What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

徳間書店のPR誌 『本とも』

2010年01月29日 16時13分21秒 | 
 いつも行く本屋さんが模様替えをしていて、随分置き場所が変わったなァと思いつつ、店内をぐるっと一回りしていたら、各出版社の新刊の目録などがまとめて置いてあるコーナーにたどりつきました。

そういえば、じっくり観察したことはなかったな~と思いつつ、あれこれ手にとって見ていたら、各書店が発行している「PR誌」というのが何冊かあって、なにげに徳間書店の『本とも』という冊子が目につきました。置きっぱなしになっているんだから、無料だよね~?と気楽に12・1・2月号と貰って、家に帰ってじっくりみたら「定価200円」って書いてある~(涙)

ヤバイよ、お金払わないで持ってきちゃったよ!と慌てたら、長男に「書店によって、無料でくれるところがあるって、ネットで書いてあったよ」と言われ、そ、そうなの?と、ちょびっと安心しつつ、検索してみたらホントでした。(ほっ)

徳間書店のHP( http://www.tokuma.jp/news/2007/5c0f8aac6e808f09306e65b096d18a8c300c672c30683082300d7-15275520a )には、定期購読の案内が書いてあるんだけど・・・そういうもんなのかな。

なにはともあれ『本とも』は、連載&読みきり小説や、エッセイに漫画に新刊紹介などが掲載された、めっちゃお徳感のある一冊でした。特に、近藤ようこさんの連載漫画「ゆうやけ公園」は、あ~、そうそう、こういう切ないやりきれないけど救われる想いを描くのが上手いんだわ~、と嬉しく思いました。馴染みの作家さんの作品と、思いもしない場所で会えると、すごく嬉しいんですよね。

更に、この雑誌に伊坂幸太郎さんの『あるキング』や、三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』が掲載されてたんですよ!(今更かよ!と思った人、ごめん)う~ん、何故いままで気がつかなかったのか悔し~い。これからは、書店に行ったらちゃんと一周してこよう。

でも、いくらPR誌だからって(しかも無料だったりする場合もあるのに)手を抜かない、質の高い冊子を作るって、その出版社の「粋」を感じますね。あァ、本好きとして、満腹な一日でした。
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波津彬子 『雨柳堂夢咄』 舞台化! だかしかし・・・(汗)

2010年01月29日 09時09分35秒 | 漫画
コミックナタリー - 「雨柳堂夢咄」の舞台で波津彬子トーク&サイン会決定より引用

 波津彬子「雨柳堂夢咄」を題材とした舞台「MATERIAL」の東京公演が、2月22日から28日にかけて天王洲銀河劇場で上演される。これを記念して、東京公演日程内での波津トークイベントとサイン会が決定した。

「雨柳堂夢咄」は、骨董品にまつわる不思議な出来事を骨董品店主の孫が解決していくホラーミステリー。舞台はダンスパフォーマンスをメインとした内容となっており、3月3日からは大阪公演も開催される。

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>舞台はダンスパフォーマンスをメインとした~

 は?なんだそれ??あの内容をどうやったらダンスパフォーマンスになる???

まったくもって予想不可能な舞台になるのは間違いなさそう・・(眩暈)

と、とにかく、原作の波津さんのトークイベント&サイン会という、原作ファンにとっては素晴らしい出来事が行われるようです。参加出来そうな場所にお住まいの皆さんは、リンク先をチェックしてみて下さい。


★「観はつ日記」( http://namibanpa.blog.so-net.ne.jp/ )

 波津彬子さんの公式HP内にある日記なのですが、う~ん、波津さんは乗り気みたい(苦笑)

>「私としては、舞台というのは漫画と全く違う表現世界のものだと思っているので、
 どう料理していただけるのか楽しみです。」

そして、主演の朝海ひかるさんってどこかできいたお名前だな~と思ったら、仙台出身のしかも三女高卒の元宝塚の方んでした~!う~ん、ちゃんとした舞台みたいだし、大丈夫・・なのかなぁ?


