ポール・ウィリアムス VS エリスランディ・ララ
ウィリアムス MDで勝利
考察 ~ウィリアムス~
管理人採点では116-112でララ。
この採点はcontroversyを呼ぶこと間違いない。
初回、いきなりいい右フックをもらった直後にクリンチからの押し相撲で倒されたが、
あの時点ですでに効かされていたのか?
前回の敗北を引きずらないところは流石といえるが、
この路線で戦い続ければアゴがハーンズになるのはもう時間の問題だ。
中盤以降はインターバルごとにコーナーでうがいをしていたが、
吐き出す水の赤いこと赤いこと。
サウスポーの左をもらいまくるという技術的な悪癖が修正されていないのは
予想外とも言えるし、予想通りとも言える。
前回記事でここを直せば地味なボクサーになると書いたが、
陣営がその方針を選ばなかっただけのこと。
花実兼備のボクサーというのは理想ではあるものの、
そう簡単には作れないものだ。
それにしてもまるでS・マルチネスやC・キンタナとの初戦をなぞるがごとくの展開と結果。
これはリマッチが必須だろう。
そのリマッチの結果がどうなるのかは、
一にかかってウィリアムスの変化(≠成長)の有無による。
ちなみにマルチネスとのラバーマッチは確実に遠のいたと断言できる。
(そんな必要はないと管理人は思っているけれど)
とにかく頭に血が昇りやすいという欠点を見事に露呈してしまったわけだが、
これは性格的なもので修正するのは難しい。
我々はよく無責任にスポーツ選手を評してメンタルが弱いとか
精神面に問題があるだとか放言してしまう傾向にあるが、
人間の内面をガラリと変えられるものは世の中数えるほどしかない。
すなわち恋愛と宗教。
ボクシングにはその両方のエッセンスがある。
つまり中毒性(addiction)と献身(dedication)。
下田ともども生まれ変わってほしいが、さて。
考察 ~ララ~
リング上で対峙した瞬間にパッキャオvsデラホーヤ、
そしてヘイvsウラディミールの2つの構図が浮かんだが、
その後の展開として近かったのは前者。
絶望的とも思えるフレームの差をスピードで十二分に埋めてみせた。
リズミカルな動きからスピードに乗ることは日本人の同階級にも
出来る選手は探せばいるだろうが、一瞬の静止状態からネコ科の動物よろしく
一瞬でトップスピードに持っていくことができるのは、
やはりそれだけの身体的素養があるからだろう。
また、マルチネス戦の年間最高KOは対戦相手にウィリアムス恐るに足らずの
念を抱かせるに十分で、ララもポーカーフェイスながら自信を持っていたはず。
リゴンドーがコルドバ戦で最後に流したように、
ララもどこか流した感があったが、修羅場をくぐったという経験は大きい。
タンコブと呼ぶにはあまりにでかすぎる腫れに、
何かの弾みでカット → 大量出血 → 負傷判定という結末も
頭をよぎるも、最終ラウンドまで戦い抜いたことで胸をなでおろした。
内藤が出目金かと見紛うほどの腫れを負ったこともあり、
目にまで腫れが及ばないあたり運も味方していると思ったのだが……
記録の上でケチがついたのは痛いが、この選手はSウェルターにおける
A・ウォード的な存在になる予感すらする。
ニュータイプ戦士ララとか高柳氏は最後に絶叫していたが、
インドで精神修養が必要なのはポールの方だろう。
ウィリアムス MDで勝利
考察 ~ウィリアムス~
管理人採点では116-112でララ。
この採点はcontroversyを呼ぶこと間違いない。
初回、いきなりいい右フックをもらった直後にクリンチからの押し相撲で倒されたが、
あの時点ですでに効かされていたのか?
前回の敗北を引きずらないところは流石といえるが、
この路線で戦い続ければアゴがハーンズになるのはもう時間の問題だ。
中盤以降はインターバルごとにコーナーでうがいをしていたが、
吐き出す水の赤いこと赤いこと。
サウスポーの左をもらいまくるという技術的な悪癖が修正されていないのは
予想外とも言えるし、予想通りとも言える。
前回記事でここを直せば地味なボクサーになると書いたが、
陣営がその方針を選ばなかっただけのこと。
花実兼備のボクサーというのは理想ではあるものの、
そう簡単には作れないものだ。
それにしてもまるでS・マルチネスやC・キンタナとの初戦をなぞるがごとくの展開と結果。
これはリマッチが必須だろう。
そのリマッチの結果がどうなるのかは、
一にかかってウィリアムスの変化(≠成長)の有無による。
ちなみにマルチネスとのラバーマッチは確実に遠のいたと断言できる。
(そんな必要はないと管理人は思っているけれど)
とにかく頭に血が昇りやすいという欠点を見事に露呈してしまったわけだが、
これは性格的なもので修正するのは難しい。
我々はよく無責任にスポーツ選手を評してメンタルが弱いとか
精神面に問題があるだとか放言してしまう傾向にあるが、
人間の内面をガラリと変えられるものは世の中数えるほどしかない。
すなわち恋愛と宗教。
ボクシングにはその両方のエッセンスがある。
つまり中毒性(addiction)と献身(dedication)。
下田ともども生まれ変わってほしいが、さて。
考察 ~ララ~
リング上で対峙した瞬間にパッキャオvsデラホーヤ、
そしてヘイvsウラディミールの2つの構図が浮かんだが、
その後の展開として近かったのは前者。
絶望的とも思えるフレームの差をスピードで十二分に埋めてみせた。
リズミカルな動きからスピードに乗ることは日本人の同階級にも
出来る選手は探せばいるだろうが、一瞬の静止状態からネコ科の動物よろしく
一瞬でトップスピードに持っていくことができるのは、
やはりそれだけの身体的素養があるからだろう。
また、マルチネス戦の年間最高KOは対戦相手にウィリアムス恐るに足らずの
念を抱かせるに十分で、ララもポーカーフェイスながら自信を持っていたはず。
リゴンドーがコルドバ戦で最後に流したように、
ララもどこか流した感があったが、修羅場をくぐったという経験は大きい。
タンコブと呼ぶにはあまりにでかすぎる腫れに、
何かの弾みでカット → 大量出血 → 負傷判定という結末も
頭をよぎるも、最終ラウンドまで戦い抜いたことで胸をなでおろした。
内藤が出目金かと見紛うほどの腫れを負ったこともあり、
目にまで腫れが及ばないあたり運も味方していると思ったのだが……
記録の上でケチがついたのは痛いが、この選手はSウェルターにおける
A・ウォード的な存在になる予感すらする。
ニュータイプ戦士ララとか高柳氏は最後に絶叫していたが、
インドで精神修養が必要なのはポールの方だろう。