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★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●コンサート情報

2025-08-06 09:39:19 | コンサート情報



<コンサート情報>



~アンヌ・ケフェレックと下野竜也指揮札幌交響楽団の共演~

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番
ジョン・アダムズ:ハルモニーレーレ(和声学) 他

ピアノ:アンヌ・ケフェレック

指揮:下野竜也(札響首席客演指揮者)

管弦楽:札幌交響楽団

会場:札幌コンサートホール「Kitara」

日時:2025年9月6日(土)午後5時/9月7日(日) 午後1時

 ピアノのアンヌ・ケフェレック(1948年生まれ)は、フランス、パリ出身。父親のアンリ・ケフェリックは著名なフランスの作家で、生涯に80を超える作品を残している。5歳でピアノの演奏を始め、1964年にパリ音楽院に入学。1965年にピアノで、1966年には室内楽でそれぞれプルミエ・プリをとる。その後、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、アルフレート・ブレンデルらに師事し、1968年「ミュンヘン国際音楽コンクール」で優勝。以後、国際舞台の中心で演奏をつづける。独奏以外にも、カトリーヌ・コラール、ピエール・アモイヤル、フレデリック・ロデオン、イモージェン・クーパーなどと共演し、室内楽の分野でもよく知られた存在。1990年「ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジク(フランス音楽業界賞)」の年間最優秀演奏家賞を受賞。映画「アマデウス」では、ネヴィル・マリナーの指揮の下、ピアノ協奏曲の独奏を担当した。現在、世界を代表するピアニストの一人に数えられており、国際的な舞台で活躍を続けている。

 指揮の下野竜也(1969年生まれ)は、鹿児島市出身。桐朋学園大学音楽学部附属指揮教室で指揮を学ぶ。イタリアキジアーナ音楽院指揮科のディプロマ取得。1999年文化庁派遣芸術家在外研修員に選ばれ、1年間ウィーン国立音楽大学に留学、その後も2001年6月まで在籍。2001年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2011年広島市を拠点に活動する吹奏楽団である広島ウインドオーケストラの音楽監督に就任。2017年広島交響楽団音楽総監督就任。2023年NHK交響楽団正指揮者就任。2002年第10回「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」、第12回「出光音楽賞」、2006年第17回「新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞」、2007年第6回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、2013年第63回「芸術選奨文部科学大臣賞」、2014年第44回「東燃ゼネラル音楽賞」奨励賞などを受賞。上野学園大学教授。


【アンヌ・ケフェレック 2025年 来日公演スケジュール】

① 武蔵野市民文化会館 小ホール(東京・武蔵野市)

  日時:2025年9月1日(月)19:00開演
  内容:ピアノ・リサイタル(ソロ)

② 浜離宮朝日ホール(東京・中央区)

  日時:2025年9月2日(火)19:00開演
  内容:ピアノ・リサイタル「光と影の音楽世界」

③ 札幌コンサートホールKitara/札幌交響楽団定期演奏会

  日時:2025年9月6日(土)17:00/9月7日(日)13:00 開演
  内容:札幌交響楽団 第671回定期演奏会にて、ソリストとして出演
  共演:指揮 下野竜也、ピアノ アンヌ・ケフェレック
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●クラシック音楽●コンサート情報

2025-08-04 10:14:39 | コンサート情報



<コンサート情報>



~ブルース・リウとウラディーミル・ユロフスキ指揮バイエルン国立管弦楽団の共演~

モーツァルト:交響曲第32番 ト長調 K. 318
       ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K. 488
R. シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯 Op. 28
         組曲『ばらの騎士』

ピアノ:ブルース・リウ

指揮:ウラディーミル・ユロフスキ(バイエルン国立歌劇場音楽総監督)

管弦楽:バイエルン国立管弦楽団

会場:サントリーホール

日時:2025年9月26日(金) 午後7時

 ピアノのブルース・リウは、1997年パリで生まれる(カナダ国籍)。両親は中国・北京からのフランス留学生で、後にカナダへ移住。モントリオール音楽院で学び、ヴェトナム出身のダン・タイ・ソン(1980年アジア人初の「ショパン国際ピアノコンクール」優勝者、現在カナダ、モントリオール在住)に師事。「仙台」、「モントリオール」、「テルアヴィヴ」、「ヴィセウ」などの国際ピアノ・コンクールで入賞。そして2021年第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」で優勝を果たす。クリーヴランド管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、モントリオール交響楽団などのオーケストラと共演し、中国NCPA管弦楽団とは北米ツアーを実施。近年では、ウクライナ国立交響楽団およびリヴィウ・フィルハーモニー管弦楽団との2年連続の中国ツアーや、サル・ガヴォーでのラムルー管弦楽団との共演を行う。

