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時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガー漂走記~旧岩倉街道編(3)

2016-02-02 | 旧岩倉街道run!!

3月になり、随分と暖かくなった。
寒いのは、コスモタイガーの財布!

2月の泉州国際市民マラソンの疲れもあるのか、まだ体調は完璧とは言えず、ボチボチとコンディションを戻していこうか、という感じ。
それにしても相変わらず何かと忙しく、丸一日空けることが難しい。
今日も午前中は野暮用に拘束され、自由の身?になったのは、ランチタイムを過ぎた頃。

ということで、またしても岩倉街道。
前回の続き、ということなら、扶桑駅がStartになるんだけど(※旧岩倉街道編2参照)、いかんせん、終点の犬山まで距離が近すぎる!

こんなことなら、前回もう少し頑張って、犬山まで走り、完全走破しときゃ良かった!
でも、夕暮れ近かったから、犬山着く頃には真っ暗の可能性も高かったし…。

いずれにせよ、今更あれこれ考えたところで仕方ないこと。
それならいっそ!
と思い、重複になるけど、少し手前の「柏森」駅をstartとした。

もっとも便利なのは、前回まで利用していた市バス→地下鉄鶴舞線→名鉄犬山線、だけど、いい加減飽きてきた。

だから自転車で向かったのは、懐かしい?名鉄名古屋本線鳴海駅。
中山道で、岐阜市内をウロウロ走った以来になるのかな?(※旧中山道編9参照)

といっても、旧街道runのアクセスとして懐かしい、というだけのことで、プライベートでは度々利用しているんだけどね。

金山駅で犬山線に乗換。
まぁ、名古屋地区の人間には当たり前すぎるルートで、柏森駅到着。
すでに時計は15時を過ぎている。

記念のシャメだけ撮って、さっそくトレーニング開始!
もちろんここから隣の扶桑駅までは、前回と重複だから、資料を確認するまでもなく、順調に走る。
途中で江南市から扶桑町に。

迷うことなく、扶桑駅前に到着。
さぁ、ここからが前回の続きだ。

本来の旧街道は、ロータリー真っ只中を突っ切っていた模様だけど、現在はロータリー北側で消失。
いったん郵便局前で広い道に出る。

すぐに喫茶店の脇、右折する細い道があるから、そこを入ってみると、左に90度折れ、旧街道が復活。
いったん広い道に出て、また離れる。

200mほどでまたくっ付くと、今度は少しだけ広い道の反対側を走り、信号を渡ると、あとは道なりに。

左後方から県道64号が合流した地点が「伊勢帰」の信号だ。
右手には、大型スーパーを含む複合施設が鎮座している。

ここから約1kmは県道に沿って走る。
途中、行政区域が扶桑町から犬山市へと変わったようだ。

小さな川を渡ると、ここで県道とはさようなら。
右手斜めに分岐する、生活道路が旧街道なのだ。

1本道で、視野の左半分は工場街だけど、所々旧街道らしさが残る独特のうねりは、何だか久しぶりの気がして、なかなか楽しい。

途中で可愛らしい道標も残っている。
「左小口」はわかるけど、右は何て書いてあるのかな?

段々と家並みも増え、正面に大型スーパー「清水屋」が見えてきた。
犬山市の真ん中に近づいたようで、ゴールが近いことを実感する。

清水屋を目前にしながら、この道はT字路になってしまい、ここを左折。
「出来町」の交差点で、お別れしたはずの県道64を横断。

ここからは、右に左に多くの寺院があり、いかにも歴史を感じさせられる。

本町。
名前からして、ここが城下町犬山の中心だ。
左右いくつもの道が分岐し、碁盤目状の街になってることもはっきり実感できる。

今走ってるこの道も、岩倉街道であると同時に、犬山では「本町筋」称され、江戸期のメインストリートだっただね。

右手に立派なお屋敷が。
旧磯部家住宅。

呉服商を営んできた旧家で、登録有形文化財に指定されている。
中も見学できるんだけど、とりあえずトレーニング中ね!

