので渋滞もなく順調に走行できた。
走行距離712㎞。
夜、車中で明日の予定を立てる。
当初は阿久根~長島方面を予定していたが、ガイドブックに出水の武家屋敷群が載っていたので
そちらへ行く事にする。


4月26日 鹿児島一日目
宮原SAを0720に出発(旅館宿泊と違って朝早くから行動できるのがよいところ)
八代JCTから南九州自動車道で日奈久ICまで行く予定だったが、間違って八代出口に
出てしまった。しかたないので一般道で一路出水まで行くことにする。

===出水麓武家屋敷群(0915-1135)===
出水は敵が攻めてくる場合必ず通過する地域ということで
周辺各国から選りすぐりの屈強の武士達が集められて外城を形成していたらしい。

現在でも武家屋敷の景観を守りながら(従って商店がひとつもない)住民の方が生活しておられるということで
見学できるのは平成2年に市が買い上げた「竹添邸」と8年に買い上げた「武宮邸」の2軒だけだったが、
ガイドの方が常駐しておられ親切に説明していただいた。
竹添邸のほうは2棟連結の大きな屋敷で当時の道具類が展示されている。
ガイドの方の詳しいお話を伺いながら当時の武士の生活に思いをはせた。
武宮邸のほうは最近まで住んでおられたということで生活感の漂う屋敷になっていた。


駐車場も複数整備されており見学も無料になっていて他の地域の武家屋敷群と違って
商業化されておらず素朴で落ち着いた雰囲気のいい所であった。
まるっきり無料では申し訳ないので出口の寄付箱に気持ちだけ入れて竹添邸をあとにした。

どこの景観保護地区でもそうだが、我々観光客には美しくていいのだが現実にそこに
生活されている住民の方はいろんな制約があって不便で大変だろうなと思う。
その不自由さと引き換えにできるほどのメリットが想像できない。
住民と出水市の心意気だけで維持されているように感じた。

日本一の大きい地蔵さん(高さ約4m)を拝んで武家屋敷群一帯を散策して1135に出水をあとにした。


==吹上浜(1400-1525)==
旅に出るとどうしても運動不足になるので、遠くに車を止めて往復一時間歩いて浜に出てみた。
昨年房総半島旅行で九十九里浜や波崎の砂丘を見ているので、「まあこんなもんか」といった感じで
早々に次の野間岬まで急ぐことにした。


==野間岬(1620-1650)==
R226から細い地道を経て野間岬の海岸に着いたが灯台が見えない。
途中で追い越した小さなバイクの男性(同年代)と海岸で出会う。
なんと篠山から来たと言っていた、まさかこんな九州の端でご近所さんに出会うとは・・・

塩水でらっきょうを洗っていた地元の人に聞くと、風力発電の風車が並んでいる山の上に
あるらしい、「せっかく来たのだからこの近くに「磯」という日本一おいしい寿司屋があるので
ぜひ食べていきなさい」と勧められたが、日が暮れるまでに灯台まで行ってみたいし今日の
「道の駅」まで大分距離があるので残念ながら今回は遠慮した。
せっかく電話までしてもらったのにごめんなさい。

教えられたとおりに行ったつもりだったが、着いた所から灯台はまだ歩いて20分以上かかる
ようなので、残念ながら日も暮れてきたことでもあり灯台までいくのは諦めた。


==道の駅==
当初の予定であった「きんぽう木花館」は小さすぎて他にキャンパーもいなくて泊まるにはちょっと不安なので
「川辺やすらぎの里」まで行くことにした。

途中の「いなほ館」という所で夕食と温泉に入る。
26日ということで入浴料が260円だった。
シャンプーや石鹸は必ず置いてあるものと思い込んでいたのでタオルだけで入った。
ところが洗い場には何も置いてない、近くの人に聞いたがいつも置いてないとのことだった。
諦めてサウナに入ったら、後から入ってきた人がわざわざ「洗剤ないんだって、よかったら私のを使って
下さい」と言って下さりシャンプーをお借りした。
夕食は不味いし安くても洗剤が置かれていないことで自分の気持ちの中で悪くなっていた印象が
一挙に挽回した。

後々にも経験したが、とにかく鹿児島の人は親切で人懐っこい人が多い。
そして皆一様にスピードは出さないし交通マナーが良い。
鹿児島がすっかり好きになってしまった。

道の駅「川辺やすらぎの里」では同年輩のキャンパーが4台、内1台は又もやご近所「神戸」ナンバー
だった。