(2009/10/30付「docomo フルブラウザの注!」の再記です)
まず結論からお話します。
近頃のdocomの携帯電話には「iモードフルブラウザ」なる機能がおまけ?として付いてきます。これはPC専用サイトも詳細に表示できる高機能なものですが、料金システムについては明確に示されていないのが実情のようです。はっきり示されているのはiモード同様パケット数に連動することと、上限額が5,985円であることのみ。
とあるショップの店員さんは次のように説明してくれました。
「iモードフルブラウザで一度でも閲覧すれば、上限額(5,985円)に達すると考えてください」
これが結論です。
添付図に、パケホーダイダブル(iモード、およびフルブラウザ)の料金システムを示しました。iモードの上限である52,500パケットと、フルブラウザによる上限の71,250パケットとの差は18,750パケットです。18,750パケットをデータサイズに換算すると、18750×128=2400,000byte(2.4Mbite)になります。例えばPC向けYahooサイトのトップページは約200Kbite(らしい?)なので、10ページ程度の閲覧で上限に達することになります。
もう少し簡潔にお話しましょう。
iモードであれフルブラウザであれ「1パケット=0.084円」、これが基本です。そして使用したパケット数の合計が支払い額になるということです。これはiモードのみを使用しても、フルブラウザのみを使用しても、iモードとフルブラウザを併用しても同じことです。
ただし、いずれにせよパケホーダイなのですから「上限パケット数:上限額」が定めてあるということですね。iモードは52,500パケット:4,410円が上限で、単独で使用しようがフルブラウザと併用しようが、とにかく52,500パケット:4,410円です。同様にフルブラウザの上限は71,250パケット:5,985円ということです。単独で使用しようがiモードと併用しようが、とにかく71,250パケット:5,985円です。言い方を変えれば、iモードのみの使用の場合、上限は4,410円、フルブラウザを併用した場合は、上限は5,985円です。
図の例1はiモードをの上限を超えて使用し、フルブラウザもある程度使用した場合の支払額です。例2はiモードを30,000パケット:2,520円、フルブラウザを20,000パケット使用して、計50,000パケット:4,200円の支払い額になる例です。このような場合も理屈上ありえないことはありませんが、実際はどうかというと極めて非現実的と言わざるを得ません。
実際としては、iモードのみを使用しても月に52,500パケット(上限)以内に収まることは非常に希だと思われます。個人的な話で恐縮ですが、私の2009年8月の通信パケット数は207,604パケットでした。ということは1日あたり6,697パケットということです。感覚としては、1日平均10~20分程度、googleやWikipedia等を閲覧しているだけなのですが、結果はこうなります。
iモードのみでも、ライトユーズに使っていて楽勝で上限を超えるということは、まさに正直な店員さんのいう、
「iモードフルブラウザで一度でも閲覧すれば、上限額(5,985円)に達すると考えてください」
ということです。
中には上限を超えない方もいらっしゃるでしょう。しかしそれはケータイでは「インターネットを利用していない」に等しいと言えると思います。今のケータイは「電話機能の付いたパソコン」なのです。そう捉えなければケータイを持ち歩く意味は希薄になります。
docomoのパンフレットやカタログには、iモードフルブラウザの上限パケット数等、ここに記述したようなことはまったく明記されていません。よって私はdocomoは非常にけしからんと思います(他社も似たようなものかもしれませんが)。例えば我が家の家族が使用している機種F02Aはワンクリックでフルブラウザが立上ります。私が使用している機種もメニューの中に「フルブラウザ」があります。
確かにフルブラウザの「初回立ち上げ時」には、注意書きらしき文言がズラズラとでてきますが、これもPCにアプリケーションをインストールするときに、「同意する」「同意しない」を選ばされるのと同じこと。使いたいアプリをインストールするのに「同意しない」を選ぶ人はまずいないでしょう。長ったらしい注意書きやことわり事を全部読む人もたぶんいません。
分かりやすいハッキリとした説明がなく、「上限でとまるから安心」という雰囲気を漂わせながら、容易にフルブラウザが立上ってしまうような設計。これって、ほとんどワンクリック何チャラのようなものじゃない?
