なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

昨日

2010年11月26日 | 
って、三島由紀夫が自殺した日だったんですね。40周年か。

 三島の小説で読んだのは「潮騒」と「鏡子の家」だけだな。あと、「薔薇刑」という写真集を、本じゃなくて展覧会の形で見たんだっけ。写真を見て思ったのは、ヘンな人、ということか。いや、身体はすごいなー、って思いましたけど。

 「鏡子の家」は、確か、鏡子さん家に集まる4人の若い奴がどうなるか、という話だったっけ。別に読みたくて読んだわけじゃない、なんかの読書会で課題になっちゃったから、しょうがなくて。でね、その読書会でちっとも話題に上らなかったのはおかしな話だ、と今にして思う。このお話の中で、一番生き生き描かれてるのが(だから、まだなんとなく覚えているんだな)「筋肉仲間」の「筋肉談義」なんだよー。

 三島さんってボディービルに凝ってたんだって。そのせいだか、「鏡子の家」にボディービルの話(で、それにハマってる連中の話)がやたら出てくるの。それを、小説の中で「筋肉仲間」って書いてるんだ。三島さんご自身も、ちょいと照れ臭かったんですかね。なんだったっけな、ここんとこをこう鍛えると、三角筋がどうのこうの、みたいな話が繰り広げられるんだ。真剣に話し込んでる筋肉仲間の様子が、なんとも笑える

 ちなみに、三島がボディービルに凝りはじめたきっかけは、美輪明宏さんにあるそうな。体格の貧弱さをちょっと美輪さんがからかったら怒って帰っちゃって、それからハマっちゃったんだって。美輪さんご自身が話されてた事だから、きっと本当でしょうね。かなり笑える

 そうなんだよな、三島事件って、自分より上の世代の人には強烈なんだろうけど、我々くらいの世代になると、なんか、ヘンな話にしか思えなくてさ。自殺って、結局、カッコ悪いと思うんですけども。なのにそれを実行して、自殺を美化した、というのもイマイマしいしさ。やめてくれよ、ホントに。

 ところで、「鏡子の家」を読まされたのは高校生の時だったんだけど、なるべく買いたくない、図書館で借りよう、と思ったら、学校の図書館には「鏡子の家」どころか、三島の著作が一つもなかった!!!「日本文学全集」に納められてた「潮騒」だけしかないの。あれはなんだったんだろうか・・・・・・?今も謎なんだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健診

2010年11月25日 | 
についてもう少し調べてみようか、ということで入間市のHPにアクセスしてみたら。全然関係ない事に目が吸い付いた。
 へえ~~~、入間市も官公庁オークションをやるんだあ

 内容は、こんな感じなんですが。
 うーむ、今3つだ・・・・・。「20世紀少年」か、全巻セットならいいけどなー、なんか、中途ハンパだなー。おお!!っとなるものはないなあ。木彫りの熊かあ、そこらじゅうにありそうだし・・・・・。もうちょっと頑張って欲しい!!

 しかーし、これを見ていると、入間市のビンボーシティぶりがよく分かるような・・・・・。ヤバイ、税金払わないと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インフルエンザ

2010年11月12日 | 
の予防注射、今年は混合になってるんですね。
 ということで、無事に終了。で、「今年の検診はどーしましたあ?」と聞かれる。そうでした、メタボ検診、まだ済んでない、分かっておりますです、やらなくちゃあ!!

 この病院の待合室で、楽しみにして読んでたのが、これ
 しかーし、どういうわけだか、毎年行くたびに、巻が減っているような・・・・・・。うーむ、この漫画、結局どうなるんだったっけ?

 気になってしょうがない、結局、ついに、今回購入する事にしてしまった。ボロイ中古ですけど、別にいいですね。読めりゃいいんだもんね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「鶴の恩返し」

2010年11月10日 | 
というお話には、色んなご教訓がありますが(と思ってますが)。

1)「見るな見るな」と言われるほどに見たくなる。これ、人間の情けない性の1ですわね。で、見てなあ~~~~んだ!ってがっかりするのもね。
 尖閣諸島のビデオ、その辺が見え隠れした展開だなあ。
 ぶつかってるとこしか見てないけど(ニュースではそこばっかり流れるからさ)、感想は。これじゃー船長逮捕して当然ではないの、という事。領海侵犯以前の話だよ、安全に航行すべし、100%の船が守るべき原則を完全に無視してるんだもん。ヘタしたらどちらも沈没だったでしょ。
 見た方、大半がそんな感想を持ったんじゃないかしら。国を挙げて大騒ぎするような内容、というより、こいつ海賊とちゃうか?というような。そういう意味でのがっかり感というか。

2)鶴は見られて実はホッとした、という説がある。見られない限り、延々と身を削って機織り、そのままだったら死んでたはずだ。でも、これで大手を振ってやめられる、あーセイセイしたあ!!!!ってね。これ、かなり信憑性がありそう・・・・・・。

 このお話、摂食障害の方や、なんらかの依存症の方が読むと、恩返しの終了事情が我が事のように思われて、内容全体が全然違う意味に置き換えられてしまうそうだ。そこら辺をひも解いて、鶴の恩返しの話を構成し直してドラマや舞台にしたら、面白いんじゃないか、ずうっと思ってるんですけどね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯能信金

2010年11月07日 | 
主催のコンサートへ。久しぶりである。前回は、ピアニストの梯剛之氏のリサイタル、まだ憶えてるんだもの、良い演奏だったんだろうと思う。今回は、なんと、寺井尚子さんであーる!!告知ポスターを観た時はたまげたんですが。
 チケットの抽選にうまい事当たりまして、飯信本店にババンとあるホールへ行ってみて、またビックリ!!いや、客層が・・・・・・・。揃いも揃って、年寄り組ばっかりなんだもん!!ホントウに全員が65歳以上って感じだったんだよー

 寺井さんはジャズヴァイオリニストのトップランカー、かなり先鋭的な曲&演奏をされる方、この客層と、どう考えても折り合いそうにない・・・・・心配になってくる、どうするんかなあ???

 寺井さんご自身も多分、舞台に出てビックリしたと思うんだ。しかーし、そこからが凄い、さすがプロだ!!!途中で曲目を変更してきてたと思う。前半で日本の「ふるさと」とかを織り交ぜて。そういう変更にさらっとついてくるメンバーも凄い・・・・・。後半も、映画音楽等々、年配軍団もよく知っている曲目+ピアソラの「リベルタンゴ」みたいな、強烈な曲をうまく配分して演奏してくれて。従って、ファンであるこちらは、普段ならまず演奏されそうもない曲を聴く事が出来て、大満足でした!!
 あとね、年寄り軍団の皆様が、かなり感動してたみたいで。あの年齢層は、拍手一つも考えちゃうみたいで、盛り上がりにくい人達ではあるのだが、結構皆さん入れ込んで聴いてたようだ。うーん、やっぱり、一流のプロは違う・・・・・。

 それにしても、飯信のオファーに寺井さんがよく応じたよなあ、と不思議感に囚われる。飯信ホールは小ぶりではあるが実につくりが良いんですけど。木がふんだんに使われてる。壁が全部木だし、椅子も木製だし。でもなあ~~~。コンサート前に理事長氏が挨拶してたんだが、この人、寺井さんを本当にご存知なのか?と思っちゃってねえ・・・・・。招聘するなら、もちっと勉強するべきなのでは?寺井さんはすごい人なんだよー!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする