ウド

2005年06月03日 | Weblog

発表するのがちょっと時期遅れになってしまったが、今年の春はちょっとしたことをした。ウドを作ってみたのだ。以前からやってみようと思っていたのだが、働いていたので、休日が来ると忘れてしまったりして、つい一度もやらないでいた。

裏山にウドが沢山ある。しかし、食べたことはない。たぶん、根本から青くなっているものは、固くて食べられる部分は少ししかないだろうと、ついぞ食べたことはなかったのだ。それでももったいないので、数年前から、これに木の葉をかぶせておけば、食べられる部分が増えるのではないかという考えてはいた。

ちょうど、昨年の秋にたくさんもみ殻をもらっておいたので、それを使ってはどうかということに気づいた。まず、ミカン箱大の大きさの段ボールの底を抜いて、ウドが生えてくるであろうと思われる所、つまり枯れたウドの幹の根本をぐるりと囲った。そして、その中にもみ殻をいれた。深さはおおかた30cm~40cmくらいだろうか。

もみ殻は、けっこうな量が必要だった。段ボール箱の大きさにもよるだろうが、横幅や縦幅のあまり大きな物は無駄な気がする。そして、段ボールの底の部分は外側に広げ、そこに30cmくらいの長さの伐採した太い木の幹をおいた。重しにしたのだ。重しだから木でなくてもよい。段ボールは軽いし、もみ殻も軽いので、落ち着きが悪いからだ。

そして、とにかく暖かくなるまで待った。時々は見に行ったが、今年はなかなか暖かくならなかったので、芽が出るのが遅かった。

そして、ついに芽が出た。5,6本の緑の芽がぞっくりともみ殻の上に顔をだしているではないか。その顔を出した部分は、葉になりかかっている。嬉しくてうれしくて、急いで段ボールを取り除き、もみ殻をかきわけた。すると何と太くて白い茎がぞっくりと出ているではないか。

数カ所やっておいたので、かなり食べられた。親しい人にも分けてやった。山ウドなので、香りも強い。皆にめずらしがられ、たいへん喜ばれた。すぐ隣の人にも分けてやった。

それが、隣の家は専業農家なのだが、その彼らに刺激を与えてしまったのだ。私のアイディアにひらめいたようだ。来春は、彼らも畑で私流のやりかたでウドを栽培するというのだ。普通は土を盛り上げて茎の白い部分を作るのだが、もみ殻を使うという手は気づかなかったようだ。もみ殻なら、掘り出すのが楽だ。かき分ければよいのだ。土は重いから、その分だけ労働が激しくなるんのだ。

もちろん私も来年もつぎも、この方式でやりたい。私は出荷するつもりは全く無いが。

写真は、もみ殻を取り除いたものだが、いちど白い茎を取って食べた後、また芽を吹いたものだ。今度はもみ殻をかけなかったので、茎は青い色をしている。何度も茎を刈り取られたら、ウドだってたまったものではない、枯れてしまう。刈り取るのは一度だ。




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