そのまま直進、というか北上すること、約400m。
正面には、国宝犬山城を見上げつつ、文化資料館前に到着。

この犬山城の前が、岩倉街道としての終着点。
でもトレーニング終了するには、ちょっと強度不足。

正面の小山を上った先に、犬山城の現存天守閣がある。
クロカン練習を兼ねて、山登り。
天守閣の真下まで行くものの、すでに観覧終了間近だし、まだゴールしてないし。

ってことで、もったいないけれど、そのまま引き返して山を降りる。
まぁ、過去に何度か天守に上ってるから、特に未練はないけれど。

それどころか、若かりし頃は、毎年のように「読売犬山ハーフマラソン」(2月)に出場していたから、懐かしさすら感じたりしている。

コスモタイガーのハーフマラソンのベストタイムは、この大会。
ほとんど外したことがなく、相性抜群の大会だった。
(※久々出場の2014年にも、40代のベストタイムをここで出しました)

平坦ばかりで、記録を出すために設定された都心の「高速コース」より、適度の起伏や風景の変化がある犬山のコースは、「リラックス」と「緊張」のバランスが程よく維持されている気がする。
逆に、殺風景な高速コースは、いかにも「人為的に作られた」感がして、途中で気持ちが切れちゃったりするんだよね。

せっかくだから、犬山ハーフのレース前の自分のアップコースを、走ってみよう。

犬山城を西に向かうと、すぐに木曽川沿いの風光明媚な光景に出くわす。
まさにこの辺りは、「日本ライン」と称される、絶景ポイントだ。(※旧中山道編11参照)

ライン大橋で木曽川を渡ろう。
この橋の上から見る犬山城の姿が実に美しく、結構好きなんだよね。(冒頭写真)

木曽川が愛知県と岐阜県の県境。
ということは、渡った先は岐阜県各務原市。
尾張から美濃に、国境を越えたことになる。

レース前に密かに「国境越え」を楽しんでるコスモタイガー。
さすがに多少の緊張感もあって、ここで引き返すんだけど、今日はここを右折して、木曽川の対岸をこのまま走ろう。
岐阜県道95号線だ。

対岸から犬山城の美観を愛でながら走ると、「犬山橋北」の信号に突き当たる。
そう、右手の大橋は、犬山橋。

鉄道ファン、特に「撮り鉄」には有名な橋。

かつてはここが「路面電車」区間となっていて、普通電車はもちろん、名鉄パノラマカーもここをスピードを落として走っていた。

2000年3月、車専用のバイパスが完成し、そんな風景も過去のものになった。

この犬山橋を渡れば、再び「尾張」に戻るんだけど、ここまで来たら左に折れ、最寄の新鵜沼駅をゴールとしよう。
鉄ちゃんとしても、いろいろ意味のある駅だしね。

走った距離は15kmぐらい?
でも岩倉街道としては10km前後といったところかな?(前回との重複部分含む)

新鵜沼駅。
ここは特急も停車する、名鉄の拠点駅の1つ。
見た目には、単なる途中駅なんだけどね。
名古屋方面から延びてきた犬山線は、ここが終点。
ここから先は各務原線と名を変え、西にカーブもJR高山本線に並走するような感じで名鉄岐阜駅を目指すことになる。

と書いたけど、各務原線も、書類上は名鉄岐阜駅が起点で、新鵜沼駅は終点。
つまり、この駅から発車する列車は全て、終点から起点に向かう「上り列車」ということになるんだね。

この駅はネタが多くて、ウロウロしてしまう。
旧中山道が、500mほど北を通っており、鵜沼宿の最寄駅にもなっている。
ここを走ったのも、随分昔のような錯覚を覚える(※旧中山道編10参照)

北東200mには、JR高山本線「鵜沼」駅がある。
この間を陸橋で渡れるようになって、今では乗換も以前よりは便利になった。

かつては連絡線が存在し、その上を名鉄特急「北アルプス」号が走っていた。(※旧中山道編10参照)
2つの駅の間を斜めに走る道路が、その線路跡だろうと推測される。

さて、これ以上ウロウロすると、挙動不審者になりそうだ。
もうなってるかな?

