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クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-06-24 09:56:41 | コンサート情報



<コンサート情報>



~反田恭平とアンドレアス・オッテンザマー指揮バーゼル室内管弦楽団の共演~ 

ストラヴィンスキー:オペラ「放蕩児の遍歴」よりファンファーレ
オネゲル:交響詩「夏の牧歌」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 op.58
ウィンケルマン:ジンメリバーグ組曲
メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調「イタリア」op.90

会場:フェスティバルホール
        
日時:2024年7月3日(水) 午後7時

指揮:アンドレアス・オッテンザマー

管弦楽:バーゼル室内管弦楽団

ピアノ:反田恭平

 指揮のアンドレアス・オッテンザマー(1989年生まれ)は、オーストリア出身。早くから音楽に親しみ、4歳でピアノを始め、10歳になるとウィーン国立音楽大学でチェロを学び、2003年にクラリネットに転向、ヨハン・ヒントラーに師事。その間、ピアノ、チェロ、クラリネットの各楽器で数々のコンクールにて優勝を果たす。その後、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラで、オーケストラ奏者としてのキャリアを開始。2009年、ハーバード大学在学中に、ベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミーに入学。その後わずか21歳で、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者に就任。現在、世界で最も注目を集めるクラリネット奏者の一人。ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者である父エルンスト、兄ダニエルとクラリネット・トリオ「ザ・クラリノッツ」を2005年に結成。近年は指揮者としても活躍しており、これまでに東京交響楽団、MDRライプツィヒ放送交響楽団、プラハ・フィルなどを指揮。

 バーゼル室内管弦楽団は、スイス・バーゼルに本拠を置く室内オーケストラで、1984年にスイスの音楽大学の卒業生らを中心に設立された。パウル・ザッハーが1926年に設立した旧バーゼル室内管弦楽団とは直接関係ないが、その精神を受け継ぎ、現代音楽を織り交ぜたプログラムを実施している。1999年にクリストファー・ホグウッドが首席客演指揮者となり、現在まで中心的な役割を果たしている。

 ピアノの反田恭平(1994年生れ)は、札幌市生まれ、東京都育ち。桐朋学園大学音楽学部で学ぶ。2012年「日本音楽コンクール」第1位(男性では史上最年少)、併せて聴衆賞を含む4つの特別賞を受賞。2013年ロシアへ留学。2014年モスクワ音楽院に首席(日本人初の最高得点)で入学。イタリアの2015年第25回「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」優勝。2017年第27回「出光音楽賞」受賞。2021年第18回「ショパン国際ピアノコンクール」第2位。2018年からは室内楽や自身が創設したジャパン・ナショナル・オーケストラのプロデュースも行っており、2021年にはオーケストラのための新会社を立ちあげ、奈良を拠点に世界にむけて活動を開始。2019年イープラスとの共同事業でレーベルを立ち上げ、2020年ストリーミング配信を開始。2021年からは若手の音楽家とファンを繋ぐ音楽サロン「Solistiade」を運営。現在はウィーンを拠点に指揮の勉強も続けながら国内外で活動を続けている。

【反田恭平×アンドレアス・オッテンザマー指揮バーゼル室内管弦楽団 日本ツアー2024】

6月28日(金) 19:00開演 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール(新潟)
6月30日(日) 15:00開演 富士ロゼシアター(静岡)
7月1日(月) 19:00開演 サントリーホール(東京)
7月2日(火) 19:00開演 オペラシティ コンサートホール(東京)
7月3日(水) 19:00開演 フェスティバルホール(大阪)
7月4日(木) 19:00開演 上野学園ホール(広島)
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