COCO ISLAND

自由 気ままに のんびりと・・・

脊椎軟化症(5)

2009-10-04 19:35:48 | ペット


 私達は別の部屋で 待っていました。息子達にも 連絡をして事情を話しました。

 彼らも 泣いて、泣いてどうにもなりませんでした。

 しばらくして 先生が 白い箱に入った MILL を連れてきてくださいました。

 真っ白なタオルの上に横たわった MILL を見たときは・・・・・。。。。


 
 病院を後にして 我が家に連れて帰ったときにはもう 時刻は夜中の2時を過ぎていました。

 次男は 千葉から始発で帰ってくると連絡がありました。亡くなった姿を見るのは

 辛いのでは?元気な時の MILL の思い出だけを記憶しておいた方が良いのでは?

 と、言ったのですが どうしても お葬式に立ち会いたい。とのことでした。

 
 MILL は亡くなったようには思えない、気持ち良さそうに寝ているようでした。

 そして MILL って呼ぶと 今にも目を開けてじゃれついて来るのでは?  っと・・・・

 まだ暖かい体・・・ふわふわとした優しい毛並み・・・・撫でてやりながら・・・

 涙が止まりません。 決して人前で涙を見せない旦那も・・・・・・・・




   9月23日 昼過ぎ MILL は荼毘に付されました。

   5時過ぎには お骨になって 我が家へ連れて帰ってきました。


 発病して 1週間も経たぬ間に こんな事になるなんて 本当に誰も思いもしませんでした。

  脊椎軟化症・・・というこの病気が、本当に悔しいです。  何故 ウチの子が・・・

 

  MILL あなたは 本当に私達家族を 沢山 沢山 癒してくれましたね!

  パパなんか 寝ころんでいるとすぐにお腹に乗ってきてくれるあなたがいなくなって

          ためいきばっかり ついていますよ。  甘えったのあなたは いつも誰かのそばに

 いてくれましたよねぇ~~。   人なつっこい あなたは 知らない人にでも とっても
 
          可愛がられましたねぇ~~。 ママの顔や手をいっぱい舐めてくれましたよねぇ~~。

   あなたの 柔らかい毛が 家中に飛んでママは大変でしたよ。




   MILL !!    ほんとうに ほんとうに 

              今まで 有り難う~~~!!

 

 

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脊椎軟化症(4)

2009-10-03 19:36:28 | ペット

 
 正直、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けました。

 この病院に来れば、90%の確率で治る!と信じて連れてきたのに・・・・

 この時・・・そう言えば最初に病院で診察してもらった時に稀に死に至る云々の

 話を聞かされていたことを思い出しました。・・・あぁ~~この事を言ってたんだ~~


 だけど・・・まさか その5%の中の1匹になるとは・・・・・・

 もう 目からは涙が出っぱなしで・・・・・・旦那が「どちらにしても MRIを撮って

 下さい!」と先生にお願いしました。

 先生も了解して下さり、私達を MILLの寝かされているゲージの所まで連れて行って

 下さいました。何も知らずに力もなく横たわっている姿を見ると涙があふれ出し

 ただただ体をさすってやってました。旦那に促されてゲージから離れるときの辛かったこと・・・

 

 それから 約2時間あまり私達は待合い室で じ~~と待っていました。その間にも

 色々な犬やネコがひっきりなしに診察を受けにやって来ていました。治療が終わって

 出て行く姿を見ていると・・・ 又、涙が・・・・・



 9月23日(水)

 日付が変わった頃、先生に呼ばれました。そしてMRI の画像を見せてくださいました。

 最初に話してくださったとおり 脊髄軟化症に間違いなく もう頭の方にも進んで

 いるのだそうです。他の普通の椎間板ヘルニアの患者さんの画像も見せてくださって

 MILL との違いを説明してくださいました。 もう現実を受け止めるしかありません。


 MRI を撮る前に先生が安楽死を考えるのなら 本当は主治医の先生の所に行って

 してもらうのですが、MILL の場合 MRI を撮るために全身麻酔をするので そのまま

 眠らせてあげるのも良いかも・・・・・と・・・・・


 旦那が私に・・・そうしよう!いいやろう!その方がMILL にとっても良いと思うで!