関連記事:パケホーダイダブルの実際 2009-11-08
まず結論からお話します。
近頃のdocomの携帯電話には「iモードフルブラウザ」なる機能がおまけ?として付いてきます。これはPC専用サイトも詳細に表示できる高機能なものですが、料金システムについては明確に示されていないのが実情のようです。はっきり示されているのはiモード同様パケット数に連動することと、上限額が5,985円であることのみ。
とあるショップの店員さんは次のように説明してくれました。
「iモードフルブラウザで一度でも閲覧すれば、上限額(5,985円)に達すると考えてください」
これが結論です。
添付図に、パケホーダイダブル(iモード、およびフルブラウザ)の料金システムを示しました。iモードの上限である52,500パケットと、フルブラウザによる上限の71,250パケットとの差は18,750パケットです。18,750パケットをデータサイズに換算すると、18750×128=2400,000byte(2.4Mbite)になります。例えばPC向けYahooサイトのトップページは約200Kbite(らしい?)なので、10ページ程度の閲覧で上限に達することになります。
もう少し簡潔にお話しましょう。
iモードであれフルブラウザであれ「1パケット=0.084円」、これが基本です。そして使用したパケット数の合計が支払い額になるということです。これはiモードのみを使用しても、フルブラウザのみを使用しても、iモードとフルブラウザを併用しても同じことです。
ただし、いずれにせよパケホーダイなのですから「上限パケット数:上限額」が定めてあるということですね。iモードは52,500パケット:4,410円が上限で、単独で使用しようがフルブラウザと併用しようが、とにかく52,500パケット:4,410円です。同様にフルブラウザの上限は71,250パケット:5,985円ということです。単独で使用しようがiモードと併用しようが、とにかく71,250パケット:5,985円です。言い方を変えれば、iモードのみの使用の場合、上限は4,410円、フルブラウザを併用した場合は、上限は5,985円です。
図の例1はiモードをの上限を超えて使用し、フルブラウザもある程度使用した場合の支払額です。例2はiモードを30,000パケット:2,520円、フルブラウザを20,000パケット使用して、計50,000パケット:4,200円の支払い額になる例です。このような場合も理屈上ありえないことはありませんが、実際はどうかというと極めて非現実的と言わざるを得ません。
実際としては、iモードのみを使用しても月に52,500パケット(上限)以内に収まることは非常に希だと思われます。個人的な話で恐縮ですが、私の2009年8月の通信パケット数は207,604パケットでした。ということは1日あたり6,697パケットということです。感覚としては、1日平均10~20分程度、googleやWikipedia等を閲覧しているだけなのですが、結果はこうなります。
iモードのみでも、ライトユーズに使っていて楽勝で上限を超えるということは、まさに正直な店員さんのいう、
「iモードフルブラウザで一度でも閲覧すれば、上限額(5,985円)に達すると考えてください」
ということです。
中には上限を超えない方もいらっしゃるでしょう。しかしそれはケータイでは「インターネットを利用していない」に等しいと言えると思います。今のケータイは「電話機能の付いたパソコン」なのです。そう捉えなければケータイを持ち歩く意味は希薄になります。
docomoのパンフレットやカタログには、iモードフルブラウザの上限パケット数等、ここに記述したようなことはまったく明記されていません。よって私はdocomoは非常にけしからんと思います(他社も似たようなものかもしれませんが)。例えば我が家の家族が使用している機種F02Aはワンクリックでフルブラウザが立上ります。私が使用している機種もメニューの中に「フルブラウザ」があります。
確かにフルブラウザの「初回立ち上げ時」には、注意書きらしき文言がズラズラとでてきますが、これもPCにアプリケーションをインストールするときに、「同意する」「同意しない」を選ばされるのと同じこと。使いたいアプリをインストールするのに「同意しない」を選ぶ人はまずいないでしょう。長ったらしい注意書きやことわり事を全部読む人もたぶんいません。
分かりやすいハッキリとした説明がなく、「上限でとまるから安心」という雰囲気を漂わせながら、容易にフルブラウザが立上ってしまうような設計。これって、ほとんどワンクリック何チャラのようなものじゃない?
関連記事:パケホーダイダブルの実際 2009-11-08
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