なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

馬インフルエンザ

2007年08月20日 | 仕事
が、こんなとこまで影響してきてる。いや、発症のニュースを読んだ段階でそうなるだろうと思ってたんだけども。
 昨日は例によって馬っ子クラブの夏祭り。馬券買って大応援したんだけど、無念、あっしの愛馬軍団はコロコロと負けてしまった。今年は穴馬が来てましたねー。JRAの競馬もいいけどさ、ここの年一回のレースも面白いんですよ。

 でもって今日、クラブから連絡あり。「山梨の大会は中止」って。「馬インフルのせいですよね」「そうです」あーあ。「しょうがないですね。そうなるだろうと思ってました」。
 ここんとこせっせせっせと通って練習してたのは、この大会「サマーホースショウ」の障碍レースに参加する予定があったから。相棒リキ君と入念に打ち合わせして、サーキットで「これなら」という感触を掴んでたもの、本当、残念だ。でもなー、リキ君は20歳越えてるおじいさん(本人は分かってないみたいだが)、ヘタしてこんな伝染病をうつされたら、それこそ肺炎を併発して死んじまいかねない。こないだの内科アカデミー総会で、悪いが馬の獣医連中が内科治療を得意としてなさそうだな、という印象を強く持ってしまったし。伝染病が広がらないためには、物理的に接触しない、のが一番、優秀な乗用馬が集まるこの手の大会の開催がボツになるのは、当然だろう。でないと、そこらじゅうの乗馬クラブにこの病気が蔓延してしまうかもしれないもの。

 今回流行しているウイルス株はどういうタイプなんだろうか?おそらくは現在接種されてるワクチンが無効の新タイプなんだろうけど。その辺の研究論文が早くリリースされないかしら。読んでみたい。それとも昔取った杵柄、自分でウイルス株を調べて、変異の具合を同定する、で、新タイプのワクチンを作成して儲ける、いいなあ。ああ、学生の頃はね、一応微生物研にいたんですよね。確か馬鼻肺炎ウイルスの研究かなんかをやってたような。成果0だったけど。当時は馬に全然興味が持てない、モチベーションがない、というのが研究が進まない原因だった、確か。
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障碍サーキット

2007年08月18日 | 
の結果。クロスバー:53秒  60cm:45.09秒。いずれも選外ということで。あーでも、どっちも失権せずに済んだのは初めてかもしれないなー。では、感想&反省を。つうかさあ、今回一番反省するべきなのは、「エントリーし忘れてた」という、わたくしのアホさ加減でしょう。ホント、エントリー表をみて仰天!したもんなー。何とか出られたから良かったけど。

クロスバー:馬っこはミーテ。こないだあっしが怪我をする原因をこしらえた張本人である。かつ、この人自身と組むのは多分1年ぶりでは?あっしはあがっちゃってるし。こうなると、なんでもいいいから完走できりゃいいや、と志がしょぼくなる。その通り、しょぼしょぼと走って50秒過ぎてしまった。あーあ。
 今回クロスバー部門で「おお!!」という活躍をしてたのが、こないだまでゴネゴネ馬だったリベレーション。そーれみろ、やればできるじゃーん!!という走りを見せてくれましたね。おおむね他の馬っ子も調子が良くて、落馬や失権は殆どなし。エントリーした方々は楽しかったんじゃないかな。

60cm:馬っ子はここんとこずうっと組んでるリキ。おじいさんなんだが、障碍に対するファイティングスピリットは大変なものがある。こちらはしかし、どちらかというと調整する意味で出場してるしなー。という訳で、リキが走り込もうとすると、こちらが抑える、の繰り返しになってしまった。規定タイムから0.9秒オーバーということで、大変惜しかったそうなのだが。そんなことより、バランス・道順を間違えない等々、障碍に必要な基本はまあまあ押さえられてたんじゃないかな。
 しかし細かいことはわからんから、次回からは誰かにビデオでも撮ってもらわないとダメだ、と思う。ビデオカメラを購入しなくっちゃ。
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アミーゴ