 と言われ・・・・でも・・即答は出来ずにただただ涙が出るばかりで・・・・

 現実を受け容れないといけないんだけれど・・・・でも最後は頷かざるを得ませんでした。

 MILL の為にはその方が良いんだ!と自分に言い聞かせました。


 
 先生が 麻酔で眠っている MILL の所へ案内してくださいました。

 私は MILL をなでてやり・・・MILL の体に顔を埋めて泣いてしまいました。

 先生がここで最後を見届けられますか?って聞かれたのですが・・・私も旦那も

 首を振ってしまってました。

 私のネットのお友達のプロフに『犬の飼い主のための十戒』がリンクされています。

 その中に 『最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送って下さい 「見ているのが

 辛いから」とか「私の居ないところで逝かせてあげて」なんて 言わないで欲しいのです 。

 貴方が側にいてくれるだけで、 私にはどんなことでも安らかに受け入れられます
 
 そして......どうか忘れないで下さい 私が貴方を愛していることを。』

 って書かれています。

 でも・・・・私達にはどうしても出来ませんでした。MILLの為とわかっていても

 私達自ら、彼女に死を押しつけてしまったような罪悪感・・・・

 それ故・・・逝ってしまう彼女の姿を 目の前で見る勇気がありませんでした。

 ずるい、可哀想・・・と言われるでしょうねぇ~~


 今 考えると 苦しくても、辛くても見届けてやるべきだったのでは??

 一人で逝ってしまって寂しかったかなぁ?? と・・・それを思うと涙が止まりません。

 

  ごめんね~~MILL   そばいいてやらなくて本当にごめんねぇ~~



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脊椎軟化症(3)

2009-10-02 20:03:28 | ペット

 
  9月22日(火)