 ウラディーミル・ユロフスキ(1972年生まれ)は、ロシア、モスクワ出身のドイツの指揮者。父は指揮者のミハイル・ユロフスキ。モスクワ音楽学校の音楽理論科で学んだ後、18歳でドイツに移住。ドレスデン音楽大学およびハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで学ぶ。その後、各地の歌劇場などで経験を積む。1995年アイルランドのウェックスフォード・オペラ・フェスティバルでデビュー。1996年から2000年までベルリン・コーミッシェ・オーパーの指揮者を務める。1995年ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場にデビュー。グラインドボーン音楽祭音楽監督、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、ロシア国立交響楽団芸術監督、グラインドボーン音楽祭音楽監督を歴任。2017年ベルリン放送交響楽団首席指揮者・芸術監督に就任。2021年バイエルン国立歌劇場音楽総監督に就任。2000年「フランコ・アッビアーティ賞」受賞。2004年「BBCミュージックマガジン」で世界で最も才能のある若手指揮者の一人に選ばれる。2004年「大英帝国勲章」受章。現在、世界を代表する指揮者の一人。

 バイエルン国立(州立)管弦楽団は、ドイツ・バイエルン州ミュンヘンにあるバイエルン国立(州立)歌劇場の専属オーケストラ。バイエルン国立(州立)歌劇場管弦楽団と呼ばれることもある。宮廷楽団として16世紀前半には既に設立されていた。19世紀末以降、ハンス・フォン・ビューロー、リヒャルト・シュトラウス、ブルーノ・ワルター、ハンス・クナッパーツブッシュ、ヨーゼフ・カイルベルトといった当時を代表する名指揮者たちが音楽監督を務めてきた。カルロス・クライバーとは、彼自身が音楽監督などに就任しなかったにもかかわらず、長期間良好な関係であった。オペラ中心の活動を続けているが、クライバーにはコンサートでも信頼を受け、そのもとで管弦楽団単独で来日した。1998年以来、ズービン・メータがバイエルン国立歌劇場とオーケストラの音楽監督を務め、2006年から後任としてケント・ナガノ、2013年からはキリル・ペトレンコ、 そして2021年からウラディーミル・ユロフスキが音楽総監督を務める。


【バイエルン国立管弦楽団 2025年 来日公演スケジュール】

①東京公演

日程:2025年9月26日(金)19:00開演(開場18:20)

会場:サントリーホール

指揮:ウラディーミル・ユロフスキ(音楽総監督)

ピアノ独奏:ブルース・リウ

②川崎公演

日程:2025年9月27日(土)13:30開演

会場:ミューザ川崎 シンフォニーホール

指揮・独奏:上記と同様

ワーグナー:歌劇『タンホイザー』 序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488(独奏:ブルース・リウ)
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
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●クラシック音楽●コンサート情報

2025-07-31 09:40:19 | コンサート情報



<コンサート情報>



~ヨーヨー・マ 2025年来日公演 無伴奏 チェロ リサイタル~

チャオ・ジーピン:Summer in the High Grassland
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調
アフメト・アドナン・サイグン:チェロのためのパルティータ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調
ジョージ・クラム:チェロのためのソナタ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調

チェロ:ヨーヨー・マ

会場:アクロス福岡シンフォニーホール

日時:2025年9月17日(水) 午後7時

 現代最高のチェリスト、ヨーヨー・マがふたたび福岡シンフォニーホールへ登場。慰めと喜びをもたらしてくれる無伴奏の世界。

 チェロのヨーヨー・マ(1955年生まれ)は、フランス、パリ出身の中国系アメリカ人。古典派から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、デビュー当時、「テクニックは世界最高」といわれた。父は、中国寧波生まれでオーケストラ指揮者・作曲家。母は、香港生まれで南京国立中央大学出身の声楽家。ヨーヨー・マの両親は中国を離れパリに渡りその後、彼が7歳の時にニューヨークに移り住んだ。5歳にしてすでに観衆を前に演奏を行い、7歳の時にはジョン・F・ケネディの前で演奏、また、8歳でレナード・バーンスタインが行ったコンサートでアメリカのテレビに出演した。ジュリアード音楽院でチェロを学んだ後、1976年ハーバード大学を卒業、人類学の学位を取得。1982年に、バッハの無伴奏チェロ組曲を録音する。1994年から1997年にかけて同曲の再録音を行う。室内楽にも熱心であり、ジュリアード音楽院時代から親密にしていたピアニストであるエマニュエル・アックスなどと共演。1991年に、ハーバード大学から名誉博士号を授与される。2000年、テレビドラマ「ザ・ホワイトハウス」に本人役で出演。9人のアメリカ大統領の前で演奏した。これまでに100枚以上のアルバムを制作。「グラミー賞」を19回、「エミー賞」「全米芸術賞」「大統領自由勲章」「ビルギット・ニルソン賞」など、数々の賞を受賞している。2021年「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞。2006年より国連平和大使を務め、2020年TIME誌の「最も影響のある100人」の一人に認定された。


【ヨーヨー・マ 2025年 来日公演スケジュール】

① 福岡公演

  日時:2025年9月17日(水)19:00開演(開場18:00)
  会場:アクロス福岡 シンフォニーホール

② 名古屋公演

  日時:2025年9月19日(金)18:45開演(開場18:00)
  会場:愛知県芸術劇場 コンサートホール

③ 東京公演

  日時:2025年9月20日(土)19:00開演(開場18:30)
  会場:サントリーホール 大ホール

  趙季平:『草原の夏』 (Summer in the High Grassland)
  J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調
  アフメト・アドナン・サイグン:チェロのためのパルティータ
  J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調
  ジョージ・クラム:チェロのためのソナタ
  J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2025-07-30 09:38:05 | コンサート情報



<コンサート情報>



~小林研一郎指揮大阪フィルハーモニー交響楽団 3大交響曲の夕べ~

シューベルト:交響曲 第7番 ロ短調 D759「未完成」
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界より」

指揮:小林研一郎

会場:フェスティバルホール

日時:2025年8月10日(日) 午後5時

 指揮の小林研一郎(1940年生まれ )は、東京藝術大学指揮科を卒業。1974年第1回「ブダペスト国際指揮者コンクール」第1位、特別賞を受賞。1987年から1997年までハンガリー国立交響楽団(現ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団)の常任指揮者、音楽総監督(GMD)を務め、現在は桂冠指揮者。ハンガリー・ブダペスト交響楽団名誉指揮者。日本では、東京交響楽団首席客演指揮者、東京都交響楽団正指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督・桂冠指揮者、名古屋フィルハーモニー交響楽団音楽総監督・音楽監督などを歴任。1986年ハンガリー政府より「リスト記念勲章」、1990年「ハンガリー文化勲章」、1994年ハンガリー星付中十字勲章(民間人として最高位)、2020年「ハンガリー大十字功労勲章」、2011年「文化庁長官表彰」、2013年「旭日中綬章」、2021年「日本芸術院賞・恩賜賞」を授与された。


【小林研一郎 2025年 演奏会スケジュール】

①8/2(土) 飯山市文化交流館なちゅら(長野)

②8/3(日) 同会場

③8/10(日)フェスティバルホール(大阪)
      大阪フィルハーモニー交響楽団

④9/6(土) シンフォニア岩国(山口)
      大阪フィルハーモニー交響楽団

⑤9/9(火) アクロス福岡 シンフォニーホール(福岡)
      九州交響楽団

⑥9/28(日) サントリーホール(東京)14:00開演
      「コバケン・ワールド Vol.41」
       日本フィルハーモニー交響楽団

⑦10/31(金) サントリーホール(東京)19:00開演
       日本フィルハーモニー交響楽団第775回定期演奏会

⑧11/1(土) サントリーホール(東京)14:00開演
      日本フィルハーモニー交響楽団第775回定期演奏会

⑨11/3(月・祝) ロームシアター京都 メインホール(京都)14:00開演
        コバケン・ワールド in KYOTO Vol.5 日本フィル

⑩12/21(日) 横浜みなとみらいホール 14:00開演
       第九特別演奏会
       日本フィルハーモニー交響楽団   


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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2025-07-28 09:56:50 | コンサート情報



<コンサート情報>



~沖澤のどか指揮京都市交響楽団 東京公演~

ファランク :交響曲第3番 ト短調 Op.36
リムスキー・コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 Op.35

指揮:沖澤のどか

管弦楽:京都市交響楽団

ヴァイオリン・ソロ:石田泰尚

会場:サントリーホール

日時:2025年9月23日(火・祝) 午後6時

 指揮の沖澤のどか(1987年生まれ)は、青森県三沢市出身。東京藝術大学音楽学部指揮科首席卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程修了。2011~2012年、オーケストラ・アンサンブル金沢指揮研究員。2015年、フェリックス・メンデルスゾーン基金の奨学生に選出。2017年、ダニエレ・ガッティとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるマスタークラスに参加。2018年第18回「東京国際音楽コンクール〈指揮〉」にて、女性として初めて第1位及び特別賞、齋藤秀雄賞を受賞。第7回「ジュネス・ミュジカル・ブカレスト国際指揮者コンクール」第3位。第1回「ニース・コートダズール・オペラ指揮コンクール」セミファイナリスト。2019年第56回「ブザンソン国際指揮者コンクール」優勝、同時に聴衆賞及びオーケストラ賞受賞。同年、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン修士課程オーケストラ指揮専攻を修了。2020年よりベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーの奨学金を受け、キリル・ペトレンコの助手となる。2022年3月には、急病のペトレンコの代役としてベルリン・フィルを指揮した。メルボルン交響楽団、MDR交響楽団、トーンキュンストラー管弦楽団との定期公演に登場。2023年第21回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」受賞。2023年4月京都市交響楽団の第14代常任指揮者に就任。2024年「セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)」首席客演指揮者に就任。2025年ボストン交響楽団を指揮予定。現在、ベルリン在住。


【沖澤のどか 2025年 演奏会スケジュール】

①8月17日(日)、20日(水)、24日(日)

「オペラ:ブリテン《夏の夜の夢》」
セイジ・オザワ松本フェスティバルにて、まつもと市民芸術館主ホール(長野県)で上演

②9月19日(金)、20日(土)

京都市交響楽団 第704回定期演奏会

③9月21日(日)15:00

京都市交響楽団「シェエラザード」
指揮:沖澤のどか
会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
兵庫県立芸術文化センター