2007年08月15日 | 
っていう、入間市の文化施設、元々繊維工場だったそうなのだが、建物がレトロで素敵、それを改造してコンサートやら、手作り教室やら、NHKの「おしゃれ工房」みたいなイベントをしょっちゅう企画運営している。ここのアドバイザーになぜ、国府弘子さんがいてくれて、活動してくださるのか、不思議でしょうがないのだが。
 本日はその国府さんのライヴをこのアミーゴでやる!ということで大変楽しみにしてました。
 いやー、それにしても暑い!!!そっか、この会場って冷房がないんだった~~~~!!!こんなことなら、うちわでも扇でも持って来るべきだった!ここって普段は飲食禁止なんだけど、会場側も「飲み物をお持ちになって喉をうるおしてくださ~~い!」と叫んでる。外にはなぜか、屋台が山盛り。夏祭りなんですなー。屋台でとりあえずお茶買って飲んでるうちにライヴ開始!!
 大変パワフルなライヴで、すごーく楽しかったっす!!
 にしても暑いし、国府さんは我々客(年寄りが多かった)を気にしてくれて、休憩時間も長くとってくれて、で、そうなるとライヴの時間が短くなっちゃう(ライヴは6時開始だったんだけど、その日は8時から花火だったの)というジレンマを「リクエスト大会」で解決して下さいました。あっしもリクエストしてしまった。国府さんが「ボサノヴァでなにかありますか?」と聞いてくれたもんで、思わず「じゃ、WAVE!!」、「WAVE、いいねえ」とのお返事。ピアニカ&ベースという取り合わせで演奏してくれました。アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲ね
。高校生の時に演奏して以来、とっても好きな曲でさあ、でも、意外と実際の演奏で聴く事がなくて。ので、なんか、大変嬉しかったっす。
 国府さんのお話によると、今度出る新盤の打ち合わせもアミーゴでやって、ジャケット写真もアミーゴで撮影したんだって。その中の新曲も披露して下さいまして、メチャ充実した内容でありました!!得しちゃったぜい。

 この会場ってすぐ近くを入間川が流れてるんだ。会場は窓を全開してたのに蚊一匹入ってこない理由を休憩中に理解。川面上空をコウモリが乱舞してるの。あんなにたくさん飛んでるのは初めて見たなあ。あいつらが羽虫を全部食べ尽くしてくれてるんだな。ふーん、やっぱ、この界隈って自然が残っているのね。大変感心しました。あー面白かった!!
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獣医内科学アカデミー総会

2007年08月12日 | 仕事
に出かける。行こうかどうしようか、迷ってるうちにすぐ当日になってしまう、次回からもっと考えないと。当日参加費は高いのだ。
 迷っていた理由。大会進行役の方々には申し訳ないのだが、小動物関連の講演が全体的につまらない、聴きに行くほどの内容とも思えなくて。ただ、普段全く交流のない大動物診療関係の講演には、やや興味がある。という訳で、今、具体的に興味関心を持っている馬関係の講演会を受講することにした。

 聴いてて感じたこと。やっぱり競馬馬の話ばかりなんだなー。馬を診察してる先生方は、乗馬馬をどう位置づけ、考えているのだろう?競馬馬の現役生活ってせいぜい数年でしょ、それも彼らの人生の最初期だけ。しかし、乗馬馬は違う。馬っ子クラブにいて思うのだが、とにかく彼らを調教するのは大変だ。年単位の時間がかかる。人間側だけじゃない、馬側も一生懸命努力するするわけよ。その現役生活は、ほぼ彼らが死ぬまで続くのだ。それが、疝痛程度で安楽死ってどーゆー事なんだ?それまでの人&馬の努力が全部水の泡になってしまうではないの。
 大動物の先生方は、見切りが早すぎませんか?と小動物診療でこうした問題のデリケートさに日々向き合っているあっしは思うんだが。

 馬っ子クラブの会員の方々は、その辺について、全く納得していない。分かる。乗馬界において、ここんとこをきっちりフォローする獣医療のあり方が要求されてるんだ、とあっしは個人的に思っているのだが。本当にイライラするんだよな、あー2千万円欲しい!!そうすりゃ、そこそこの診療設備が造れるだろうし。でもって、北海道に行って寝ずに勉強すんの。そうすりゃ、まあ、診察できるようになるだろうに。