さて、波津作品ファンの皆さん、ぜひ問題の(笑)舞台「MATERIAL」の公式HP( http://www.umegei.com/s2010/material.html )をご覧なった感想をお聞かせ下さい。
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ドラマ 「インディゴの夜」 スペシャルドラマの放送予定

2010年01月28日 14時20分55秒 | 日常
インディゴの夜 オフィシャルブログ|スペシャルドラマ放送予定 vol.1より引用

◆スペシャルドラマ「インディゴの夜DX」放送予定

北海道文化放送    1/30(土)12:55~13:55
福井テレビ       1/31(日)16:00~17:00
関西テレビ       1/31(日)24:35~25:34
テレビ大分       2/4(木)15:00~16:00
東海テレビ       2/6(土)15:55~16:55
仙台放送        2/8(月)25:10~26:10
新潟総合テレビ     2/8(月)25:05~26:05
山陰中央テレビ     2/8(月)25:05~26:05
岡山放送        2/9(火)24:35~25:40

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 こりゃまたいきなりの深夜枠ですな!録画~♪
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「アデランスは誰でしょう?」 正解が公開になりましたね。

2010年01月28日 09時21分49秒 | 日常
ねとらぼ:「アデランスは誰でしょう?」正解をWeb公開、アクセス殺到 - ITmedia News

 地上波のCMでも正解版が流れ始めましたね(少なくとも、夕べの「はねとび」観ているうちに、1回流れました)レギュラー番組とかある人は違うよな~という消去法で、この人だろうとは思っていたんですが、そうか、おしゃれなハゲ坊主頭(笑)程度だったのか~。

でも、アデランスは有効なお金の突っ込み方をしたんじゃないですか?宣伝効果相当あったと思います。昭和の人は、カツラ=アデランスというイメージががっつりありますけど、最近はリーブなどの他の会社に、知名度じゃ並ばれてる感じがありましたからね。

しかし、お顔のよろしい方は坊主頭でもカッコイイだな~(笑)化粧品のCM(マキアージュだったかな?)でも、髪の毛をばっさり切って坊主頭にしちゃうのが流れてますけど、美人さんだから出来る事だよね~と、観るたびに思います。
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昼ドラ 「インディゴの夜」 なんだかなぁ。

2010年01月27日 15時52分18秒 | 日常
 スペシャルドラマ・『インディゴ・サスペンス劇場 愛憎の立て籠もり事件 或る女の秘密を探せ!』の放送が決定したそうです。詳細はまだ発表されていませんが、気になる片は、公式HP( http://club-indigo.jp/index.html )や公式ブログ( http://www.tokai-tv.com/indigoblog/ )をチェックしてみて下さい。

 
以下、原作「インディゴの夜」のネタバレをしたうえで、話してます。お気をつけ下さい。













加藤実秋の本棚より引用

 健康実用書のゴーストライターをしている高原晶が、大手出版社の編集者・塩谷に漏らした「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」という思いつきの一言から二人で始めたホストクラブ「インディゴ」。このホストクラブ「インディゴ」を巡って起きる事件に晶や塩谷、そしてホストたちがストリートを駆け抜けます。

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 いつまで日本のドラマ作品は、恋愛至上主義から抜けられないのでしょうか?

「昼ドラ」の前提を覆すような作品、という事で選ばれた「インディゴの夜」ですら、すっかり主人公の設定が整形手術されてしまって、がっかり。

一・二週目は、ドラマ化だから仕方ないよね、と受け入れていたんですが、三週目に入って、どうにもうんざりしてきました。晶さんの”突然行方不明になった恋人を信じて待つ”という設定のせいで、原作者の加藤実秋さんの創りだしたのは、世の中を渡って歩く爽快な大人の女性であったのが、どうにもへなちょこに見えて仕方がないんです。

そんなに恋愛を絡めなきゃいけないですかね?女性が独りで居るって、おかしい?