④9月23日(火)18:00

京都市交響楽団 東京公演(サントリーホール)
プログラム:ファランク交響曲第3番 & リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」

⑤9月24日(水)19:00開演

会場:ハーモニーホールふくい 大ホール
共演:京都市交響楽団
演目:ファランク:交響曲 第3番 ト短調 op.36
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》 ヴァイオリン・ソロ:石田泰尚

⑥9月27日(土)13:30

京都市交響楽団 青森・八戸公演(SG GROUPホールはちのへ)
共演:石田泰尚(ヴァイオリン)
演目:ファランク:交響曲 第3番 ト短調 op.36
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》 ヴァイオリン・ソロ:石田泰尚
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●クラシック音楽●コンサート情報

2025-07-24 09:37:44 | コンサート情報



<コンサート情報>



~兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念 佐渡 裕指揮兵庫県立芸術文化センター管弦楽団のブリテン:「戦争レクイエム」~

ブリテン:「戦争レクイエム」

指揮・芸術監督:佐渡 裕

管弦楽:兵庫県立芸術文化センター管弦楽団

ソプラノ:並河寿美
テノール:小原啓楼 
バリトン:キュウ・ウォン・ハン

室内オーケストラ指揮:齋藤友香理

合唱指揮:矢澤定明

合唱:ブリテン「戦争レクイエム」合唱団

会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール
 
日時:2025年8月8日(金) 午後3時/8月9日(土) 午後3時/8月10日(日) 午後3時

 兵庫県立芸術文化センター開館20周年、そして終戦から80年となる8月の定期演奏会。近年、ベンジャミン・ブリテンに積極的に取り組む佐渡裕芸術監督が選んだのは、反戦と平和への強い想いが込められた特別な作品。20世紀イギリスを代表する作曲家、ブリテンが1962年に発表した「戦争レクイエム」は、第二次世界大戦におけるすべての犠牲者への追悼曲として書き上げられた。歌われるのは、第一次世界大戦中に若くして戦死した詩人、ウィルフレッド・オーウェンが戦争の不条理を訴える詩と、ミサの典礼文を対比させるように組み合わせ、構成されたテキスト。ソプラノの並河寿美、テノールの小原啓楼、そしてバリトンのキュウ・ウォン・ハンというおなじみのソリストと混声合唱、児童合唱が、大編成のオーケストラと、約1時間半にわたる大作を奏で挙げる。

 指揮の佐渡 裕(1961年生まれ)は、京都市出身。京都市立芸術大学音楽学部フルート科を卒業後、1987年のタングルウッド音楽祭に参加。バーンスタイン、小澤征爾らに師事。その後、バーンスタインのアシスタントを務める。1989年「ブサンソン国際指揮者コンクール」で優勝し、国際的な注目を集める。2015年、110年以上の歴史を持ちオーストリアを代表するオーケストラの一つであるトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任し、欧州の拠点をウィーンに置いて活動。また、パリ管弦楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団等、欧州の一流オーケストラに客演を重ねる。また、エクサンプロヴァンス音楽祭「椿姫」(パリ管弦楽団)、オランジュ音楽祭「蝶々夫人」(スイス・ロマンド管弦楽団)、トリノ王立歌劇場「ピーター・グライムズ」など、海外のオペラ公演の実績も多い。国内では兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラ首席指揮者を務める。2023年新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督に就任。

【佐渡 裕 2025年 演奏会スケジュール】

①7月19日〜27日 兵庫県立芸術文化センター(KOBELCO大ホール) 歌劇《さまよえるオランダ人》 佐渡 裕芸術監督プロデュースオペラ

②8月8日〜10日 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第161回定期演奏会

③8月16日 河口湖ステラシアター(山梨県) シエナ・ウインド・オーケストラ 30周年記念スペシャルコンサート

④8月19日 河口湖ステラシアター スーパーキッズ・オーケストラ 夏のスペシャル・コンサート

⑤8月24日 河口湖ステラシアター 富士山の麓で真夏の第九演奏会

⑥9月12日〜14日 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第162回定期演奏会

⑦12月12日〜14日 同センター 第165回定期演奏会

➇12月17日〜22日 新日本フィルハーモニー交響楽団 第九 特別演奏会(東京)
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●クラシック音楽●コンサート情報

2025-07-23 09:46:39 | コンサート情報



<コンサート情報>



~篠崎史紀と37人の武者たち ”マロオケ古典派浪漫” 演奏会~

ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op. 67 「運命」
        交響曲第6番 ヘ長調 Op. 68 「田園」
        交響曲第7番 イ長調 Op. 92

指揮者:なし

演奏:篠崎史紀と37人の武者たち <Meister Art Romantiker Orchester>

ヴァイオリン

  篠崎史紀(NHK交響楽団 特別コンサートマスター)
  石原悠企(読売日本交響楽団 首席ヴァイオリン奏者)
  大江 馨(ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団 第2ヴァイオリン首席奏者)
  倉冨亮太(NHK交響楽団 ヴァイオリン奏者)
  小林壱成(東京交響楽団 第1コンサートマスター)
  戸澤哲夫(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 コンサートマスター)
  西江辰郎(新日本フィルハーモニー交響楽団 コンサートマスター)
  村尾隆人(NHK交響楽団 ヴァイオリン奏者)
  横島礼理(NHK交響楽団 ヴァイオリン次席奏者)
  依田真宣(東京フィルハーモニー交響楽団 コンサートマスター)