 今回の講演会、「内科アカデミー」だってのに、馬の話は「跛行の鑑別診断」。この演題は整形外科でしょ?この辺りからして、すでに馬に対する医療がいかに遅れているか、分かるよなー。あーあ。しかしだなー、学生の時も、馬の跛行診断なんか全く教えてもらえなかった。獣医科ってなんだったんだろうか?てな訳で、大変勉強になりました。獣医師免許を持っていながら、こういうことを何一つ分からないままできてるんだもの、ひどい話だ。今の有難い所は、動画を軽く見られること。そのお陰で、手術手技やこうした「動かさないと診断できません」つう診断技術が昔より楽に入手できるようになったんだもの。
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安倍内閣

2007年08月10日 | 
について、やめろコールの嵐、とマスコミが言ってるけど。これ、本当なのか?
 事業主として思うこと。政治家の皆様、金勘定つう奴をどうお考えなのか?こっちは1円切手を1枚購入しても、レシートなくちゃって言われてるんですぜ、税務署様に。なのに、政治家の支出に関してはそうじゃなくていいんだ。ルーズすぎません?だから、社保庁のメチャクチャ対応を今まで見て見ぬふりになっちゃってたんじゃないの?
 安倍さんやめろ、と言ってるわけじゃないよね、多分。自民党の皆様は、今まで、責任政党として何をやっとったんじゃ?って、皆聞きたい訳ですよ、多分。少なくとも、あっしはそうだな。
 自分とこの金勘定にだらしがなくてOK,となれば、他人の金なんぞどーでもよくなるよな、確かに。
 年金の仕組みをやたらめったら分かりにくくしたのも、そういう法律こさえて通しちゃった自民党の責任じゃないか。
 こういう政党に国家予算の決定権を任せていいのか?あたしゃ嫌だね。金勘定に疎い奴に莫大な金を扱わせたらどうなる?もう目に見えてますよね、その先は。って、すでにヤバイ状況か。あっしのせいじゃないぞ。こちとら、ちゃあんと税金払ってんだからさ。
 靖国参拝がどうこうとかいって、媚を売るなよ。一体、誰にへいこらしてるのさ。
 
 今年の戦争特集は、ようやく、戦争中の日本軍の中で行われてた、くうだらないイジメだの、なんだのが特集で扱われるようになった。戦争は究極のイジメだ、とあっしはかねがね思っているのだが。そういう連中の子孫が我々だ、その現実をどうしてくれようか。
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接骨院

2007年08月09日 | 仕事
なる所に初めて行ってみた。
 この接骨院というやつ、以前から一体全体どういう所なのか、興味があったの。どこでも看板に掲げてる「交通事故」。そんなに交通事故に遭ってる人だらけとも思えない。接骨院というんだから、骨接ぎなんだろうけど、そんなに骨折してる人だらけとも思えない。なのに、最近にょきにょきと、あちこちにできてるし。
 昨日、馬の練習中にかなりマズイ事態が勃発!!またしても馬から落っこちて、左膝を思いきり捻ってしまったのだ。なのに、その後もいー加減なテーピングでごまかして練習した挙句、ヒールサンダル履いて渋谷行きでしょ。アホだよなー。渋谷からの帰り道はつらかった・・・・。
 その後も、どうも痛みが引かないし、気休めのシップも効いてる気配がない。いくらなんでも、ちとまずいのでは、と気弱になって、午後、その辺をチャリで探索してみたのだが。そしたらビックリ!!半径1kmくらいに接骨院を4軒も発見してしまった。どうなってるんだー?
 面倒になって、一番近くて一番引っ込んだとこにある「かねこ接骨院」へ。こういうタイプのケガ、外科でまともに診察してもらった覚えがない。病院に行けば必ず待たされるし、なら、接骨院の方がいいのかも、と思ったんですよね。
 行ったら、有難や、すぐに診て貰える。「腫れてはないと思うんですけど」と言ったら「腫れてますよー思いきり」と言われてしまった。関節包に水が溜まってるそうな。ひーマズイ。自分の事だと、やっぱいい加減に診察してるよなあ。
 結局テーピングでガチガチに固められてしまった。次の練習日まで(といっても、既にあと5日しかない)は動かさないようにせよ、とのお達しである。あーあ。でもって、冷やせって。風呂に入るな、とも言われたが、これは守れっこない。
 接骨院って、要するに、こういう整形外科だけど、レントゲンを撮るまでもない、というレベルのケガに対応しているのね。知らなかった。そうかー。こういう方面の勉強もするべきなんだよな、もっと。そうすれば、動物に応用できる技術がある程度手に入るかもしれないし。うーむ。 
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渋谷