昼ドラを観ている人たちの割合って、”妙齢の女性”が多くを占めると思うんです。(ドラマの間にはいるCMが、対象としている年齢の人たちを表していると思う)婚活中&既婚&未婚&離婚etc.そりゃ様々な状況の女性が観ているでしょうけれど、理由も言わずに自分を裏切るような行為をした恋人を、信じて待つ主人公(しかもウエディングドレスをしっかと飾って!二人並んだ写真を飾って!)に、親近感持ちますかね?もうすぐ40歳になろうという、苦労してキャリアを積んで女性雑誌の編集長にまでなった人がですよ?

この晶さんのドラマ版設定が、作品の魅力を損なう最大の障害になってしまっているんですよ。この設定に基づいて、セリフや解釈が原作とずれていくので、どんどん原作が持っている爽快さが無くなってきているんです。

例えば、ホストの樹を巡る事件の顛末も、「優しいおばあちゃんに育てられ、神経症を患う母は身を隠し」って、ちゃうやん!老舗旅館の女将のしわいおばさんにいびられて、母親は出ていったんじゃん!樹も、もっと飄々としてつかみ所の無い男だったじゃん!もっと静かな表現で、遠くから見つめるしかなかった母親の哀しさからくる行動の異常性を書いてたじゃん!と、ドラマを観ながら突っ込みまくりでした。

でも、きっとこのドラマ版の晶さんを良いと思っている女性が、大勢いるんだろうなぁ・・・こういう時って、自分が世の中の主流と如何に離れているか感じますね。恋愛至上主義が主流で、人として自立して生きる主義に魅力を感じるのは、端っこなんだな~。う~ん、せっかく怪しい憂夜さん役を、加藤君がばっちり演じているので、喜んでいたんだけど(ため息)原作そのままのドラマ化って、見果てぬ夢なんでしょうかねぇ。
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検診に行ってきました。

2010年01月26日 09時48分16秒 | 日常
 8時ちょうどに受付をして検診がスタートし、8時40分に会計終了でした。早いでしょ?!(笑)

持病も無いし、常用している薬も無いし、坐骨神経痛も要観察の喉のポリープも、な~んも無いので、あっという間にグループトップで終了しました。

受付は3番だったんですけどね~。ご一緒になった三交代制のお仕事のお兄さんたちが、ぱっと見はお元気そうな人たちばかりなんですが、あれこれあったみたいで。

毎度憂鬱な、朝ご飯抜きの採血も、私の右腕の血管を見たら、すぐさま一番細い採血針(というか、細いチューブのついたやつ)をチョイスして下さった、看護士さんに感謝です♪いっつも三回くらいやり直しされるので嫌なんですが(過去に「血管が逃げる」とまで言った看護士さんがいましたからね)うん、多少貧血で風景が白っぽく見えますが、この程度なら大丈夫。

内診の先生に、メタボのお話をされて、お腹周りを測ったんですが62.××cmだったので、問題なしだそうです。体重も、45.××Kgとか身長も157.××cmとか、みんな細かい数字まで測定されるんですけど・・・覚えてらんないですよね~(笑)

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DSiカメラで撮った写真を加工できる 「なりキャラ」 

2010年01月25日 11時07分49秒 | ゲーム
DSiカメラで撮った写真を加工できる『なりキャラ NARUTO-ナルト- 疾風伝』、『なりキャラ 家庭教師ヒットマン REBORN!』 - ファミ通.com

 久々に「本当に痛ましくて声も出ない」という心境に、リンク先の画像を見て陥りました・・・これ、喜ぶ人居るんでしょうけど・・・私には無理だ(吐血)
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WEB本の雑誌 「作家の読書道」 藤谷治さん

2010年01月25日 10時40分52秒 | 
作家の読書道: 第98回:藤谷治さん | WEB本の雑誌より引用

 現在、青春音楽小説『船に乗れ!』が話題となっている作家、藤谷治さん。主人公の津島サトルと同じく音楽教育を受けて育った少年は、どのような本と出合ってきたのか。幅広いジャンルの本と親しみ、大学生の頃にはすでに小説家を志していた青年が、デビューするまでに10数年かかってしまった理由とは。藤谷さんが経営する下北沢の本のセレクトショップ「フィクショネス」にて、たくさんの本に囲まれながらお話をうかがいました。

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 2010年本屋さん大賞に『船に乗れ!』がノミネートされた、作家の藤谷治さんのインタビュー記事です。というか昨年末公開なので、とっくに読んでいたんですけれども、木曽のあばら屋様から『船に乗れ!』への熱い声援を頂きまして、作品未読ながら(涙)ちょっと応援したくなった次第です。

あ、でも永方丁さんの『天地明察』も面白かったです!これはやっぱり、ノミネート作品全部読まないと、ととかるちょできませんね~。さぁ、早く本を入れるんだ某図書館よ!!(買って読め!という突っ込みは、私には効果はありません)

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1月26日 放映 「 シリーズ東京モダン 『萌えの心臓』」に萩尾望都さんが出演!

2010年01月24日 16時19分26秒 | 漫画
コミックナタリー - 萩尾望都出演のドキュメンタリー番組。同人の世界を語るより引用

1月26日にNHK BSハイビジョンで放送される「ハイビジョン特集 シリーズ東京モダン『萌えの心臓』」に萩尾望都が出演する。

「シリーズ東京モダン」は、世界の映像作家が撮影する東京の風景から日本人とは何者なのかを探るシリーズ。その2日目に放送される「萌えの心臓」は、インド人映像作家バラットゥ・ムルティが同人誌の世界を追うドキュメンタリーだ。コミケで出会った2人の主婦同人作家に描き続ける理由を問い、萌え人気、BL人気、腐女子ブームなどの秘密に迫る。

萩尾は初期の同人世界を知る人物としてインタビューパートに登場。少女マンガの最前線を牽引し続けてきたトップランナーはどんな同人時代を送っていたのか、そして今の同人シーンをどう考えているのか、耳を傾けてみよう。

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>コミケで出会った2人の主婦同人作家に描き続ける理由を問い

 す、すごいリアルに迫っちゃいましたね(汗)

それはともかく、萩尾さんファンのみならず、漫画好きにはたまらん内容のようです。
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2010年本屋大賞 ノミネート作品発表

2010年01月23日 17時24分57秒 | 
<本屋大賞>村上春樹「1Q84」など10作品ノミネート 吉田修一「横道世之介」も (毎日新聞) - Yahoo!ニュースより引用

 対象作品は08年12月1日~09年11月30日の間に刊行された日本の小説で、全国323書店の385人が投票した。2次投票は2月28日まで受け付け、大賞は4月20日に発表される。

▽2010年本屋大賞 ノミネート作(50音順)

「1Q84」村上春樹(新潮社)

「神様のカルテ」夏川草介(小学館)

「神去なあなあ日常」三浦しをん(徳間書店)

「植物図鑑」有川浩(角川書店)

「新参者」東野圭吾(講談社)

「天地明察」冲方丁(角川書店)

「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子(文藝春秋)

「船に乗れ!」藤谷治(ジャイブ)

「ヘヴン」川上未映子(講談社)

「横道世之介」吉田修一(毎日新聞社)

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 村上春樹さんの「1Q84」が大賞を獲るだろうと思います。でも、村上さんの作品を面白いと思ったことがない&へそまがりな私としては、藤谷治さんの「船に乗れ!」がくるんじゃないかと予想します。というのは、雑誌「ダ・ヴィンチ」が、めっちゃ「船に乗れ!」を推してるんですよ。(ほら、長男が定期購読を始めたから、欠かさず読んでいるんです)本好きには、「ダ・ヴィンチ」の宣伝力というか影響力は大きいと思うんだな~(笑)というへんをにらんでの予想です。

私が既読なのは「植物図鑑」と「猫を抱いて象と泳ぐ」。目下読書中なのが「天地明察」。できれば発表まで全作品を読みたいと思いますが、う~ん、村上さんの作品は無理だな(笑)吉田さんと川上さんも、あんまり読みたい作家さんじゃないし・・・図書館の貸し出し順番がくれば、ほどほどに読めるかな?

ともあれ、4月20日の結果発表が愉しみです♪

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『獣の奏者 エリン』 Webアンソロジーサイト 発見!