ヴィオラ

  川邉宗一郎(東京藝術大学大学院修士課程在籍/サントリーホール
       室内楽アカデミー第7期〜第8期フェロー)
  佐々木亮(NHK交響楽団 首席ヴィオラ奏者)
  鈴木康浩(読売日本交響楽団 ソロヴィオラ奏者)
  中村翔太郎(NHK交響楽団 首席代行ヴィオラ奏者)

チェロ

  伊藤文嗣(東京交響楽団 ソロ首席チェロ奏者)
  北口大輔(日本センチュリー交響楽団 首席チェロ奏者/
      パシフィックフィルハーモニア東京 客演ソロ首席チェロ奏者)
  笹沼 樹(東京交響楽団 客演首席チェロ奏者)
  篠崎由紀(SHINOZAKI MUSIC ACADEMY代表/ジャスミン音の庭室内楽クラス主宰)

コントラバス

  大槻 健(Japan National Orchestra コアメンバー/紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー)
  水野斗希(Japan National Orchestraレジデントメンバー)

フルート

  甲斐雅之(NHK交響楽団 首席フルート奏者)
  中村淳二(NHK交響楽団 フルート・ピッコロ奏者)
  林 広真(東京吹奏楽団 フルート奏者)

オーボエ

  荒木良太(東京交響楽団 首席オーボエ奏者)
  古部賢一(新日本フィルハーモニー交響楽団 客員首席オーボエ奏者)

クラリネット

  堂面宏起(日本フィルハーモニー交響楽団 クラリネット奏者)
  松本健司(NHK交響楽団 首席クラリネット奏者)

ファゴット

  鈴木一成(神奈川フィルハーモニー管弦楽団 首席ファゴット奏者)
  田作幸介(名古屋フィルハーモニー交響楽団 首席ファゴット奏者)
  村中 宏(京都市交響楽団 ファゴット奏者)

ホルン

  上里友二(読売日本交響楽団 ホルン奏者)
  日髙 剛(新日本フィルハーモニー交響楽団客演首席ホルン奏者)

トランペット

  菊本和昭(NHK交響楽団 首席トランペット奏者)
  重井吉彦(読売日本交響楽団 トランペット奏者)

トロンボーン

  古賀 光(NHK交響楽団 首席トロンボーン奏者)
  鳥塚心輔(東京交響楽団 首席トロンボーン奏者)
  野々下興一(東京都交響楽団 バストロンボーン奏者)

ティンパニ

  岡田全弘(読売日本交響楽団 首席ティンパニ奏者)

会場:サントリーホール

日時:2025年8月15日(金) 午後6時

 稀代のコンサートマスター篠崎史紀が率いる国内トップクラスの奏者で構成された、指揮者のいない特別演奏会。拍手喝采が巻き起こった2023年公演を経て、待望の再演。

 ヴァイオリンの篠崎史紀(1963年生まれ)は、福岡県北九州出身。現在、NHK交響楽団の特別コンサートマスターを務める。愛称は“まろ”。1978年常磐高等学校1年の時、第32回「全日本学生音楽コンクール」全国大会高校生の部で第1位。1979年、史上最年少で「北九州市民文化賞」を受賞した。高校卒業後の1981年、ウィーン市立音楽院に留学。1982年、ウィーン・コンツェルトハウス大ホールにてヨーロッパデビューを飾る。留学中、「ヴィオッティ国際音楽コンクール」室内楽部門で第3位、第20回「ボルドー国際音楽祭」で銀賞を受賞。1984年アメリカのワシントン州で開催されたタコマ国際音楽祭においてアメリカ・デビューを果たす。1988年帰国し、群馬交響楽団のコンサートマスターに就任。1991年、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経て、1997年、NHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来N響をリードし、数多くの指揮者、団員からの厚い信頼を得ている。2001年「福岡県文化賞」を受賞。2008年北九州市文化大臣に任命される。2014年「有馬賞」受賞。2023年からはNHK交響楽団特別コンサートマスターに就任。このほか、篠崎史紀とN響メンバーによる室内合奏団での活動”MAROワールド ”などにも取り組んでいる。2020年度「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。WHO国際医学アカデミー・ライフハーモニーサイエンス評議会議員。著書:絵本「おんがくは まほう」<絵:村尾亘>(リトルモア刊)、エッセイ「音楽が人智を超える瞬間」(ポプラ社刊)。

【篠崎史紀 2025年 コンサートスケジュール】

①7月27日(日) 14:00

 みなとフィルハーモニー交響楽団 第21回定期演奏会 – 元NHK交響楽団コンサートマスターとしてソリスト出演。

 Toppan Hall(文京区)

