王者 内山高志 VS 挑戦者 ロイ・ムクリス
内山 5ラウンドTKO勝利
考察 ~内山~
攻撃の派手さに欠けること、それ自体がパンチ力を物語る。
謙虚な人柄であることは本当なのだろうが、
自身のパンチに関するプライドは人一倍だろう。
その哲学がボクシングによく表れている。
徳山好みのリードを決しておろそかにしないスタイルは
ボクシングの王道で、防御については見栄えするボディワークや
堅牢なブロッキングを駆使することもない。
しかし、前述のリードの効果により相手のカウンター機会を着実に潰しており、
この王者のボクシングIQの高さを証明している。
また相手との距離を相当長くとっていたが、
相手のパンチの伸びを警戒するのと同時に、
自身の踏み込みが最も生きる距離にもなっていた。
今後の相手は確実に右対策を練ってくるに違いないが、
結局は内山の打つ布石の一つ一つが丁寧にそれを攻略していくと思われる。
まあ、なんちゃって世界ランカー相手の防衛路線はもう終わり。
来年早々にはリナレスとの激突が待たれる。
考察 ~ムクリス~
正直この選手の実力は東洋太平洋タイトル争いレベルかな。
試合前の映像で泣きマネージャーを偲んで号泣するところでは
私も不覚にもウルっときてしまった。
クリス・ジョンよりも根性があるとジョンのトレーナーが評していたが、
ジョンは別に根性を売りにするボクサーではないので、
実際は大したことないなと感じたその通りに、
特に光る技術は持ち合わせていなかった。
打ち下ろし気味の右には一瞬ヒヤリとさせられたが、
当の本人は楽々はずされているとの感覚だったのではないか。
逆に相手の右がいつ自分に当たるかとヒヤヒヤしていたのでは?
それにしても、まあ、見事に仕留められたね。
効かされてからの詰めの6発は最後の一発を左肩で受けた以外は
全部顔面に入っていた。
担架で運ばれていたが無事なのだろうか?
PS.
今回のダブルのカードをテレビ視聴して感じたことは
徳山は実に解説向きだということ。
やたらに日本の選手を持ち上げる実況・解説が跋扈する中、
あまりにも冷静に淡々と戦局分析し続けるその様は
在日という反骨のルーツがあるからだろうか?
それとも、かつて自身が長期政権を築いた王座を求めて眼前で戦う
Sフライ級コンテンダー達に単に熱くなれなかっただけなのだろうか?
承認団体は違えど同階級の名城にもえらい辛口だったからね。
内山 5ラウンドTKO勝利
考察 ~内山~
攻撃の派手さに欠けること、それ自体がパンチ力を物語る。
謙虚な人柄であることは本当なのだろうが、
自身のパンチに関するプライドは人一倍だろう。
その哲学がボクシングによく表れている。
徳山好みのリードを決しておろそかにしないスタイルは
ボクシングの王道で、防御については見栄えするボディワークや
堅牢なブロッキングを駆使することもない。
しかし、前述のリードの効果により相手のカウンター機会を着実に潰しており、
この王者のボクシングIQの高さを証明している。
また相手との距離を相当長くとっていたが、
相手のパンチの伸びを警戒するのと同時に、
自身の踏み込みが最も生きる距離にもなっていた。
今後の相手は確実に右対策を練ってくるに違いないが、
結局は内山の打つ布石の一つ一つが丁寧にそれを攻略していくと思われる。
まあ、なんちゃって世界ランカー相手の防衛路線はもう終わり。
来年早々にはリナレスとの激突が待たれる。
考察 ~ムクリス~
正直この選手の実力は東洋太平洋タイトル争いレベルかな。
試合前の映像で泣きマネージャーを偲んで号泣するところでは
私も不覚にもウルっときてしまった。
クリス・ジョンよりも根性があるとジョンのトレーナーが評していたが、
ジョンは別に根性を売りにするボクサーではないので、
実際は大したことないなと感じたその通りに、
特に光る技術は持ち合わせていなかった。
打ち下ろし気味の右には一瞬ヒヤリとさせられたが、
当の本人は楽々はずされているとの感覚だったのではないか。
逆に相手の右がいつ自分に当たるかとヒヤヒヤしていたのでは?
それにしても、まあ、見事に仕留められたね。
効かされてからの詰めの6発は最後の一発を左肩で受けた以外は
全部顔面に入っていた。
担架で運ばれていたが無事なのだろうか?
PS.
今回のダブルのカードをテレビ視聴して感じたことは
徳山は実に解説向きだということ。
やたらに日本の選手を持ち上げる実況・解説が跋扈する中、
あまりにも冷静に淡々と戦局分析し続けるその様は
在日という反骨のルーツがあるからだろうか?
それとも、かつて自身が長期政権を築いた王座を求めて眼前で戦う
Sフライ級コンテンダー達に単に熱くなれなかっただけなのだろうか?
承認団体は違えど同階級の名城にもえらい辛口だったからね。