2010年01月23日 14時36分06秒 | 
イアエリ補完計画より引用

このHPは「獣の奏者」の「イアル×エリン」を対象とした、Webアンソロジーサイトです。
非公式の企画ですので、当然のことながら原作者様・出版社様やその他版権元・公式・団体・人物等とは、一切関係ありません。

取り扱いカップリングは「イアル×エリン」のみです。

原作・アニメ版・漫画版全てのネタバレを扱っています。

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 2月14日から展示品の公開開始です!それまで面倒なことは全て終わってーーー!(絶叫)
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タナ・フレンチ 『悪意の森』

2010年01月23日 14時34分55秒 | 図書館で借りた本
 いやいや、聞きしに勝る主人公のダメ男ぶりに、嫌悪感というよりも親近感を抱いてしまいました。

図書館で借りる前に、ネットでどんな内容なのかしら?と検索したんですね。そしたら、面白いのなんの、目にする感想のほとんどが主人公のへたれぶりをこき下ろしているのですよ(笑)

例として、密林の書評から一部引用。

Amazon.co.jp: 悪意の森〈上〉 (集英社文庫): タナ フレンチ, Tana French, 安藤 由紀子: 本

>それにしても後半の主人公のヘタレっぷりはすごかった…あそこまでつきぬけていると、ある意味感心さえしてしまいました。作者の趣味なのかな…

>下巻の途中から引き込まれていき最後まで一気に読みましたが、読後感はよくないです。 主人公のロブはボンクラ刑事で大きなドジを踏んでしまいます。 主人公が間抜けに描かれているミステリー小説は初めて読みました。

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あっはっは凄い言われようだ~♪と興味深深で読んだら、本当に心底ダメ男だったんですよ(爆)ただ、これはもう作者さんのキャラ造形の勝利だと思うんですね。

スーパーヒーロー的な、完全無欠の主人公を据えて成功している作品は数多くありますが、この作品では、主人公の「人間的な弱さ」が、逆にとても身近に感じるのです。自分自身や、周りに居る人たちと重なる部分があって、普通はこういう行動を取っても仕方ないよね、と思ってしまうんですよ。

事件の犯人&真犯人も、あァ、こういう子居るよなァと思うし(そんな恐い事!と言われそうだけれども、女子の皆さんは共感してもらえると思います)最後のあたりで、真犯人の父親が「おれはどうすればよかったと思う?」と主人公に問う言葉が、それまでの出来事を振り返らせて、ぐっと重さを増して圧し掛かってくるのを、ひりひりと感じられます。

物語がごちゃごちゃしている感は最後まで拭えなくて、コレ本当に*数々の文学賞の新人賞を総なめにしたの?!と不思議な気持ちになったんですが、才能のエッセンスを感じるという点で新人賞なんだろうなァと思いまそた。これから成長が期待ができるのかも、という作家さんでありました。

*文庫の訳者あとがきから引用
 「アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)」「アンソニー賞」「バリー賞」「マカビティ賞」「IVCAクラリオン賞」「ストランド・マガジン賞」「アイリッシュ・ブック賞」・・・などなど、いずれも最優秀新人賞の栄誉に輝いた。

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アクアタイムズ/虹

2010年01月22日 11時47分52秒 | 日常
アクアタイムズ/虹



♪大丈夫だよ 見上げれば もう 大丈夫ほら 七色の橋 涙を流しきると 空に架かる


 「歌ネット」( http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=64412 )より引用


 年末に放送された「クリスマスの約束 2009」をHDDに録画したのを、二日に一度くらいの割合で観ています(苦笑)小田和正さんの企画で集まった、大勢の歌手の皆さんが歌う『22'50"』のパワーに、本当に勇気づけられます。

その中で初めて知ったのが、アクアタイムズの「虹」です。ごめん、原作もドラマも『ごくせん』にさっぱり興味が無くて、主題歌で大ヒットしたということもさっぱり知りませんでした(汗)なので、ごく純粋に初めて聴いて、好いメロディーと歌詞だなと思いました。