②8月15日(金) 18:00

 篠崎史紀と37人の武者たち「マロオケ古典派浪漫」 – ベートーヴェン交響曲5番「運命」・6番「田園」・7番などを古典派アンサンブルで。

 サントリーホール 大ホール

③8月30日(土)

 九州交響楽団 第79回北九州定期演奏会

 J:COM北九州芸術劇場

④10月25日(土) 17:00

 MAROワールド Vol.54 “シュトラウスⅡ世” – 王子ホール開館記念、シュトラウスII世のワルツを九重奏で。

 王子ホール(東京・銀座)

⑤12月12日(金) 11:30

 浜離宮ランチタイムコンサート Vol.257 – ベートーヴェン《春》ソナタ、ブラームス「雨の歌」など。

 ピアノ:白河俊平

 浜離宮朝日ホール
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●クラシック音楽●コンサート情報

2025-07-21 09:38:10 | コンサート情報



<コンサート情報>



~ジャン=クリストフ・スピノジ指揮群馬交響楽団 演奏会~

吉松 隆:鳥は静かに...作品72(1997)
モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95,B.178「新世界より」

指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ

管弦楽団:群馬交響楽団

会場:高崎芸術劇場

日時:2025年9月20日(土)午後4時

 指揮のジャン=クリストフ・スピノジ(1964年生まれ)は、フランス、コルシカ出身。ヴァイオリニストと指揮者、ふたつの顔を持つスピノジは、1991年「アンサンブル・マテウス」を創設し、仏ブルターニュ地方において唯一と言える国際的名声を誇るアンサンブルに成長させた。アンサンブルとともに、パリ・シャトレ座を始めヨーロッパ各地で新しいプロダクションに携わっている。特に古楽の研究に情熱を注いでおり、2005年にはヴィヴァルディの未録音作品シリーズをリリースし、話題を呼んだ。カーネギーホールからアジアまで、その活躍の場は幅広い。チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)、フィリップ・ジャルスキー(カウンター・テナー)といった世界一流の歌手からの信頼も厚く、EMIヴァージン・クラシックスから発売されたヴィヴァルディのオペラ・アリア集「ヒーローズ(Heroes) 」は20万枚以上の売上を記録した。また、ピエリック・ソランやオレグ・クリーク、クラウス・グースといった世界的に著名なプロデューサーらと組み、独創的な舞台を世に送り出している。仏気鋭の振付師のカメル・ウアリと組んだハイドンのオペラ「オルランド・パラディーノ」では、新たな客層を開拓し評判を呼んだ。またスピノジが熱心に研究を重ねてきたモーツァルトの「魔笛」も幅広い層から好評を博した。2006年にフランスの文化大臣によりシュヴァリエ芸術文化勲章を授与された。また、アカデミー・ディスク・リリックによる2007年ベストオペラ指揮者も受賞した。トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、パリ室内管弦楽団、パルマ・レッジョ劇場オーケストラ、オスロ・オペラ・オーケストラ、ウィーン交響楽団やフィルハーモニア管弦楽団の客演指揮者としてのキャリアも踏んでいる。2010年6月、東京のサントリーホールにて新日本フィルハーモニー交響楽団、2012年3月9日、東京のすみだ平和祈念コンサート2012「1945年、そして「2011年3月、あの日を忘れない」にて新日本フィルハーモニー交響楽団のフォーレ「レクイエム」の客演指揮者を務めた。

【ジャン=クリストフ・スピノジの2025年 来日公演スケジュール】

①新日本フィルハーモニー交響楽団「すみだクラシックへの扉 #33〈金曜〉」

日程:2025年9月12日(金)14:00開演
会場:すみだトリフォニーホール 大ホール(東京)
指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ
曲目:ヴィヴァルディ/「四季」(全曲) op.8
   プッチーニ/歌劇 『ジャンニ・スキッキ』 より「私のお父さん」
   プッチーニ/歌劇 『ラ・ボエーム』 より「私が街を歩くと」 ほか

②新日本フィルハーモニー交響楽団「すみだクラシックへの扉 #33〈土曜〉」

日程:2025年9月13日(土)14:00開演
会場:すみだトリフォニーホール 大ホール(東京)
指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ
曲目:同上

③京都市交響楽団 第706回定期演奏会

日程:2025年11月29日(土)14:30開演
会場:京都コンサートホール 大ホール(京都)
指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ
曲目:ロッシーニ「アルジェのイタリア女」序曲
   ハイドン:「熊」交響曲、第82番
   ベートーヴェン:「田園」交響曲
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●クラシック音楽●コンサート情報

