なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

六本木

2004年06月25日 | 
の話を書こう。
 23日に一緒にライヴを聴きに行った友人は六本木在住なのだが。彼女に「六本木ではこんな経験をしてさあ」という話をしたら、「私が六本木に住んでる、と言うと、いろんな人が『自分の六本木体験談』を教えてくれるんだよねえ」と楽しそうに語ってましたが。
 というわけで、あっしの「六本木体験談」だが。あ~、おせち料理、ぜえったいに、「市販」のものは食べないぞお!!と思った思い出。

 獣医科にいた時、とにかく金がない。都合もなかなかつきにくいもんだから、短期バイトは絶対に逃さないようにしてた。で、年末にクラスメートから「おせち料理を詰めるバイト、しない?」と誘われたもんだ。場所は六本木の高級日本料理屋。そこで徹夜でおせちを詰めるバイトをすれば、時給¥2,000くらいだったかなあ?ホクホク飛びついたんだけど・・・・・。
 たまげましたね。そこの料亭が出してるおせち、デパートの販売価格1個2~3万円、一番すごいのは5万円だったっけ。のに、料理はバケツに入ってるのを汲む感じ、なんか限りなく「生ゴミ」風。板前はタバコを吸うし。田作りなんか、段ボール箱に詰め込まれた奴を盛り付ける。カンベン~~。で、盛り付ける前と、盛り付けた後に「消毒用アルコールスプレー」を吹き付ける!!カンベン~~!!
 挙句に田作りが大量に余ってしまった。その段ボール箱を押し付けられて帰宅。仕方なく研究室に1箱持って行ったが、1ヶ月経ってもなくなりゃしない。大量に食べる代物じゃないもんね。
 で、このバイトで覚えた単語。「バラン」というの。なんだと思います?ホカ弁のおかずの仕切りか飾りか?緑色のビニールのビラビラ、ギザギザした奴のことなのよ。あんなもんに名前があるとはシラナンダ。それというのも、盛り付けてる最中、深夜に「バランが足りない」という騒ぎ。で、深夜営業のすし屋かどこかにバランを求めて3千里。その間盛り付け班はボケッと待ちぼうけ。なんとか見つけたバラン、譲ってもらいはしたけれど、そのすし屋に超とっちめられたらしい。当たり前だよねえ、段取り悪すぎ!!
 という訳で、翌年は絶対やらん!!と思ってたんだが。
 やっぱり年末になると金がない。結局2年連続バイトする羽目に・・・・・・。で、2年連続で「バランがない~~」という騒ぎに付き合わされた。アホくさ。

 やっぱ、おせちは自家製が一番!!と思いますヨ。なんかなあ、2年目は「おせちを詰める重箱を拭く」というところからやらされたが、やっぱり、プラスチックの重箱にアルコールスプレーを撒き散らす。カンベン~~、でしたわ、全く。
コメント
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