自分には「黙って待つしかない時間」というのが何回もあったなぁと、今日の「おかえりモネ」を観ていて思いました。
義父母を病院へ連れて行って、点滴が終わるまでベットの横で待つというのが何度もありました。
震災のおきたその日の夜、ひっきりなしにくる余震に耐えながら、日が昇って明るくなるのを待ちました。
主人の手術、予定では6時間ほどと言われていたんですが、結局は8時間ちょっとかかって、そのあいだ一人で待合室で待ちました。
手の施しようがない父の命が尽きてゆくのを、ベットの脇で一人で待ちました。
母が脳梗塞を起こして緊急搬送されて入院しましたが、コロナ対策のために三週間以上面会できなくて、回復するのを祈って待つばかりでした。
自分は待つこと以外何もできない状況って、精神的にはしんどいけれどもじっとして体力を温存して、その後にしっちゃかめっちゃか動くための時間なのかなと、今は思います。(実際、挙げた時間の後は、全部そうなりました)
★「NHK / 連続テレビ小説 おかえりモネ」
( https://www.nhk.or.jp/okaerimone/index.html )
よその土地はわかりませんし、宗派によっても違いがあると思いますが、こちらの昔からのお墓は、墓石と法名碑と脇仏様の三つがあります。
脇仏(わきぼとけ)様は、水子供養の為であることもありますが、うちは無縁(むえん)さんのご供養の為であると義父からきかされました。昔からの港町ですから、数多くの水難事故がおきてきたので、ご縁のない方でもご供養する為にあるのだそうです。
今日の「おかえりモネ」では、高波や風の吹く方向や強さの科学的データを元に、気象予報士のモネが帰れなくなった漁船にアドバイスを送信できていましたが、昔はそんな夢のようなシステムは無くて、漁師さんたちの経験だけで乗り切ってきたんでしょう。今でもですが、自然が相手の本当に命がけのお仕事だと思います。
ずるい大人なので、心配でもう明日の予告を観ました。