2025-07-17 09:47:11 | コンサート情報



<コンサート情報>



~牛田智大とアンナ・スウコフスカ=ミゴン指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の共演~

ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 op.95「新世界より」

ピアノ:牛田智大

指揮:アンナ・スウコフスカ=ミゴン

管弦楽:ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

会場:ザ・シンフォニーホール

日時:2025年8月30日(土) 午後2時

 ピアノの牛田智大(1999年生れ)は、福島県いわき市で生まれ、6歳まで上海で育つ。モスクワ音楽院で学ぶ。2008年から2012年にかけて開催された「ショパン国際ピアノコンクール in Asia」において、史上初となる5年間続けての第1位を受賞。2012年京オペラシティにおいてデビューリサイタルを行う。また、日本人クラシックピアニストとしては史上最年少の12歳でデビューCDアルバム「愛の夢」を発表し、好評を博す。2015年「愛の喜び」、2016年「展覧会の絵」、2019年「ショパン:バラード第1番、24の前奏曲」、2022年「ショパン・リサイタル2022」は続けてレコード芸術特選盤に選ばれている。東シュテファン・ヴラダー指揮ウィーン室内管(2014年)、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管(2015年/2018年)、小林研一郎指揮ハンガリー国立フィル(2016年)、ヤツェク・カスプシク指揮ワルシャワ国立フィル(2018年)、トマーシュ・ブラウネル指揮プラハ交響楽団(2024年)各日本公演のソリストを務めたほか、全国各地での演奏会で活躍。2012年第16回「浜松国際ピアノアカデミーコンクー」第1位、2018年「浜松国際ピアノコンクール」で日本人歴代最高位の第2位、ワルシャワ市長賞と聴衆賞も受賞。2019年第29回「出光音楽賞」受賞。その音楽性を高く評価され、2025年9月には、アンナ・スウコフスカ=ミゴン指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団日本公演のソリストとして7公演に出演。このほか、英国で開催された「リーズ国際ピアノ・コンクール」では聴衆賞を受賞。2025年「日本ショパン協会賞」受賞。

 指揮のアンナ・スウコフスカ=ミゴンは、ポーランドのクラクフ生まれの女性指揮者。2022年「ラ・マエストラ国際指揮者コンクール」優勝。以来、ワルシャワ・フィルをはじめとするポーランドの主要オーケストラと定期的に共演。2023年グシュタード音楽祭指揮者アカデミーにて「ネーメ・ヤルヴィ賞」を受賞。女性指揮者を支援する「タキ・オルソップ指揮者フェローシップ」を創設 。”Global Ode to Joy" (グローバル歓喜の歌) などのプロジェクトを主導し、音楽の普及に努める。2024年1月にはフィラデルフィア管にデビューし、評論家の絶賛を浴びた。2024/25年シーズンは、ベルン市立劇場で「エフゲニー・オネーギン」の新演出12公演を指揮するほか、ヤナーチェク・フィルハーモニー管、アルスター管など次々とデビューを重ねる。これまでに、ベルリン・ドイツ響、ポーランド放送響、パリ室内管、ニース・フィルハーモニー、ドレスデン・フィル、オタワ・ナショナル・アーツ・センター管等と共演。

 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団は、ポーランド、ワルシャワ歌劇場の管弦楽団を母体として、1901年にポーランドの貴族や財界人の主導のもとに設立された。初代音楽監督はエミル・ムイナルスキで、第1回公演には有名なピアニストのイグナツィ・パデレフスキも出演した。1939年に第二次世界大戦が勃発するまで、サラサーテやパデレフスキ、カザルス、ハイフェッツら数々のヴィルトゥオーソや、サン=サーンス、グリーグ、レオンカヴァッロ、リヒャルト・シュトラウス、ラフマニノフ、ラヴェル、ストラヴィンスキー、オネゲル、プロコフィエフ、フルトヴェングラーらの作曲家や指揮者が招聘され、共演した。「ショパン国際ピアノコンクール」において1927年の開催以来、主催者を務めている。第二次世界大戦中は、音楽活動の中断を余儀なくされ、ヨーロッパ楽壇において名誉ある地位をほとんど奪われた。楽団員の半数を失った上に、オペラ座に倣った世紀末建築の優雅な演奏会場も壊された。1947年から1948年に定期公演を再開するも、ようやく1955年2月21日に新様式による演奏会場が再建され、「国立管弦楽団」の名を冠された。2019年からアンドレイ・ボレイコ、2024年からクシシュトフ・ウルバンスキが音楽監督を務めている。レパートリーは幅広く、なかでもチャイコフスキーやブルックナー、マーラーなど、オーケストラの機能性を活かした作曲家の作品と相性が良い。


【ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 2025年 来日公演演奏会スケジュール】

ピアノ:牛田智大
指揮:アンナ・スウコフスカ –=ミゴン
管弦楽:ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

2025年8月30日(土)14:00 大阪・ザ・シンフォニーホール
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』

2025年9月1日(月)19:00     東京・サントリーホール
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、ブラームス:交響曲第1番

2025年9月2日(火)18:45     名古屋・愛知県芸術劇場コンサートホール
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、ドヴォルザーク:交響曲第9番

2025年9月5日(金)14:00    静岡・富士市文化会館ロゼシアター
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、ドヴォルザーク:交響曲第9番

2025年9月6日(土)14:00    千葉県文化会館
 
2025年9月7日(日)14:00    北上市文化交流センター さくらホール
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2025-07-16 10:00:16 | コンサート情報



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~藤田真央とチョン・ミョンフン指揮ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団の共演~

