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思索 電子回路 論評等 byホロン commux@mail.goo.ne.jp

HD-DVDレコーダ

2007-08-04 01:21:45 | その他レビュー
長年愛用の、最近ではかなりガタが来ていたビデオデッキがとうとう壊れた。テレビの録画手段がないとなると、これはチト困る。さほど頻繁ではないが、予約録画をしておいて、あとで観たい番組もたまにあるのだ。というわけで新しいのを購入すべく電機屋さんに行ってみると、VHSのデッキなどもはや無きに等しい。これからはテレビを録画したいと思われる諸氏は、否応無くHD-DVDレコーダを買わされることになるのだ。まあそれはもとよりそのように理解していたし、昨今DVDレコーダの価格もかなりこなれてきていることもあり、購入対象ははなからDVDレコーダではあった。高額機種も低価格のものも理屈上画質に差はないはずだと決め込んで、最安値のTOSHIBA RD-E300を¥57000で購入。家に持ち帰りワクワクしながら箱を開けると、分厚いマニュアルが3冊も出てきたことに、まず驚かされた。こ奴は一体何物か。オレは何を買ってきたのだ。
大小2個も付いてきたリモコンを横目に、ともかくも電源を入れてみる。ディスプレイにWAITの表示、テレビ画面は真っ黒。10秒経過、まだWAITの表示、むむ? 20秒を経過しようとしたころ、ようやくテレビ画面にTOSHIBAのロゴマークが現れた。このレスポンスの遅さに鈍い小生もようやく気づいた。なるほどHD-DVDレコーダなるもの、こいつは機能を特化したスタンドアロンPCなのだ。まあ、HDDとDVDドライブを積んでいるのだから、それももっともなことである。相手がPCとなると腰を据えてかからなければなるまいし、分厚い3冊のマニュアルもうなづけるというもの。しかしこのマニュアル、中身は古のPCのマニュアルを髣髴とさせる悪書。何のことやらさっぱり分からんし、サポートセンターは土日休みで平日は6時まで。最低。やりたいのは番組を予約録画してDVDに落としたいだけ。たったそれだけのことに1時間以上もマニュアルと格闘し、なおできないという情けなさ。VHSデッキの代わりにと、安易にDVDレコーダを買った人は痛い目に遭うことだろう。この先、ユーザーインターフェイスが向上し、どんどん使いやすくなって行くだろうが、秀逸なマニュアルとサポートを充実させたメーカーが、きっとこの市場で勝利するに違いない。

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