なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

動画

2018年01月31日 | 
をどうやって練習中に撮るか、って難しいんですが。人に頼めないし。
 で、こんなのを利用してみた。


 要するに中国製のオモチャですわね。今はやり(?)のアクションカムという奴だけど、有名なのはGoPro。YOUTUBEを見ると、とにかく最近のアクションカムは画質がメッチャ綺麗です。でもねー、単に記録に撮るだけだし、画質なんかどーでもいい、となると、こんなので沢山ですね。
で、撮ったのがこちら。



 アクションカムじゃ、結局自分がどう乗ってるのかは分からないんですけど。でもまあ、どんな障碍課題をつくって、等々の練習日記にはなる。当面はこれを使っていきましょう。存外画質はマトモに思うんですけどね。
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ホースメッセ

2018年01月24日 | 仕事
という馬関係の展示販売会がある。主催はエクイマーケットさんという、一馬具販売店で、今回で2回目。去年1回目だったのだが、行けず。今回は、出店検討という事もあって、偵察がてらちょこっと出かけてみた。

 会場は赤レンガ倉庫。ここには去年ライヴに行っているのだが、西武池袋線沿線の人間だからありがたい、のは、Fライナー等々、ビュワ~~ン!と一本で到着しちゃう電車がある点。赤レンガ倉庫近辺の駅は通過しちゃうので乗り継ぎが必要ではあるが、乗り換えがぐんと少ないのは助かります。近くなったなあ~~と感慨。

 さて、会場の赤レンガ倉庫って、イベントが多いんですわね。今の時期はスケートリンクまであって、人だらけなのである。その中で会場が分かるか心配だったんだけど、でっかい案内図のおかげで割と簡単に会場に到着。

 感想。困ったな。

 これは、昨今の獣医療でもよく感じていることだ。販売展示会にくっついているセミナーは、原則販促と考えてよい。従っていい事しか言わない。で、「こうしなさい」「こうすべきだ」のオンパレード。足し算管理を勧めてくるのだよね。獣医療だと、やれCTだのMRIだの、検査機器をやたら勧めてきて、これがないと診断できませんよ、とか言って脅してくる。別にそんなことはないよ、と言い返しているが、若い世代の方は自信もないから、機械屋に付け込まれちゃうんだな。それと同じようなことが馬業界で起きているわけで。乗るならこうやって乗れ、その為にこんな訓練をしろ、馬の躾をしましょう、こうやって対応しなくちゃ、こういうサプリをあげないと蹄がダメになっちゃう、とかなんとか。。。。。きりがないんだよね。なぜに、きりがなくなるのか?金ばっかりかかるじゃん、という疑問が。

 小動物業界でもサプリって山ほど出てる。飲ませろ、そうでないとビョーキになるぞ、不健康になっちゃうぞ、躾をちゃんとしろ、ストレスを軽減してあげないとイケマセン、まーウルサイわ~!!動物からすれば、サプリなんざただの得体のしれないもの、そんなのを毎度飲まされる方が、よほどストレスだと思うんだがな。ストレスを軽減したけりゃ、家族仲良くしててくださいよ、これで十分。健康診断、まあやってくれと言うならやるけどさ、それ以前に飼い主が健康診断をしてくださいよ、飼主が病気で入院ってのが一番まずい、ましてや死んじまったら動物も共倒れですよ、という話を飼い主さんにはよくしている。
 小動物業界では、とかく情報過多(しかも情報の内容が原則暗い)ので、飼主がうろたえちゃうケースが多いんだけど。

 馬業界については、情報が少ない上に、どの情報もなんかパッとしない、のが問題だ。これはねえ、獣医に問題があると思っているんだけどね。獣医がきちんと馬の管理の仕方、病気にさせない法等々のアドバイスができてないから。従って、なんの資格もない連中があっちこっちで勝手なことを言って、客を脅かしたり混乱させたり、そうやってどこまで金を引き出せるか、の勝負って感じに見えるのだ。
 自分もそういうのに振り回されて結構金を使いましたっけ。仕事柄、本当に悩んでたしなあ。なんでこう、馬ってすぐ発狂するんだ?なんで人に食いついたりするんだよ?草食獣なのにさ、というのが起点。これを解決するのは道具なのか?乗り方なのか?ほぼぜーんぶ試したと言っていい。で、分かったことは、ぜーんぶハズレ、ということ。で、ハミに行きついたってわけなんだけど。

