なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

消費税

2017年11月21日 | 仕事
の説明会を聞きに、商工会へ。主催は青色申告会。例の「軽減税率」なるものの解説だったんだけど。

 制度が、呆れるほどにきちんと決まってないのだ。誰がこんなしょーもない制度をつくったんだ???

 軽減税率とは、要するに食料品は8%のままにしときます、という事なんだけど、その区分の方法。外食は10%で、テイクアウトは8%なんだって。これがややこしい、というかなんなんでしょうね?例えば、マックでセットを買うとして、聞かれる「こちらでお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」という定番セリフ。これ、再来年10月1日以降は返事によって値段が変わりますんで。「お持ち帰り」というと8%、「こちらでお召し上がり」だと10%なんだと。客の返事で税率を決めるんだそう。フードコートもコンビニイートインも同じなんだと。

 じゃーさー、簡単な節税法をすぐ思いつくんですよ。こんなの子供だってできる。「持ち帰ります」と言って袋に入れてもらって、それを店内で開けて食べる。別にかまわないでしょ。1分後に気が変わった、だけだもんね。マック側としてはどーでもいいことだから。税金なんてマックの収入ではないから(預かり金勘定だからさ)どっちだってかまわないわけだし。

 思うに、マックとかのお盆、なくなっちゃうんじゃないのかね?紙袋ばっかり増える。


 これさー、政治家のおっさん達が、その手の店を全然知らないで作っちゃった制度だよね。大混乱必定。フードトラックなんかはさらに面倒なんだそうで。車周りに椅子とか机とか置いて「こちらでお召し上がり」ができるようにしちゃうと10%になったり8%になったり、でもねえ、ある程度サービスでそういうものを設置する場合だって多いだろうし。なにをもって「こちらでお召し上がり」とするのか?もうね、なんでもかんでも「持ち帰ります」って言って、適当に座って食べちゃえばいいじゃない。そうすりゃ8%なんだから。

 さらになに言ってんだか?となったのが「インボイス制度」なるもの。これはさらに先の制度改定なのだが。ちょこっと聞いた限りではこれは免税事業者(新規事業者の大半はこっちじゃないかと思うんだけど)に極めて不利な制度のようだ。だーれも起業しなくなっちゃうんじゃないでしょうか?だって、そういう所とは取引するな、みたいなこと言ってたもの。取引できなけりゃ仕事は成り立ちませんからね。

 さらに変なのが申告。質問してみた「あのー、課税業者だけども、簡易課税で申告してるんですけど、その場合の税務処理はどう変わるんですか?税込処理をしてますが」。「決まってません」ってなんじゃい??

 説明会で説明してほしいのは、我々商工会加入者である小規模企業だと、そのあたりのことなのにさ。

 だーかーらー、一率10%にしちゃえばいいんですよ、軽減なんか何のメリットもないんだから。つまらないところで納税者のご機嫌取って、バカみたい。
 
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雅楽

2017年11月19日 | 
を聴きにアミーゴへ。雅楽を聴くのは、本当に久しぶり。前回は確か、宮内庁雅楽部の演奏会の抽選に当たって、皇居で聴いたと思う。今回は、民間の雅楽演奏団であるところの「花舞鳥歌風遊月響雅楽団」の演奏と舞。アミーゴはいつもながら、面白い演奏会をするなあと思う。今回はレクチャーコンサートとうことで、楽器や楽譜の解説もしてもらって、楽しかったです。

 ということで、今回は楽器。雅楽の凄さは、1000年以上前の楽器が型も演奏法も、曲までもきっちり残って守られている所。民族楽器でないだけに、とんでもない話だと。そもそも、種々の楽器による合奏編成で曲を演奏する形式は日本の雅楽が世界最古らしい。



 これは琴だが、現代の琴とはもちろん違う。手前が「和琴」。これは、源氏物語で紫の上が弾いた楽器。解説によると、この楽器は一種のリズム楽器で、拍子を打ちつつ、ある音を残したり、等々で弾き手のセンスが出るという。成程、紫の上にこれを持たせた紫式部のたくらみが分かりますね。目立たないようだけれども、ハッとするようなセンスを見せる、感じが。奥は別の種類の琴で、あー紫式部は女三宮の描写が酷かったなあ、と。彼女は内親王という地位にありながら、琴もまともに弾けない、と書かれている。ので、源氏がつきっきりで教えて合奏会に間に合わせたと。



これは琵琶。「陰陽師」に出てきた「玄象」を思い出すわけですが。正倉院御物の琵琶とも同型。これも拍子をとる楽器だが、ゆっくりしたテンポを取りつつ印象が強い、この楽器を明石の御方が担当してましたね。これもまた、彼女にふさわしい、当時の人々は、読んだら即イメージが強くわいたと思う。

 で、その合奏の後、紫の上は倒れちゃう。実に不吉な話なんですけども。

 1000年以上昔の話なのに、楽器を見たり聞いたりして更に理解が深まるのは楽しい、がとんでもないことでもある。
 今期の大河ドラマは、今川一族の話でもあるんです。今川家は桶狭間の戦いで潰れた、という理解だったんだけど、ぜーんぜん違いました。確かに今川家は武家としては潰れたけれど、文化で生き延びた。大昔の楽器が保存されて今まで残ってきた理由の一つに今川家が幕府に宮廷文化をきちんと中継して伝えていた、という事もあるのではないか?従って、延々と潰れずに生き残ったと。そんな事を大河ドラマに教えてもらった、のは多分初めてですがね。

 こういう文化をどう継承するか。特に琵琶は、作り手の職人さんが激減して存亡の危機にあるらしい。こういうの、楽器の製作法等も宮内庁できちんと保存するべきではないかと思うんだけど・・・・・・。

 
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特定保健健診

2017年11月08日 | 
を受けようとして、昨今の病院事情に驚く。

 近所あたりの小さい病院(もちろん、健診を受けられる病院リストに載ってる)に予約しようとして電話すると、ことごとく拒否られるのだ。
1番目:今は火・木の午前中しか受けてません。水はできない。
2番目:水は休診日だからできない。
3番目:3か月以内にうちで診療受けてます?受けてないならできません。
 つまり、体よく拒否られてる感ありあり。3番目なんか、全く拒否の意味不明なんですけど。

 3回も電話して断られまくると、いい加減うんざりしてくる。4回目は、総合病院にかけた。「あー別に予約要りません」。そりゃ結構ですけど、きっと人だらけではないか?今日行ってみたら、案の定だった。でね、こういう検診なんかにも人が来ちゃうから、ますます混むわけ。

 結局午前中いっぱいかかって、腹ペコだし、つくづく嫌になる。この健診を受けているから、自分の病気も早期発見できたわけだし、やらなくちゃと思うのに、これじゃあ、受診率はどんどこ落ちるのでは?

 病院で、帯状疱疹ワクチンのポスターを見つけたので、打ってもらえないか聞いてみたら「まずは皮膚科で診察を受けてください」と言われる。で、対応してくれる皮膚科の先生は今日はいないから駄目だって言う。もう!!

 なんというか、一々弾き返されてる感あり。で、何度も病院に行って、まーた混雑要因をつくっちゃうわけだ。ヒマ&健康でないと、病院には通えないってことなのか?これじゃあ、仕事してる人(特に自営業者)は健康管理に病院のサポートを全く受けられない可能性すら出てきますわね。

 今日唯一へえ~~と思った事。血圧:105~63.低すぎ。これじゃあ、学生の時と変わらん。どうなってるんだ?
コメント (1)
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