ここから鳴海駅まで、特急で途中の金山駅まで。
そこからは急行に乗換えて7~8分。
鳴海駅に到着し、本日のプチ旅行?は終了!

すでに周囲はどっぷりと日が暮れた中、自転車で自宅に向かうコスモタイガー。
あっけなさもあるけれど、これにて旧岩倉街道完全走破!

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6 コメント

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犬山城と鵜沼宿 (更家)
2016-02-19 10:37:15
犬山城と鵜沼宿、未だ最近行ったばかりなのに、無性に懐かしいです!

そうなんですか、新鵜沼駅は、名古屋方面からの犬山線の終点なんですね。
また、新鵜沼駅は、名鉄岐阜駅からの各務原線の終点でもあるんですね。
地理感も方向感も無い私は、電車で犬山城から鵜沼宿へ向かうのに混乱してしまいました。
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更家様 (コスモタイガー)
2016-02-22 10:54:47
新鵜沼駅。
鉄チャン的には重要?な駅なんですが、そうじゃない方にはややこしいだけかもしれませんね。
「上り」しかないんですから。

かくいう私も、最近こちら方面はご無沙汰です。
鵜沼宿ウロウロしてた頃が懐かしいなぁ・・・。
返信する
祝 旧岩倉街道完全走破 (もののはじめのiina)
2018-10-02 10:52:55
旧岩倉街道完全走破、おめでとうございます。
岐阜城が偉容を放ってます。城の直ぐ傍ですから、恐らく写っているホテルに泊まったことがあります。
屋上の温泉につかり宴会の時に、鵜飼いの仕草を披露しましたっけ。


> 我が国は神教と仏教が混在する不思議さ。無節操、もとい、多様な価値観を持つ国民性なんでしょうね。
六世紀に日本に移入された仏を新来(アラキ)の神と名づけ、八百万の神を崇拝した日本人にとって新しくやってきた神にすぎなかったと考えたようです。
こうして、神と仏の習合していくのですね。
日本では、仏教礼賛神蔑視、神礼賛廃仏が交互にやってきたとも考えられるとか・・・。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/586b4031fb29400184ef6361dadfb83d


 iinaの当該ブログ記事のアドレスをコメント上のURLに置きました。

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岩倉街道 (コスモタイガー)
2018-10-02 12:00:35
いえ、写真は岐阜城ではなく、犬山城です♪
見た目の豪壮さは岐阜城に譲りますが、犬山城は現存天守。
国宝になっています。
また、目の前を流れるのは、長良川ではなく、木曽川になります。
現在は「ライン下り」で有名ですし、名古屋市民の水道水にもなっています。

神仏の複雑さは、ちょっと自分には難しいですが、確かに織田信長が大きな転機になったことは何となくわかります。

6世紀の人にとっては、仏教は「新興宗教」だったのでしょうね。
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犬山城 (もののはじめのiina)
2018-10-03 08:39:36
犬山城でしたか。たいへん失礼しました。
犬山城の天守閣からの眺めは壮大で好きです。木曽川の下流に足を進めたことはなく、そこから撮ったお城だったので勘違いしました。
ハイ、いままでに3度「ライン下り」をしています。

> 6世紀の人にとっては、仏教は「新興宗教」だったのでしょうね。
おそらく宗教という意識は薄く、新しい文物を伴ったものと考えたのでしょうか ❔



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岐阜城 (コスモタイガー)
2018-10-05 14:31:41
岐阜城も山の上にあって壮大で好きですよ。
先日、家族で遊びに行ったばかりです。
ロープウェイもありますし、山上にはリス園もあります。
家族連れて遊びに行くなら岐阜城でしょうね。

日本ライン下り、3回ですか!
それは凄いです。

地元民なのにコスモタイガーは中学生の頃だったかな?1回乗っただけです。
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