 乗り方でいえば、メッセに出てたバランスインムーブメントについて。これを言ってる乗馬クラブの馬がおっかない。いきなり立ち上がるわ、発狂して暴走するわ、乗り方がちゃんとしてれば馬が落ち着く、なんてことは0、どころかーでしたね。呆れちゃったが、なのにまだそんなのを勧めるんだもの、どういうつもりなんだ?

 でもねえ、客側も何をどうしたいんだろうか?馬術がどうこうって馬に芸をさせたいのか?それなら、馬と「仲良くする」のは不可能です。馬に文句ばっかり言ってることになるんだもの。誰だってそんなんなら発狂するさ。一方では、みんな「馬がコワイ」と言う。その理由についての考察がないわけで。

  ただ、この辺り、誰のどんなアドバイスでも全然問題解決にはならなそうな・・・・、というのは、客側にちょっずつ出てきてるみたいな気がする。従って、販売商品は山ほどあれど、売れてる気配がほとんどなかった。日曜日だったんだけど。。。。。、金ばかりかかって怖い思いばかりする、全然楽しくならない、10年も乗っててまともに駆歩すらできない、というのが乗馬の現実で、それについて、もっとあーしろこーしろ、これが足りない、あんたがダメだからだ、というのがクラブ側の言い草。挙句に落馬して大怪我。こんな事ばかり。従って、乗馬なんか全然魅力がなくなるのは当然でさ。

 で、客が最後にどうなるかというと、乗らなくていいわ、馬は可愛いからお世話できればそれでいいわ、となる。そういう変な「ボランティアもどき」みたいな人があちこちの乗馬クラブ内でウロウロしている。しまいに馬に人生を食い潰されちゃう。実際、そういう人ってメチャクチャ多い。自分の健康を害して、それが自慢みたいな。なんか、業界自体が不健康ですわね。

 まあ、色々考えましたね。やっぱり、次回は出店しようかなあ・・・・・?準備もかなり大変だし、出店だってカネがかかる、慎重にしないとイカンのだけども。

 
 
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農工大工学部

2018年01月22日 | 仕事
へ。目的地は科学博物館。バカだったなあと思うのだが、学生の頃結構工部に行ったこともあったのに博物館にはとうとう行かなかった。農工大は工部も農部もかつては繊維が強かった、工部は合成繊維、農部は絹、ということで、常設展示は繊維系の機械だの、絹の解説だの。そういうのをきちんと見せてくれる博物館は少ない、見に行くべきじゃないかと常々思ってたんです。
 農工大は工部は東小金井・農部は府中と分かれているので、当時農部から工部に行くのに最初電車を使ったのだが、やたら時間がかかる、面倒になって、通学ママチャリで農部から工部まで、20分程度だったかなあ、通ってましたっけ。全く・・・・・。よーやるよ、と当時の自分に言いたい。

 さて、東小金井。学生当時、この駅はとんでもない田舎駅で、駅前はなんもないし、そもそも駅ビルどころか、ホームから階段を使う事もなく即改札を通れる、あたりがしょうもなかった。それがいつの間にか近未来みたいな駅になっちゃって、どうなってんだ?と通過するたびに思ってた。今回数十年ぶりに降りてみて、呆然。駅にコージーコーナーがあるし!駅前には商店街があるし!住宅地が延々広がってるし!!畑が全部家に化けちゃったのかなあ?工部は電車から見えるし、すぐ着くわいとタカをくくっていたのだが、結局google様にお世話になってしまった・・・。