  約束の10時に病院へ・・・・ぐったりとした MILL の様子を見て注射を4本ほど

  打ってくださいました。そして25日の予約を入れた病院は夜間診療をしているので

  予約を待たずに 今日の晩9時に (9時から診療だそうで) 電話をしてその病院に行くように

  言われました。

  こちらも早く MRI を撮ってもらって 手術をして楽にしてやりたいと思っていたので

  わかりました。と言うことで帰ってきました。

 
  MILL はこの時点では もう声を発することもなく、私達の抱きかかえ方が悪くても

  痛がる様子も なくなってきていました。

  お水をあげるのも、横になった状態でしか飲めなくなっていました。

  それでも首の所を支えてやると よほど喉が渇くのかガブガブと飲んでくれました。

  食べ物は一切受け付けませんでした。

       朝の10時から夜の9時までの長かったこと・・・・・


 9時に電話をかけたのですが話し中で繋がらず 結局繋がったのは9時半を廻っていました。

 今までの経緯、先生の話を伝え、診てもらえることになり、急いで病院へ走りました。

 
 病院に着くと MILLは すぐに診察室に連れて行かれ 私達は待合室で待っていました。

 30分ほど待った後、呼ばれて先生の説明が・・・・

 先生から「主治医の先生から脊椎軟化症という病気のことは聞かれましたか?」と・・・

 全く聞き覚えもない病名でした。その先生から脊椎軟化症の詳しい説明を受けました。

 
 下記に載せました説明文は 後日 ネットで検索をかけて調べた内容ですが、先生は

 私達にわかりやすく説明をして下さいました。


 犬の脊髄軟化症は脊髄出血と虚血の結果として脊髄壊死が起こり

 72時間以上かけて上向性下向性に進行して犬の命を奪う病気である。

 多くはハンセンⅠ型椎間板ヘルニアの発症時の椎間板物質突出、

 逸脱の衝撃が引き金になる。
 
 症状は一般的に後肢麻痺から徐々に麻痺の範囲が拡大して前肢にも

 麻痺がおこり末期症状として呼吸困難、心肺停止となり多くが死に至る。

 急性の脊髄損傷や椎間板疾患が発病の引き金になるとされている。

 統計上、椎間板ヘルニアを発症する犬のうち、約5%がこの

 「出血性脊髄軟化症」に進むことが判っています。
 


  身体所見では MILL はこの脊椎軟化症である可能性が高い とのことでした。

  そしてこの病気にかかると大体1週間ぐらいで亡くなると・・・・私達の発病からの

 行動も主治医の先生の処置も遅れもなく適切ではあったけれど・・・完治する可能性は

 ゼロに等しいそうです。幸いにも命を取り留めたとしても、壊死が起こっているので

 後ろ足は全く動かない状態、とかだそうです。

 MILL の場合は、おそらくもっと進行しているだろう とおっしゃいました。

  

 脊椎軟化症であるとの判断を出すには MRI を撮る必要があり その為には全身麻酔を

 するのだが、今の MILL の状態では心臓が弱っているみたいなのでそのまま逝ってしまう

 可能性もあるとのこと・・・・又、このまま放置していても1週間は保たないだろう

 とも・・・・・・

 


 

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脊髄軟化症 (2)

2009-10-01 20:50:18 | ペット


 9月19日(土)  

 病院から帰ってからも 良くなってきた感じはなく、あれだけ普段は食欲が旺盛な

 MILL なのに餌も欲しがらないんです。


19日の夜中、横にもならず、ず~~と座ったままで おしっこでもなさそうなのに

 辛そうな声で泣くので やっぱ腰が痛くて寝にくいのかなぁ~~と思いゲージから

 出してやって私の腕で支えてやると おとなしく横になっていたのでその状態で朝まで

 一緒に寝ました。


  9月20日(日)

 発病して4日目・・・・餌も殆ど食べていないせいか・・・今までは後ろ足が不自由でも

 自分の力で寝たり起きたりが出来ていたのに、夜には自分の力で横になることが

 出来なくなったみたいで、一生懸命、前足で突っ張って座ったままの状態を続けてました。
 
 私達が横に寝かせてやると、温和しく横になってはいるのですがおしっこなどを

 したくなるとお座りをして何かを訴えてました。

 見ていて可哀想でした。自分で動けないのが不思議だと思っていたでしょうねぇ~~~


 9月21日(月)



 今までは前足手突っ張ってお座りをしていたのに、朝から全く自分の力では起き上がる

 事も出来なくなっていました。私達は当初、殆ど餌も食べていないので体力がなくなり

 前足に力が入らないのかなぁ~~と思っていました。後でそれが原因ではないと

 わかりましたが・・・この時点では 私達にはそんな事を知るよしもありません。

 旦那が食欲のない MILL の為に普段では蓋を舐めさせるだけのアイスクリームを

 スプーンで食べさせてやると すごく美味しそうに食べるので「こんにゃろ~」と笑いながら

 食べさせてやってました。私達にすれば何でも良いから食べて~~!って感じでした。

 排尿もこの頃には二人掛かりでないと無理になってきました。特に排便の方が・・・

 なんせ、両足がダラ~~ンと全く力が入っていない状態で・・・一人が胴体を持ってやり

 一人がしっぽを上に上げながら足などにも掛からないようにおしっこシートにうまく

 落ちるように支えてやりながら お尻を濡れティッシュで拭いてやる。。。

 本人は全く力が入らないみたいで すんなりとは排便が出来ない状態なんです。

 人間と違ってフサフサとした毛にも付きそうになるし・・・・

 


 夜の9時過ぎに動物病院の先生から電話が・・・・25日金曜日の午後6時で予約が

 取れたとの事・・・で、今の MILL の状態をお話しすると、祭日で病院はお休みなのに

 明日22日の10時に病院へ連れて来なさい。と言ってくださいました。良かった~~~!


 実はこの動物病院の先生は私の小学校の同級生なので・・・どうしようもなくなったら

 携帯電話も知っているので連絡をしようかと思っていたのですが、いくら友達だと

 言っても連休でお休みの所をあまり無理は言えないと思っていたのです。

 でも彼の方から連れてくるように言ってくださったので内心本当に嬉しかったです。
 

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