へ。科博は定期的に「お宝展覧会」をやりますね。ダイヤモンド展・パール展に引き続き、このテーマで行くのは今回で3回目。宝石って、やっぱり人(と言うか、特に女性なんでしょうけど)を吸い寄せる力がありますなあ。始まったばかりなんだけど、人だらけなのである。客層の95%以上が女性っていうのもむべなるかな。
とはいっても、科博がやるのだから、やっぱり宝石の成り立ちとか、つくられる条件だとか、科学的に分析が加えられてなかなか面白い。宝石というのは、どうやらマグマの超高温・超高圧&水が絶対に必要。鉱物の結晶化したものが宝石になるようなんだけど、冷却する「水」がないと結晶化できない、つまり、地球以外で宝石を掘り出すのはかなり難しそう、ということか。
でも、そうした結晶を「宝石」として愛でたり、価値が付いて金がかかったり、権力の象徴みたくなるのはその希少性に由来する、ここからは完全に人間側の話になるのね。それから、加工技術。研磨もそうだし、セッティングの技術も。こういう事にエネルギーをつぎ込む、というのも、考えてみればおかしな話ではありそうだけど。
多分、これはルビーだったかしら?赤い宝石って、ルビーばかりではなく、スピネルやガーネットもあるから・・・・・。
そうそう、ホームズの話に「青いルビー」っていうのがありますけど。これ、題名がおかしいんですよ・・・・。ルビーは鉱物上は「コランダム」というそうなんだけど、同じコランダムで青い奴があって、それがサファイア。つまり、青いルビー=サファイアってことで、別に珍しい物でもない。こっちなら分かるんだけど。
ガーネットもいろんな色調があるそうなんだけど、青はないんだって。だから、「青いガーネット」なら、希少性十分(実在するかは置いておいて)だもの、話とマッチすると思う。
ということで、なかなか楽しかった。展覧会の後半はジュエリー大集合になりまして、目の保養になった。「買って~~」なんてセリフも聞こえましたが、「いーよー」ときたら凄かったが、そんな事はあるはずもないのだった~~残念!!
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