What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

2010年本屋大賞 ノミネート作品発表

2010年01月23日 17時24分57秒 | 
<本屋大賞>村上春樹「1Q84」など10作品ノミネート 吉田修一「横道世之介」も (毎日新聞) - Yahoo!ニュースより引用

 対象作品は08年12月1日~09年11月30日の間に刊行された日本の小説で、全国323書店の385人が投票した。2次投票は2月28日まで受け付け、大賞は4月20日に発表される。

▽2010年本屋大賞 ノミネート作(50音順)

「1Q84」村上春樹(新潮社)

「神様のカルテ」夏川草介(小学館)

「神去なあなあ日常」三浦しをん(徳間書店)

「植物図鑑」有川浩(角川書店)

「新参者」東野圭吾(講談社)

「天地明察」冲方丁(角川書店)

「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子(文藝春秋)

「船に乗れ!」藤谷治(ジャイブ)

「ヘヴン」川上未映子(講談社)

「横道世之介」吉田修一(毎日新聞社)

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 村上春樹さんの「1Q84」が大賞を獲るだろうと思います。でも、村上さんの作品を面白いと思ったことがない&へそまがりな私としては、藤谷治さんの「船に乗れ!」がくるんじゃないかと予想します。というのは、雑誌「ダ・ヴィンチ」が、めっちゃ「船に乗れ!」を推してるんですよ。(ほら、長男が定期購読を始めたから、欠かさず読んでいるんです)本好きには、「ダ・ヴィンチ」の宣伝力というか影響力は大きいと思うんだな~(笑)というへんをにらんでの予想です。

私が既読なのは「植物図鑑」と「猫を抱いて象と泳ぐ」。目下読書中なのが「天地明察」。できれば発表まで全作品を読みたいと思いますが、う~ん、村上さんの作品は無理だな(笑)吉田さんと川上さんも、あんまり読みたい作家さんじゃないし・・・図書館の貸し出し順番がくれば、ほどほどに読めるかな?

ともあれ、4月20日の結果発表が愉しみです♪

コメント (4)
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『獣の奏者 エリン』 Webアンソロジーサイト 発見!

2010年01月23日 14時36分06秒 | 
イアエリ補完計画より引用

このHPは「獣の奏者」の「イアル×エリン」を対象とした、Webアンソロジーサイトです。
非公式の企画ですので、当然のことながら原作者様・出版社様やその他版権元・公式・団体・人物等とは、一切関係ありません。

取り扱いカップリングは「イアル×エリン」のみです。

原作・アニメ版・漫画版全てのネタバレを扱っています。

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 2月14日から展示品の公開開始です!それまで面倒なことは全て終わってーーー!(絶叫)
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タナ・フレンチ 『悪意の森』

2010年01月23日 14時34分55秒 | 図書館で借りた本
 いやいや、聞きしに勝る主人公のダメ男ぶりに、嫌悪感というよりも親近感を抱いてしまいました。

図書館で借りる前に、ネットでどんな内容なのかしら?と検索したんですね。そしたら、面白いのなんの、目にする感想のほとんどが主人公のへたれぶりをこき下ろしているのですよ(笑)

例として、密林の書評から一部引用。

Amazon.co.jp: 悪意の森〈上〉 (集英社文庫): タナ フレンチ, Tana French, 安藤 由紀子: 本

>それにしても後半の主人公のヘタレっぷりはすごかった…あそこまでつきぬけていると、ある意味感心さえしてしまいました。作者の趣味なのかな…

>下巻の途中から引き込まれていき最後まで一気に読みましたが、読後感はよくないです。 主人公のロブはボンクラ刑事で大きなドジを踏んでしまいます。 主人公が間抜けに描かれているミステリー小説は初めて読みました。

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あっはっは凄い言われようだ~♪と興味深深で読んだら、本当に心底ダメ男だったんですよ(爆)ただ、これはもう作者さんのキャラ造形の勝利だと思うんですね。

スーパーヒーロー的な、完全無欠の主人公を据えて成功している作品は数多くありますが、この作品では、主人公の「人間的な弱さ」が、逆にとても身近に感じるのです。自分自身や、周りに居る人たちと重なる部分があって、普通はこういう行動を取っても仕方ないよね、と思ってしまうんですよ。

事件の犯人&真犯人も、あァ、こういう子居るよなァと思うし(そんな恐い事!と言われそうだけれども、女子の皆さんは共感してもらえると思います)最後のあたりで、真犯人の父親が「おれはどうすればよかったと思う?」と主人公に問う言葉が、それまでの出来事を振り返らせて、ぐっと重さを増して圧し掛かってくるのを、ひりひりと感じられます。

物語がごちゃごちゃしている感は最後まで拭えなくて、コレ本当に*数々の文学賞の新人賞を総なめにしたの?!と不思議な気持ちになったんですが、才能のエッセンスを感じるという点で新人賞なんだろうなァと思いまそた。これから成長が期待ができるのかも、という作家さんでありました。

*文庫の訳者あとがきから引用
 「アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)」「アンソニー賞」「バリー賞」「マカビティ賞」「IVCAクラリオン賞」「ストランド・マガジン賞」「アイリッシュ・ブック賞」・・・などなど、いずれも最優秀新人賞の栄誉に輝いた。

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