2007年08月08日 | 
でライヴ、といえば昔は「ジァン・ジァン」ですよね。懐かしい。今はどこがあるか?「公園通りクラシックス」ってとこ。っていうか、ここって多分、「ジァン・ジァン」の跡地なんでしょうね。という訳で、久しぶりに中西俊博さんのライヴへ。独立されてからこっち、中西さんはすごーく精力的にライヴをこなしてて、組む人も多種多彩。なかなかあっしの暇(時間&気分か)と折り合わないのがつらいとこですね。本日も練習してから出かけたので、途中で眠くなったらどーしよーなんて思ってたんだけど、それどこじゃない、パワフルなステージで、とてもピアノとのデュオリサイタル(と、クラシック畑のあっしは思ってしまう)とは思えない!!演奏を聴かせて頂きました。楽しかったァ~~。

 聴きながら思うこと。あーあ、中西さんみたく、音程がどうしただの、弓順がどーしたこーしただの、そういうのから自由になれるといいのに。でもなーそれ、うんとこさ練習しなくちゃできっこない。一生無理だよなー。
 あとね、このリサイタル(でいいのかな?)でもう一つ印象的だったこと。演奏者の立ち位置。以前から、クラシックのピアノ&ヴァイオリンのリサイタルで疑問に思ってたんだわ。ヴァイオリン弾きが、なぜか決まってピアノ弾きの後ろ側に立つ。演奏中にお互いのコンタクトが取れないではないか、おかしいよ、と思ってて。それに、そういう立ち位置で演奏すると、ピアノとヴァイオリンの音がバラバラに聴こえる。そうでなくても、ピアノは平均率・ヴァイオリンは純正調だから、音が合いにくいのにさ。以前一回だけピアニストとデュオで演奏した時は、考えてピアノの響版の前に立ってピアノの音がヴァイオリンの後ろから聴こえる&お互いにコンタクトが取れるようにしてみたのだ。お互い下手糞だから、というのがメインの理由でしたけど。
 今回、中西さんが全く同じ立ち位置で演奏して下さって、やっぱりねー、と自分の考えが間違ってなさそう、という結論になったわけですが。
 ともかくも、こういうデュオ形式のライヴ、すごく聴き甲斐がありました。毎度思うことだが、中西さんのライヴって「競う」感じにならない。「協調して楽しむ」って感じになる。ので、いつも雰囲気が暖かくて柔らかい。どんなゲストともそういうセッションになるって、凄いなー。やはり、お人柄でしょうか。うーん、やっぱ、憧れるんですよね。
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梅干

2007年08月05日 | 
って干さなくちゃ「梅干」にならない。
 という訳で、本日より、梅干を干す作業に突入でーす。って、そういう日に限って防災無線からお知らせが。「大雨・雷注意報が発令されました」かよ~~。もう既に干し始めてるのに~~~。
 そのために、今年はわざわざ竹ざるも購入したのだ。埃よけなのかな、折りたたみ式の網までついてる優れもの。しかも、買いに行ったら前より安くなってる!!その上に梅を並べる。わー、まっ赤っ赤だー!嬉しいなー。今年は赤ジソをきちんと買って、それを塩もみしてって、それなりの手順をちゃんと踏んでみたのだ。やっぱ、梅干は赤くなきゃヘンだもの。スーパーの梅干は赤みが全く欠けておる。だからおいしくなさそうに見えるんだよ。
 これからとにかく、雨に当たらないように気をつけて干さなくちゃ。本日は防災無線に脅されたので、びびって部屋に取り込んだら、案の定夕立。取り込んどいてよかったあ~~。ちょっとでも雨にあたると途端に泥臭くなっちゃって、食べられたもんじゃなくなる、この件は前回作成した時に失敗してて、こりごりしているのだ。
 部屋に置いとくと、梅のよい香り。あー楽しみだなー。
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