 今回の目的、科学博物館だが、今企画展をやってる。内容が「馬と獣医学」。博物館で獣医学の展示なんて珍しいというか、初めてじゃないかな。ので、覗きに行ったのだ。

 うーん、少なくとも農工大の獣医学科は、軍馬育成のためにつくられた学科で、馬の臨床についてかつてはリードするような立場にあったことは間違いない、のだが。

 今となってはどうなんだろうか?進歩がないというか・・・・・。

 馬の飼い主として、馬の獣医師に対する疑問。問診を取られたことがない!!小動物臨床では問診絶対なんですけどねえ。従って、情報がほぼ0状況で適当な事を言ってる、ようにしか思えないんだ。だから信頼してもらえないんじゃないのかね?

 診療法のビデオが流れてて、1つ上の先輩が講師役でへえ~~と思ったんですが、跛行診断はその通りなんですけど、そもそも「速歩時に痛いほうの肢が着地するとき頭が上がる」というレベルの跛行(ちなみに、これは前肢跛行に限られた話。後肢跛行はまた別)は、すでにかなりまずいです。この前の段階でオーナーが気づいて連絡する、ようにオーナーの目を鍛えるほうがよくないですか?でね、レントゲンとかで分かることって実は少ない。骨しか分からないし。エコーだと、靭帯あたりまで分かるけど、分かったからといってやれることは「休馬」程度。そもそも、跛行なんぞ起きないような指導をするのが獣医の仕事じゃないかと思うんだけどな。

 そのためには、肢の状況だけじゃなく環境の視察(床敷の種類・厚み・掃除の回数等々)&運動状況(誰がどう乗ってるか、とか、その回数とか)&飼料&蹄鉄のフィットネス(蹄鉄なんか打たないのが正解なんだけどさ)とか、の問診を徹底的に行って、跛行が起きるメカニズムを解明しないと、跛行は繰り返される。そんな事、飼い主としてはやられた試しなし。

 それは例えば、鞍傷とかフレグモーネとかも同じで、起きないように指導するのが筋。鞍傷はそもそも鞍のフィッティングがダメだからなる。鞍は高いからクラブ側は鞍の変更とかは嫌がるが、じゃあどうするか、のアイディアも提供しなくちゃならない。フレグモーネは飼料に問題があるのではないかと疑っている。濃厚飼料をやらない、がっちり抗生剤投与をする(ちなみに、馬臨床でなぜか使われがちなセファロチンは水と同じ、効果ありません。あんな古くて抗菌範囲が狭いしょうもない薬を使うな)という基本をちゃんとしないと。起きちゃってからじゃあ遅い。

 その辺がビデオで全く解説されていないので、ダメだこりゃ、と思ったわけ。

 自分の馬については、馬の獣医があまりにあてにならないので、諦めて自分でどうにかしたんだけど。その結果、ちょっとの跛行がパッと分かるようになってしまったが。馬のセンセイ方は、カルテを取ってなさそうですもんね、従って、記録が残らないから、馬1頭1頭の歴史が読めない。診療技術が全く伸びないのはそこに理由がある。でもねえ、今なんか動画も撮り放題だし、記録だって音声&画像で残せる時代、スマホ一つで診療が成り立つのだ。それやらなくてどうするの?

 蹄鉄ありき、の解説もダメ。餌の解説もダメ。要するに、最新の世界の馬獣医状況が日本で最先端たるべきJRAやら大学に入ってないんだ。お粗末なありさま・・・・・・。というのを展示から読み取れて、がっかりしてしまった。これじゃあ、どうにもなりませんよ。
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決算

2018年01月14日 | 仕事
終了です。はあ~~。

 今年は国税庁の「作成コーナー」を利用して作ってみた。うーむ、簡単だ、と思う。このままE-taxで送信しちゃう、というのもいいんだけど。

 やっぱり商工会の相談会でお願いしましょう。

 特に減価償却費は、もう、この作成コーナーで計算しないと、確実に間違える。逆に言うと、作成コーナーで作ってる=税務署から文句を言われる筋合いなし、となる、筈で。多分、この減価償却費、完璧に正しい申告ができている事業者はほとんどいないのではないかと思っちゃうくらい、しょっちゅう制度が変わっているので。