ヴェルディ:歌劇《運命の力》序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74《悲愴》

ピアノ:藤田真央

指揮:チョン・ミョンフン(ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団名誉指揮者)

管弦楽:ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団

会場:横浜みなとみらいホール

日時:2025年9月23日(火・祝) 午後2時

 世界最高峰のオペラの殿堂、ミラノ・スカラ座が誇るオーケストラ「ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団」。その最大の特徴は、スカラ座で代々受け継がれてきた一糸乱れぬ完璧なアンサンブル。まるで絹糸のようにしなやかで滑らかな音色は、この上なく優美で唯一無二。タクトに応えて表情を繊細に変え、聴く人の心を捉えて離さない。名誉指揮者である巨匠チョン・ミョンフンと国内外の第一線で活躍する藤田真央の豪華共演。

 ピアノの藤田真央(1998年生れ)は、東京都出身。小学生の時、「全日本学生音楽コンクール」小学生の部で優勝。この時、審査員を務めた野島稔(1945年―2022年)に後に師事することになる。その後、東京音楽大学で学ぶ。2013年第5回「ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール」日本人初の第1位、併せてワーグナー・ヴェルディ賞を受賞。2015年第1回「若い音楽家のための珠海国際モーツァルトコンクール」ピアノ部門グループBで第1位。2016年第20回「浜松国際ピアノアカデミーコンクール」第1位。2017年第27回「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」第1位、併せて聴衆賞などの3つの特別賞受賞。これは日本人では河村尚子以来、3人目の優勝。2019年第16回「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門第2位。2020年第21回「ホテルオークラ音楽賞」、第30回「出光音楽賞」受賞。2021年スイスのヴェルビエ音楽祭に招かれ、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を演奏し絶賛を博す。2022年、拠点をベルリンに移す。
 
 指揮のチョン・ミョンフン(1953年生まれ)は、韓国・ソウル出身。現在はアメリカ国籍。当初ピアニストして活動する。1971年からマネス音楽大学で学ぶ。1974年「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門に出場し第2位に入賞。1974年にジュリアード音楽院の大学院に進学し本格的に指揮の勉強を開始。1984年、ザールブリュッケン放送交響楽団の首席指揮者に就任。1989年パリ・オペラ座(バスティーユ歌劇場)初代音楽監督に就任。1992年フランス政府からレジオンドヌール勲章を授与される。ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団首席指揮者(1997 - 2005)、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団音楽監督(2000~2015)/名誉音楽監督(2015~)。東京フィルハーモニー交響楽団(2001年~2010年スペシャル・アーティスティック・アドバイザー、2010年からは桂冠名誉指揮者、2016年からは名誉音楽監督)、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督(2005年~2015年)などを歴任。1997年には、アジア各国の優秀な音楽家が集まったアジア・フィルハーモニー管弦楽団を結成。シュターツカペレ・ドレスデン首席客演指揮者(2012~)、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団名誉指揮者(2023~)に就任。

 ミラノ・スカラ座管弦楽団は、イタリア・ミラノ市にある歌劇場スカラ座を本拠地とするオーケストラで、スカラ座開場の1778年に創設。コンサート活動を行う場合は、スカラ座フィルハーモニー管弦楽団と名乗る。同楽団は、スカラ座におけるオペラやバレエ公演の演奏が主要な活動だが、劇場のオフシーズンである6月から10月には独自にシンフォニー・オーケストラとしての活動も行っている。古くから交響曲や協奏曲などのコンサートを行っていたが、アルトゥーロ・トスカニーニがスカラ座の音楽監督に就任したことで、より活動を本格化させた。その後、当時スカラ座の音楽監督だったクラウディオ・アバドが1982年、正式に「ミラノ・カラ座フィルハーモニー管弦楽団」を設立。独立したオーケストラとして今日まで充実したコンサートを継続している。特にムーティ時代にはヨーロッパ各国や日本ツアーを積極的に行い、同楽団がシンフォニー・オーケストラとしても高い実力を持っていることを世に明らかにした。

【チョン・ミョンフン指揮ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団 2025年 来日公演スケジュール】

札幌公演

日程:2025年9月20日(土)15:00開演
会場:札幌コンサートホールKitara
プログラム:ヴェルディ《運命の力》序曲、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(藤田真央)、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

東京公演①

日程:9月22日(月)19:00開演
会場:サントリーホール
プログラム:上記札幌と同内容

横浜公演

日程:9月23日(火・祝)14:00開演
会場:横浜みなとみらいホール
プログラム:ヴェルディ、ラフマニノフ第2番、チャイコフスキー第6番

東京公演②

日程:9月24日(水)19:00開演
会場:サントリーホール
プログラム:ヴェルディ、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(藤田真央)、ブラームス:交響曲第4番
サントリー

名古屋公演

日程:9月26日(金)18:45開演
会場:愛知県芸術劇場 コンサートホール
プログラム:ベートーヴェン第4番、チャイコフスキー第6番

大阪公演

日程:9月27日(土)14:00開演
会場:フェニーチェ堺 大ホール
プログラム:ヴェルディ《運命の力》序曲、ラフマニノフ第2番、チャイコフスキー第6番
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