YouTube等で探せば、『22'50"』を聴けると思います。どうぞ、心の栄養が必要な時に聴いてみてください。効果抜群なのは、私が保証しますよ♪



 さて、実際にこの「クリスマスの約束 2009」の収録に参加された方のレポがあります。小田さんのファンでいらっしゃるだけに、特に小田さんの一挙手一動に対する語りが熱いです!参加された歌手の皆さんの想いや、スタッフの皆さんのお話もあって、大変読み応えのあるテキストとなっています。お時間のある時にでも、ぜひご覧になってみて下さい。

★「つうさんのごちそうちょう」様( http://yaplog.jp/2san/archive/1347 )
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中村珍「羣青」IKKIで連載再開決定、単行本も同日発売

2010年01月22日 11時23分45秒 | 漫画
コミックナタリー - 中村珍「羣青」IKKIで連載再開決定、単行本も同日発売より引用

 モーニング・ツー(講談社)での連載が突如として打ち切られ、復活が熱望されていた中村珍「羣青」が、掲載誌を移籍して連載を再開する。2月25日発売の月刊IKKI4月号(小学館)にて、第14話からの再開となる。

また第10話までを収録した単行本上巻も、月刊IKKI4月号と同日、小学館から刊行されることが決まった。単行本上巻収録分と最新話の間となる11話から13話は、期間を限定してWEB無料配信を行う予定とのこと。ファンには嬉しい救済処置だ。

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 正直、中村さんの作品のファンじゃありません。いわゆる読む人を選ぶ作品だと思ってます。でも、コミックが売れて中村さんに印税が(早く)入れば良いなと思うし、作品が連載再開される見通しがついて、本当に良かったと嬉しく思います。

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青池保子マニアクス!

2010年01月22日 11時20分11秒 | 漫画
 次は来週以降だとー!? 



という訳で我慢の限界がきました・・・復活します!これ以上、黙ってられるかーーー!(笑)


この雑誌は、もうとっくに発売になっていて、ご覧になった方もおいでだと思うんですが、語りたいので書きます。

マガジンボックス表紙より引用「プリンセスゴールド2月号表紙絵」

16日に発売されたプリンセスゴールド2月号には、「青池保子マニアクス/エッセイ大全」が、付録としてつきました。

私の内では、青池さんは「貴重なお話を伺える、年上の先生」という立ち居地でありまして、コミックや作品のちょっとした間に描かれていた、エッセイを拝見するのが好きでした。なので手に取って読んでみたら、懐かしいのなんの!ちっともお変わりになっていない、学校の先生にお会いした気持ちそのままでした(笑)これじゃ短すぎる~~、もっと読みた~~いと思いました。


 今は、荒川弘さんや久世番子さんなど、良質のエッセイコミックがたくさん読めるようになりましたけど、20年以上前は(げほげほ)学生が気軽に手に取れるようなエッセイコミックは、数少なかったと思います。

なんというか当時の(私の周囲を見た感じ)学生って、『あさきゆめみし』や『ヨコハマ物語』、『日出処の天子』や『ベルサイユのばら』や『王家の紋章』、勿論青池さんの『イブの息子たち』や『エロイカより愛をこめて』などの人気漫画を、世界史や日本史、国際社会情勢やサブカルチャーなどの「教科書」としていたのですよ(乱暴な話しですけど、たぶん、当たってるでしょ)

当時は、単に面白いから読んでいたんですが、のちのち考えると何の抵抗感も無く、KGBとNATOの関係について語ってたり、エジプトの歴代の王様の名前を言えたり、源氏物語の登場人物の名前や関係を、日常会話にすらすら登場させるって、異様ですよね?(爆笑)

描かれている内容が、史実や事実そのままじゃない事、物事は見る角度によって敗者や勝者、正義や罪悪の姿かたちが変わる事、そいういった創作作品なのを理解したうえで、やっぱり原作者さんを「優れた人生の先生」と思って尊敬している部分が、いまでもあるんですよ。

なので、そんな青池さんのエッセイ、お時間があったらちょっと読んでみて下さい。(これ、コミック化されるのかどうかは判りませんから、ファンの方は特に読み逃しの無いように!)


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