 便利なのは、この「作成コーナー」でつくったデータを自分のPCで保存できる、で、翌年に貸借対照表を持ち越して利用できる、わけ。去年ちょこっと使ってみて、今年それをちょっと利用してみたら、うまくいきました。データの保存まではマイナンバーなんかは不要。ので、操作を国に見張られてる感がないのだ。ホントかどうかは分かりませんけど、多分大丈夫でしょう。

 とりあえず、このデータをUSBに詰め込んで、相談会に持って行ってみようと計画中。いつも入力にやたら時間がかかるからさ、もう入力済みだから、送信だけお願いできません?という事にしようかと。どうでしょうねえ?
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あしなが育英会

2018年01月02日 | 
に投資し始めてそこそこ時間がたっている。自分的には「募金」ではなくて、投資。やる気があるのにカネがない学生諸君に勉学に励んでいただいて、それなりの仕事をできる人になってもらうと、将来、動物でも飼おうかってなるかもしれないですからね。そうすりゃ、今度はこっちが潤う。とにかく「施す」みたいな考え方が大嫌いなので。そーいう上から目線で子供の将来や思考を卑屈にしたくはない。利用できるもんはガンガン利用して、したたかにのし上がれ!というのが自分の考え。

 あと、ウエブスターの「あしながおじさん」ってやっぱりいい話です。尤も、自分が好きなのはその続編。「Dear Enemy」と題されているこの続編は本当に面白い、だけじゃなくて、かなり影響も受けたと思っているので。なんたって孤児院をサリー・マックブライドさんが経営する話なんだもの。

 時々育英会から新聞が届く。今年は早々に号外が届いた。珍しや、開けてみてビックリ!!



 まあ~~、本田君には感謝でございます!!

 で、こういう話、すぐ「売名」とか言う奴がいる。自分自身を「売名」すらできない輩がそういうことを言う。笑っちゃいますよね、本田君がこれ以上どう売名できるっちゅうんじゃ。日本中どころか、世界中のサッカーファンが知ってるわい。

 
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棚卸

2018年01月01日 | 
で、今年の仕事始め。メンドクサイがしょうがない。

 棚卸をやっていると、取り扱っている薬の種類が随分様変わりしてきているのに気づく。新薬が毎年のように出てくるわけだけど、やっぱりいい薬だと、旧来の薬にとって代わっちゃうんですよね。今年はどうなるだろう?

 さて、去年は色々あって、居候を抱えることになった。この件についてはムカついているのだが、しょうがない。

 しょうがないついでに、猫ドアを作成。ネットで調べるとまあ各種ございますなあ。自作というのも本格的な奴ばかり。とてもじゃないがやっとれん。ということで、ホムセに行って材料を物色。木の板もいいけど、倒れたりすると結構ヤバ目だしなーと思って、結局断熱材らしき発泡スチロール材に決定。これは大当たりで、分厚いからあまりたわまないし、加工もカッター一本でOKだから楽勝ですな。



 こんな感じに作ってみたのだが、発泡スチロールがなんか貧乏くさい。じゃあ、ってんでまたホムセへ。今度はのり付きの壁紙を購入。それを貼りつけて化粧してみた。うむ、まあまあじゃないでしょうかね?



 で、NHKの正月時代劇「風雲児たち」を見る。あー思い出しますね、自分の翻訳本。全く同じプレッシャーがありましたっけ。この翻訳で大丈夫なのか、意味が通るのか、解剖学用語が間違ってないか、全部自分で調べなくちゃならなくて。間違ってたら、あーだこーだ言われるのではないか、そもそも自分の日本語はマトモなのか、心配しだすときりがなくなっちゃうんですよ。どこかで、えーい、知るかあ~~~!!ってな勢いをつけないと、とてもじゃないが出版なんかできない。

 とまあそんなことをやってると、年賀状が後回しになっちゃうんですよねえ。

 ということで、今年もよろしくお願いします。
 
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